【図案説明】 「上野城」と「上野祭だんじり」及び「俳聖松尾芭蕉」を描き伊賀市の花である「ササユリ」を配す。 開局７０周年記念日の４／１が初日です。

左　申請図　　　　　　　　　　　　　　　　右　ＦＡＸでの確認図

2005.10月、ＪＰＳ伊賀上野支部創設15周年記念大会に参加した折、局長にお会いしました。 現在の風景印が磨耗しているので、図案改正を検討している、と言うお話をしておられましたが、その後正式に依頼がありました。 このときのためにも、記念大会の翌日の観光では、できる限りの場所をご案内いただき、上野城、だんじり会館、忍者博物館などを積極的に観て、資料も集めてきました。 特にだんじりは大変美しく立派な文化財で、これを主役にしたいと思っていました。 お城も外せない、芭蕉か忍者を・・・と言うことになると、どれも窮屈で、おまけに2004年、上野市は合併により伊賀市になったため、県名付加でさらにスペースが小さくなりました。 下の現行印は、県名削除になったもので、元は上のスペースに「三重」が入っており、1983.2.16の新規使用です。 上野城、だんじり、芭蕉をあっちへ置いたり、こっちへ移したり・・・を繰り返していましたが、どれも定形のものを動かしてもまとまりがつかず、行き詰ってしまいました。 これではただはめ込みをしただけで、わたしが描かなくてもよいのではないか、どうしたらよいのか悩み、これまでわたしのデザインした風景印を眺めたり、風景スタンプ集で、他の東海郵政の風景印を眺めたり・・・しました。 芭蕉は人物とは言え、わたしが勝手に作るわけにはいかず、やはりここは木、花、鳥などの生き物を入れたらどうか、と思いつきました。 市の木は赤松、市の花はササユリ、市の鳥はキジとのこと。上野市の時には市の鳥が「白鷺」だったそうで、それだと絵になったのですが・・・。 結局ササユリを組ませることにし、お城の角度を少し変え、芭蕉を小さくしたところ、ようやくまとまりがつき、これなら、と思えました。 開局記念日の4/1は土曜日なので、臨時郵便局を開設する方向だそうですが、年度初めのため大変忙しく、まだ初日が確定はしていません。 公示が降りるまで原図を掲載するのは難しいと思いますが、どうぞお楽しみに。 　　　　　　　　　　　　2006.1.10記 東海支社からお電話をいただき、外枠が細くなること、県名が大きくなるので、だんじりの車輪が少し削られるがよいか？との確認。了承しました。　2006.2.7 東海支社から局に図案確認があったそうです。 転送していただいた画像を見ながら局長と電話で確認。 県名がよその支社よりもかなり大きいので、図案は多少縮小されましたが、了解しました。　2006.3.13 「郵趣ウィークリー」１２号に文字情報が掲載されました。公示は降りたと判断できますが、図案はまだです。　2006.3.16 「ゆうびんホームページ」に図案付きで掲載されました。　2006.3.18

現在使用中の風景印。 右は終日印です。（こちらはずっとしまってあったもの） 1995.7.3（県名削除　表示改正）　上野祭楼車・だんじり、ひょろつき鬼、上野城、サクラ。

スタンプを作成しました。 3/2に発注し、3/14に届きました。 3/6に電話があり、ササユリの端が切れるがよいかとの確認がありました。

絵をクリックすると切手と消印が大きく見られます。