最終更新日;2003年09月30日

柳川 さげもん巡り [2002/03/21]


観光バスに乗って一路、柳川へ

新岩国 − → 岩国I.C. → 山陽、中国、九州自動車道 → 八女I.C. → 柳川

 新岩国駅前に集合して観光バスに乗り込みます。 広島始発ということで、新岩国からは3名ほどが乗り込みました。 あとは、ひたすら柳川を目指して進むだけです。

 九州自動車道の八女I.C.を降りると羽犬塚という町を通りました。 羽犬塚という地名の由来には面白い事に、いずれも豊臣秀吉がからむ怪犬説と愛犬説と云う相反する二つの説があるそうです。 一つは九州に遠征に来た豊臣秀吉が、ここで羽の生えた怪犬を仕留めて、弔いのために塚を造り石塔を建てたという説。 もう一つは、羽の生えたように敏しょうに飛び跳ねる秀吉の愛犬がここで死んだため、それを弔う塚を造りこの地を羽犬塚と名付けたという説。
 街角の交差点にも、羽の生えた犬の像が飾ってありました(写真が撮れずに残念)。

まずはうなぎのせいろ蒸し

 柳川に到着するといきなりお昼となりました。 とは云っても30分ほど早く着いてしまったので、『御花』の敷地内にある国指定名勝になっている松濤園で時間を潰してから食事という段取りになりました。

 松濤園と呼ばれる庭園は、仙台藩松島の景を模した設計で、園内約280本の松は200年から300年の古木。大広間前の巨石は、旧天守閣の台石を移したものだそうです。池には、毎年10月より4月半ばまで約500羽の野鴨が飛来し、間近に自然の姿を眺めることが出来るとの説明でしたが、園内には数十羽の野鴨が羽を休めていました。

 さて、待ちに待ったお昼です。 中には鰻が苦手という方もいらっしゃるので、バスの中であらかじめ苦手な人の調査を行っていました。 食堂に入ると、鰻の匂いがムンムンします。 それも其の筈で、ずらりと並んだテーブルで観光客がことごとく鰻のセイロ蒸しを食べていました。

松濤園
鰻のセイロ蒸し

さげもん巡り

 御花の敷地内にも「さげもん」は飾ってありますが、各家に飾られている「さげもん」を見るために街を散策しました。 本当に家によって様々な「さげもん」が飾られており、目を楽しませてくれます。 本当に家によって様々なものがつるされていてバラエティに富んでいます。 縁起の良い鶴、兎、宝袋、三番叟、鶏、這い人形が基本なんだそうですが、他にもねずみや牛、クマなども飾られていました。
 子供でも居れば記念にお土産にでもと思いましたが、残念ながら我が家には縁がないので見るだけに留めました。

さげもん
柳川地方で昔から女の子の初節句のときに、お雛様と一緒に飾るものです。雛壇の両脇にお部屋いっぱいに天井からぶらさげられるものです。柳川では女の赤ちゃんが生まれると、健やかな成長を願い、初節句に間に合うようにと、母親はもちろん、おばあちゃん、親戚のおばさんたちの手によって作られます。

吉井町のお雛様

柳川 − → 吉井町

 次は吉井町に向かいお雛様の見学です。 柳川と同じ様に様々なお雛様を各家やお店にお邪魔して見学する事が出来ます。 お雛様も様々で現代風のものから江戸時代に溯る古いものまで多種多様で、また、時代によってもお雛様の衣装や顔つきが異なる事も発見し、有意義な見学となりました。

筑後吉井のおひなさまめぐり
3月のひな祭り前後に、白壁土蔵の町並みを背景に、吉井町内の旧家や町在住者が所蔵する数多くのお雛様が各家々や商店、旧家、公共施設に展示されます。 お雛様は、江戸時代から現在までの豪華なものから珍しいものなど様々です。

車中でラッシュ・アワー

吉井町 − → R210 → 久留米I.C. → 九州、中国、山陽自動車道 → 岩国I.C. → 新岩国 − → 自宅

 夕方5時を過ぎると、さすがに駐車場には観光バスが一台しか駐車して居ませんでした。 良く歩いて疲れました。 吉井町を17:10分に出発して、帰路につきます。 吉井町から久留米I.C.を目指して西走していると平行して流れている筑後川に三連の水車が設置されている所がありました。 なんかいい感じの所なので、機会を見つけてまた来たいと思います。
 高速に入ると社内でラッシュ・アワー(主演:ジャッキー・チェン)が放映され始めたので、珍しく眠らずに最後まで見てしまいました。
 今回の旅行は、お雛様と言うことでちょっと抵抗があったのですが、なかなか楽しい一日を過ごすことが出来ました。


訪問場所のご案内

名称
内容
住所
電話番号
備考
御花 食事処 〒832-0069 柳川市新外町1
0944-73-2189  



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