生活費と物価等一覧

 スペインでロングステイするに当たって、もう一つ気がかりだったことは、生活費のことだった。
 スペインは物価が安いとは聞いていたものの、実際はどうか。現実にこの目で確かめるまでは、どの程度か判らず心配したものだ。
 前回ツアーで訪れた時は、土産物を買う以外は、ほとんど買い物をしていない。せいぜい果物を買ったくらいだった。
 ロングステイの体験記を読んでも、安い、安い、という声はあるのだが、具体的な物価一覧もなく、僅かな具体例があっても、かなり古い事例であることが多く、その後どう変わっているのかわからず不満があった。
 そこでナポとかをるは、今回のスペイン滞在中の経費については、できる限り記録するように心掛けたが、実際はかなり尻抜けのところもあったようで、記録を整理する段階になって悔やんだ。
 エルチェにピソを借りて生活を始めたのが5月末のことで、6月始めから10月末までの5カ月間の生活は、ナポの腰痛手術後のリハビリが主体の毎日であったため、型にはまった、単調な行動の繰り返しとなり、幸か不幸か、経費的には低く済んだと思う。
 もし、ナポの体が普通で、自由に行動できていたら、あちらこちら観光に出掛けたりで、出費も嵩んだうえ、市民生活をゆっくり観察する暇もなかっただろう。
 しかし、出費が少なくて済んだとはいうものの、語学の勉強に家庭教師を雇い、3カ月で75,000ペセタの月謝を支払っているのだから、総経費としてはまあこんなものだろう、と考えている。

スーパーのレシートの一部

 スペインにおける物価等一覧については、エルチェ市の中央市場とスーパーマーケット“Mercadona”と“HiperBer”を中心に調べたもの。
 “Mercadona”は、バレンシア地方を中心にスペイン南部に数多くの店を持つ大企業だというから、品は安く、価格もかなりの普遍性を持つと考えらる。

 なお、スーパーの価格調べは、そのレシートを元に調べたものであり、一部の缶詰・瓶詰・パック分については、容量の記録洩れがあり、不備となっている。商品の原語名についても、レシートの印字不鮮明のため、誤記があるやも知れず、その点はご容赦願いたい。(別紙のペセタ価格については、2000年時点では6掛け、2004年時点では8掛け、の円換算をしてご覧いただければ、と思う。)
 結果的には、別表の
「月別・費目別生活費」に見られるように、毎月の費用は約20万ペセタであった。
 ふたりは4月にT/Cを、100ペセタ63円ほどで買っていたから、買い物に当たっては、いつも、ペセタ表示の価格に6掛けして円換算していた。したがって、毎月の費用は円にすると、約12〜3万円というところか。
 また、20万ペセタを現行のユーロに換算すれば約1200ユーロとなる。スペインのインフレ率は年3%程度だから、この数字は現在もそう変わってはいないといえる。
2002年1月からは「ユーロ」が導入されたが、ペセタをユーロに換算するには、ペセタ表示の数字を「168.38」で割ればユーロ表示になる。このペセタ対ユーロの換算率は固定されているが、ユーロ対円はそのつど変動している。2004年の2月は、1ユーロ=130円台) 

最後に、公共サービス料金について報告する。
 エルチェのピソには、都市ガスが引かれてなく、ガス会社と個別に契約を結んで、その都度ブタンガスのボンベを配達してもらうこととなり、これが大変厄介なことだった。

 また、電気代と水道代(ごみ収集代を含む)は、2ヵ月分ずつ家主の口座から引き落とされるので、その領収証に基ずき支払う契約となっていたが、途中請求がなく、結局ピソの解約時に精算した。

 1.電気代
  6月分   3,532ペセタ (後で気付いたが基本料を
                   2箇月分取られていた)

 7・8月分   6,864    (実態は、6,7月の使用分)

 9・10月分  6,864       (未確定のため前回と同額と
                 された)

   合 計   17,260(月平均3,452)

    (使用電力量は確認せず。冷蔵庫・洗濯機・
               電灯・パソコンを使用したもの)

電気代の請求書

2.水道代(ごみ収集費を含む)
   6月分     1,667
          ペセタ

7・8月分   5,886

  9・10月分  2,356 
   (前回より大幅に低い理由は聞けなかった)

 合 計     9,909
    (月平均 1,982)

 (使用水量は確認せず。 バスタブには湯を30cm
 程しか入れなかった)

3.ピソの管理費
    月額6,600ペセタを支払った。これについては、
   家主が負担する契約となっているケースもあるようだ。

4.ガス代
   個人でガス会社へ出向き、パスポートと直近の電気
  または水道代の領収証のコピーを添えて申し込まなけ
  ればならない。レンジ用と湯沸し器用の2個のボンベが
  必要となる。

    ボンベ使用料 5,770ペセタ(ボンベ返還時に
                     1,000ペセタ戻った)

    検査料    3,000

        保証料    6,000

        ガス代       2,230        (湯沸し用は、2ヵ月で
                     カラになった)

        合計    17,000       (すべて2個分の料金)   

      (ガスボンベは、その後3個交換したので、
               3、345ペセタの加算が必要) 

 5.電話代
   電話会社“Telefonica”の支店は、今や携帯電話のみに
  特化しており、家庭電話の設置等はすべて、「1004」へ
  電話で申込むこととなっている。私たちは手におえない
  ので、不動産屋に頼んで代行してもらった。その際、
  引落口座を用意しておく必要がある。

    電話設置費用等 42,800ペセタ  (3ヵ月に分割して
                        引き落とされる)

    回線使用基本料   4,500       (2ヵ月分)

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1,200ユーロ(月)の生活費!