最終更新日: 2007年05月20日


JR・花の寺巡り [1996/11/10]

JRのバスツアー

 JR西日本がキャンペーンで行っている「花コレクション’96 JRで行く、関西「花の寺」25ヵ寺めぐり。 スタンプラリー」の一環としておこなっているバスツアーに参加しました。 今回のコースは、関西北部の福知山舞鶴方面で、個人ではなかなか行けない場所と云うことで、安直にツアーに参加しました。

観音寺

 本来、あじさいで有名なお寺ですが時期が時期だけにあじさいを楽しむ事は出来ませんでした。

観音寺
奈良時代の養老四年(720)にこの地を訪れた法道仙人が、一霊木を感得して八尺余りの観音像を刻んで草堂にご安置されたのが当山の開基です。 その後、平安時代の応和元年(961)、踊り念仏で有名な空也上人が七堂伽藍を建立。 その後は元正・醍醐天皇勅願寺として栄え、現在は、100種1万本の紫陽花が咲く「あじさい寺」として多くの人達から親しまれています。
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楞厳寺

 襖絵として描かれた様々なカラスについて和尚様から非常に丁寧な解説を聴かせて頂く事が出来ました。

楞厳寺
楞厳寺は、天平四年(732)に林聖上人によって開山されました。再三の兵火によって当時の寺坊は焼失し、多くの貴重な古文書などが散逸しましたが、その後の元禄十六年から宝永五年にかけて現在の本堂が建立されました。本尊は薬師如来、日光菩薩、月光菩薩十二神将。 庫裏は宝暦八年の建立です。 また、本堂のふすま絵にからすが描かれていることから、通称カラス寺とも呼ばれています。
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金剛院

 ここでお昼を取る事になりました。 行きがけに敦賀の駅で積み込んだお弁当を配ってもらい、金剛院の下にある広場で三々五々お弁当を広げました。 丁度、紅葉で辺りは黄色い絨毯の様。 出掛ける際の不調もなんとか回復し、気持ち良い秋風に身を曝しました。

金剛院
金剛院は、平安初期の天長七年に平城天皇の第三皇子・高岳親王によって創建された古刹です。 七二代白河天皇、七四代鳥羽天皇后美福門院の帰依によりおおきに栄えました。その後度重なる戦乱によって衰退しましたが、先人の努力で多くの文化財を今日に伝えており、訪れる人々に当時の文化を伝えています。
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