最終更新日; 2007年10月13日

鳥と妖怪三昧 [2005/05/02-03]


意外と空いている?

 折角のGW、どこかへ行きたいと物色。 前回美保神社のお参りの際に行けなかった水木しげる記念館と松江フォーゲルパークに行こうと宿をインターネットで探すと、GW中にもかかわらず結構良い宿が残っていました。 早速予約をして松江に出かけました。

寝坊してしまった

大竹I.C. − → 山陽、広島、中国自動車道 → 安佐S.A.

 いつもなら6時半頃から起きている娘がこんな日に限って7時半頃まで寝ています。 お陰で、出発予定時刻の8時が大幅に遅れ、9時前の出発となりました。

大廻りをせずに

安佐S.A. − → 中国自動車道 → 三次I.C.

 松江に向かうには三次から国道54号線を利用して北上するコースと、岡山まで行って米子自動車道を利用するコースの2種類があります。 地図ソフトを利用してシミュレーションして見ると、殆ど時間的には変わりません。 そうはいっても無駄にガソリンを使うこともないので、距離的には近い三次コースを選択しました。

アイスクリーム

三次I.C. − → R54 → 道の駅「ゆめらんど布野」

 一般道を走るとつまらないのはサービスエリアがない事です。 最近は、これに代わる物として道の駅が各地に出来ています。 でも好きな「かんぼこ」はサービスエリアにしか売っていないので残念、と思っていたら「ゆめらんど布野」には売っていました。 早速手に入れて、車に戻ると今度は家内が散歩に出かけました。 戻ってくるとアイスクリームを手にしています。 「まるまる一つは食べきれないから一緒に食べてね。」と云いつつ買いに行ったのに、結局、二つ買って帰って来ました。 理由を聞くと、おいしそうだったからとの事。 確かに食べてみると、とっても美味しいアイスクリームでした。 機会があったら、また食べたい味です。

 
道の駅 「ゆめらんど布野」

道の駅スタンプラリー?

道の駅「ゆめらんど布野」. − → R54 → 道の駅「赤来高原」、道の駅「頓原」、道の駅「掛合の里」、道の駅「さくらの里きすき」 → R431 → 一畑薬師

 道の駅「赤来高原」でスタンプを押している際に、ふと横を見ると一畑薬師で「二才児まつり・四才児お礼まいり」という行事があるとのパンフレットを目にしました。 期間は4月29日〜5月8日で丁度良いタイミングです。 そこで予定を変更して、今日は一畑薬師とフォーゲルパークを回る事にしました。 参拝時間は1時半、2時半、3時半とありカーナビで到着時間を調べると1時半には間に合いそうも有りません。 そこで寄り道として道の駅巡りをすることにしました。

 国道54号線は高速道路が並行して走っていない主要幹線だけあって、道の駅がいたるところにあります。 同じ道の駅といっても、場所によって規模も趣も異なり、また、スタンプを設置している場所も様々です。 今回、訪問した中でも「ゆめらんど布野」と「掛合の里」の二ヶ所は比較的規模の大きい所でした。 時間がないのでスタンプを押して、写真を撮るためだけに立ち寄った所が殆どでしたので、機会があれば一つ一つゆっくりと見て回りたいと思っています。

 
 
道の駅 「赤来高原」
道の駅 「頓原」
 
道の駅 「掛合の里」
道の駅 「さくらの里きすき」

二才児まつり

 宍道湖に出て、出雲空港を横目で見ながら宍道湖沿いに一畑薬師に向かいました。 到着したのは予定通り、1時半過ぎでした。 途中の茶店でお昼を食べてからとも考えましたが、先にお祓いの受付を済ませて、時間があればお昼を取る事にしました。
 受付をするとご祈祷は2時半からでした。 1時半のご祈祷にはご祈祷の後に「草踏み神事」というのがあり、参加できずに残念がっていると、ラッキーな事にご祈祷の前に草踏み神事に参加しても良い事となり、本堂の下で待つ事にしました。 暫くすると係りの方がいらして、ここを先頭に2列に並んで下さいとの指示があり、たまたま居た位置の関係で先頭になってしまいました。 数人のお坊様が読経して歩く後ろについて、本堂の周りを歩きます。 それだけの事ではありますが、何故か清清しい気持ちになりました。

 1時半のご祈祷には40〜50組の方々がお参りに参加されていましたが、2時半のご祈祷は我々を含めて4組しかいませんでした。 「草踏み神事」には参加できましたし、懸命な選択だったかもしれません。 ご祈祷の最中に、若い夫婦が「姿勢が悪い」などと叱られるなど、ちょっとしたハプニングはありましたが、無事にお祓いを済ませる事が出来ました。

一畑寺
 一畑寺(いちばたじ)は、出雲神話の国引きで名高い島根半島の中心部、標高300メートルの一畑山上にある。 「目のお薬師様」として、古くから全国的な信仰の広がりを持つこのお寺は、1300段余りの石段(参道)でも有名である。
 創開は、平安時代寛平六年(894)、一畑山の麓、日本海の赤浦海中から漁師の与市が引き上げた薬師如来をご本尊としておまつりしたのが始まりで、与市の母親の目が開いたり、戦国の世に小さな幼児が助かったことから、「目のやくし」「子どもの無事成長の仏さま」はじめ、諸願に霊験あらたかなお薬師様として篤く信仰されいる。

駐車場の看板
本殿に続く石段
薬師堂

ベゴニアに埋め尽くされた空間

一畑薬師 − → R431 → 松江フォーゲルパーク

 一畑薬師と茶店での昼食で時間を喰ってしまい、フォーゲルパークについたのは、16時を回っていました。

 フォーゲルパークの長屋門を潜るとそこはベゴニアに埋め尽くされた空間でした。 フロアや花壇はもちろんの事、天井からもふんだんに吊るされていて、見渡す限りベゴニアだらけです。 次に140mある動く歩道に乗って丘の上に上がりました。 丘の上には「くにびき展望台」があって、宍道湖を見渡すことが出来ます。 フォーゲルパークを目指すときには、この展望台がランドマークになります。
 次のエリアが水鳥達のエリアになっていて、鳥達が飛んでいる間を通り抜けていく感じです。 人、鳥双方の衛生性を保つ為に、温室の出入り口には消毒エリアと設備が置かれていました。 そういえば2002年にオウム病問題で、一時閉鎖に追い込まれたことがあり、これくらいの配慮は当然なのかもしれません。
 更に熱帯系の鳥のゾーンを抜けると水鳥達の池があり、元の大温室に戻ることが出来ました。 園内のイベントとして、ペンギンのお散歩やペリカンの餌付け、フクロウの飛行ショーなどが催されているのですが、何せ入園した時間が遅かったので、一つも観ることが出来ませんでした。 次回、機会があったら是非とも観てみたいと思います。

天井から下がるベゴニア
大輪の花をつけている球根ベゴニア
ショウジョウトキの群れ
アカツクシガモ
インドガン

思っていたよりも良いホテル

松江フォーゲルパーク − → R431 → 道の駅「秋鹿なぎさ公園」 → ホテル一畑

 順繰りにスケジュールが遅れてしまい、ホテルへの到着予定の17時半になってもまだフォーゲルパークにいます。 慌てて一時間程遅れる旨をホテルに連絡し、フォーゲルパークを後にしました。
 ホテルはあまり検討せずに予約した割には良いホテルでした。 食事もそこそこでしたし、大浴場は眺めの良い最上階に設置され、ゆっくりと疲れを取る事が出来ました。

予想以上の人の山

ホテル一畑 − → R431, 485 → 境港駅 −→ 水木しげる記念館

 旅行2日目は境港が目玉です。 水木しげる記念館では、GW期間中の5/3〜5は先着250名に記念フォルダーのプレゼントがあるそうです。 開館は9時半からなので、9時頃に着けば良いと考えていたのが大間違いです。 連休の初日にもかかわらず、境港駅の周りの駐車場にはかなりの車が止まっており、駅から水木しげるロードに多くの方が向かっていました。 水木しげるロードの両側に設置されている妖怪達のブロンズ像を眺めながら、ゆっくりと水木しげる記念館に向かいました。 水木しげる記念館も大勢の方が並んでおり、先着250名などは当の昔に配り終えた雰囲気です。
 館内は1Fが妖怪の様々なシーンを設定した展示が、2F通常の展示室になっていました。 感想は、今ひとつといった感じでした。
 帰りも妖怪達のブロンズ像を見ながら帰りました。 鬼太郎、ねずみ男などのメインのキャラクターのブロンズ像の周りは人が集まっていて、写真を撮ることが出来ませんでした。 また、娘と妖怪を並べて写真を撮ろうとしましたが、娘が怖がってしまって大変でした。

こなき爺
赤ん坊の鬼太郎と目玉親父
ぬり壁
ねこ娘
すねこすり

これは美味い

水木しげる記念館 − → R188, R2 → 境港駅

 境港駅に戻る途中、行き掛けに目をつけていたお店に入り、お昼を頂きました。 このお店は夜は焼き鳥屋さんのようで、メニューを見て美味しそうだった「鶏飯」を頂きました。 元々「鶏飯」とは奄美大島の郷土料理で、ご飯の上に鶏のササミをほぐしたもの、錦糸卵、甘く焚いた椎茸のみじん切り、漬け物のみじん切り、青ネギの小口切りなどをのせて鶏ガラスープをかけて食べるものですが、此処では鶏のそぼろに溶かし卵を浮かせた鶏ガラスープをかけて食べました。 これがとっても美味しく、アッと云う間に食べてしまいました。 今後も、境港に寄る機会が有ったら、是非とも食べたい一品でした。

串屋 長右衛門
鶏飯

やっぱり美保神社へ

境港駅 − → R485 → 美保神社

 境港から境水道大橋を渡り、島根県に戻り次の佐太神社へ向かおうとした所で、やっぱり美保神社へ行こうということになり、Uターンして神社へ向かいました。
 駐車場となっている岸壁には相変わらず地元のおばちゃん達が焼きイカの屋台を出しています。 駐車場代替わりの焼きイカは帰りに買う事を約束して、美保神社へ。 参道にある糺社は2年前と変わらず、若宮社の方へ御動座されていました。
 美保神社は前回と同様に、非常に落着く良い雰囲気が保たれています。
 約束どおり焼きイカを一杯買い、車の中で頂きました。 今回は、前回の経験から切ってもらったこともあり、食べ易くて美味しかったです。

佐太神社でも

美保神社 − → R485 → 佐太神社

 予定より約1時間遅れで佐太神社に到着しました。 すると境内でなにやら行事が行われていて、氏子さん達でしょうか、白の裃をつけて周りを囲んでいます。 近づくと、獅子舞が演じられていました。 門をみると直会祭とありました。 直会とは神社に於ける神事の最後に、神事に参加したもの一同で神酒を戴き神饌を食する行事で、ここ佐太神社では盃の神事、猿田三番舞、獅子舞などが行われています。 獅子舞の最後には、集まってきた子供達の頭を齧って悪霊払いをしていました。 娘も齧ってもらい、一畑薬師に続いてお祓いをして頂く事が出来ました。
 お祭りで神社の方々が忙しくされていて、御朱印をもらい損ねたのがちょっと失敗でした。

佐太神社
 出雲國風土記に「カンナビヤマの麓に座す」佐太大神社(さだおおかみのやしろ)或いは佐太御子社(さだみこのやしろ)と見え、延喜式(えんぎしき)には出雲國二ノ宮と称され、出雲國三大社の一つとして杵築(きずき=出雲大社)、熊野、鎌倉時代においても杵築、日御崎とともに「佐陀大社」と称えられた神社である。
 中世には伊弉冉尊(いざなみのみこと)の陵墓である比婆山(ひばやま)の神陵を遷し祀った社と伝え旧暦十月は母神である伊弉冉尊を偲んで八百万の神々が当社にお集まりになり、この祭りに関わる様々な神事が執り行われることから当社を「神在の社」(かみありのやしろ)とも云い広く信仰を集めています。盛時には神領7千貫・神職224人を有し、年間七十余度祭禮が行われていたと云いますが、太閤検地で領地を減じられ神職75人となったと云われています。

祭壇
獅子舞
祭に参加する氏子さん達

あとは帰るだけ

佐太神社 − → R431, R9 → 松江玉造I.C. → 山陰自動車道 → 三刀屋木次I.C. → R54 → 三次ブルワリー → 三次I.C. → 中国、広島、山陽自動車道 → 大竹I.C.

 当初の目的としていたところは一通り廻り、時間も15時を回っていたので、帰る事にしました。 帰りは山陰自動車道で三刀屋まで行き、国道54号線、三次経由で高速に乗ります。 途中三次では、三次ブルワリーによって地ビールを求めました。
 妖怪達を見に行くつもりの旅行でしたが、結果的には娘のお祓いを二箇所でして頂く事が出来、急に思い立った割には充実した旅行となりました。


訪問場所のご案内

名称
内容
住所
電話番号
備考
ゆめらんど布野 道の駅 〒728-0202 三次市布野町下布野 661-1 0824-54-2929  
赤来高原 道の駅 〒690-3513 島根県飯石郡飯南町下赤名 880-3
0854-76-2007   
頓原 道の駅 〒690-3206 島根県飯石郡飯南町花栗 48
0854-72-1111
掛合の里 道の駅 〒690-2701 島根県雲南市掛合町大字掛合 1800-2 0854-62-1510
さくらの里きすき 道の駅 〒699-1312 島根県雲南市木次町山方1134-9 0854-40-0540
       
松江フォーゲルパーク 動植物園 〒690-0263 松江市大垣町52 0852-88-9800 \1,500
秋鹿なぎさ公園 道の駅 〒690-0262 松江市岡本町 1048-1 0852-88-3700
ホテル一畑 ホテル 〒690-0852 島根県松江市千鳥町30 0852-22-0188 \19,000/人
水木しげる記念館 記念館 〒684-0025 鳥取県境港市本町5 0859-42-2171 \700
串屋 長右衛門 食事 〒684-0005 鳥取県境港市松ヶ枝町9-3 0859-44-9489
三次ブルワリー 地ビール工房 〒728-0011 広島県三次市十日市西1丁目4-21 0824-63-3131



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