2006.10.7〜8
会場 ホテル・ノースイン札幌 |
 毎年開催されている「切手収集家のつどいin北海道」ですが、主催はJPS各支部の持ち回りです。
2005年は旭川、2004年は北見の開催でした。
今年は札幌での開催、小型印を、と言うお話は昨年いただいたのでしたっけ・・・?
今年の初めに、では何をテーマにしましょうか、と言うことで話し合いを始めましたが、なかなか具体的なものは決まりませんでした。
最初は札幌らしさを出したいけれど、楽しい感じに、と言うお話で何かキャラクターを作ってしまおうか、と言う意見も出ていましたが、最終的にはオーソドックスに、時計台とクラーク博士を入れて欲しい、と言うことになりました。
札幌には2000年の冬に行きました。
時計台は、実際に行くとがっかりする、なんて失礼な話もありますが、わたしは実際に行ってみて、素敵なところだと思いました。
まだ古いデジカメでしたし、雪の中だったので、今回はクラーク像とあわせて、友人に新しく写真を何枚も撮っていただき、それらを参考にしました。
札幌中央局の風景印には時計台が入っていますから、これと比べられるのは必至。なのに直径たった32ミリの中に納めなくてはなりません(風景印は36ミリ)。
四万十トンボ局の小型印を描くときと同じですね。(^_^.)
時計台は少しでも大きく見えるよう、クラーク博士ももちろん、少しでも表情と言うのか特徴が分かるよう、大きく入れたいです。
大きく入れるには、外枠を取って、変形印にするのが一番なので、一度は文字を下に回し、時計台と博士を上に持っていったりもしましたが、安易に変形印に流れているとは思われたくなかったし、北海道の集いと言うシリーズとしても、ごく普通の規制の中で描くことにしました。
時計台はどこからの向きが素敵に見えるか、硬い定規で引いたような線に見えない角度はどこがよいか?
クラーク博士は胸像がモチーフですが、どこまで省略してもその人らしく見えるだろうか?
位置を入れ替え、向きを変え・・・試行錯誤の上、この形になりました。
7月は小型印を3つ仕上げなくてはならなかったので、ちょっときつかったですが、相乗効果で、どれかがうまくいくと、他もうまくいったり、どれももう少し・・・と言う時が一番心配でしたね・・・
参考画像は先にお送りしていましたが、最後に少し手直しをし、最終図案をお渡ししました。
北海道の郵趣家の方たちがより楽しく過ごされますよう、小型印でお手伝いできればと思います。
2006.8.6記
郵政公社のHP・小型印情報に掲載されましたので、公示が降りた模様です。
デザインに変更もなさそうです。
2006.9.7記
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9/7にPスタンプを発注しました。
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9/27昼までに一度配達されていましたが、不在のため、28日に再配達していただきました。
「スマイル」の色合いはずいぶん赤味が強いです。 2006.9.28
この頃、フレーム切手の注文が多かったため、予定より遅く届いたPスタンプもあったようです。 |
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絵をクリックすると切手と消印が大きく見られます。 |
Pスタンプ用の絵でしたから、まずは消印と同じ構図です。
もう少し描き拡げてもよかったかな、と言う気もしましたが。(^^ゞ |
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台切手 1982.1.29発行 近代洋風建築シリーズ第3集「旧札幌農学校演武場」
わたしが行ったのは12月、もちろん雪に覆われていました。
でもやはり多くの人が、憧れていた時計台に逢うことができた・・・と言う満足感にあふれた様子をしていた気がします。今はもう紅葉の季節でしょう。
葉が茂っている間は建物が陰になっていて写真を撮ることのできる角度も少ないようです。
すぐ後にはビルが控えていますが、絵はそんなものは消してしまっても違和感が無いのがよいですね。(^.^) |
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台切手 2001.9.3発行 ふるさと切手北海道版 「羊ケ丘展望台」
胸像が芸術品ですから、絵を描くのは楽しいとも、難しいとも言えます。(^^ゞ
容貌の彫が深いので絵になりますね。
同じ頃、夏目漱石の胸像の絵を描いていましたが、カイゼル髭は似ていますが、彫の浅い日本人を彫刻するのは大変だろうと、自分も学生時代に作りましたが・・・思います。 |
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「過去の切手収集家の集い」の小型印 と 現在の札幌中央局風景印。
呼人(よびと)局小型印「切手収集家の集いin北海道・北見」。
旭川中央局小型印「切手収集家の集いIN北海道・旭川」。
札幌中央局風景印(2006.4.1〜時計台、テレビ塔およびライラックを配す)。 |
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