2013.6.7〜9 (小型印の使用は6/7・8)   JPS昆虫切手部会 主催   於 切手の博物館
小型印申請図今年の小型印のテーマはアポロウスバシロチョウです。
昨年初めて外国産のチョウ・ブータンシボリアゲハを登場させましたが、このアポロウスバシロチョウもチョウ愛好家には憧れのチョウで人気が高いので選ばれました。
日本にはこのパルナシウス属は、ウスバキチョウ、ウスバシロチョウ、ヒメウスバシロチョウが棲息していますが、ウスバシロチョウにはこの赤紋はありません。

北杜夫は「幽霊」の中で下のように書いています。
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草原からは、初夏の風から生まれたようなウスバシロチョウが清楚な半透明の翅をゆるやかにうちふっていくつも飛びたった。Parunassiusというその属名は、あのアポロンの山、詩神の山の名称である。事実、蒐集家の珍重する近時の種類はアポロチョウとよばれ、その純白の翅に動脈血のような紅斑と黒檀のような縁どりをもっている。残念ながら日本にはアポロチョウはいない。その代り、内地産のこの唯一のパルナシウスには美麗なアポロチョウには見られない洗練された上品さと優雅さがある。
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第28回昆虫切手展 記念カバー
第28回昆虫切手展 記念カード
第28回昆虫切手展 記念カード
小型印のテーマは「アポロウスバシロチョウ」です。
地域によっても大変変異が大きいそうで、小型印を描く時にも迷いましたが・・・。

公式カバー(部会作成のフレーム切手)

A5サイズ パンフレット (昆虫切手部会制作)
  出品リスト(展示順)
アポロ蝶の生息環境・スイスアルプスの風景 難波乗安 1F
パルナシウス・コレクション 西田豊穂 14F
昆虫の切手帳  正野俊夫 3F
スロベニアの昆虫切手  難波乗安 2F
昆虫でたどる 北杜夫「幽霊」 澤口尚子 3F
身近な蝶 池内 昇 2F
すべてわたしのことである一蝶蛾の学名の中のアポローン神― 佐々木雅子 1F
台湾の天牛(カミキリムシ) 柴田 茂 1F
蝶・蛾の加刷切手 淀野孝雄 2F
国民体育大会の昆虫関係小型印等 田中克美 2F
クワガタムシ 西田豊穂 6F
蜂ブドー酒 加藤利之 1F

6/7 83名、6/9 106名、6/10 58名の入場者がありました。
ありがとうございました。

(これまでのパンフレット、小型印などの記録です。文字をクリックしてください)


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