第20回 昆虫切手展
2005.6.3〜5

JPS昆虫切手部会 主催   
於 切手の博物館
  <申請図>      
第20回 昆虫切手展 小型印 申請図1980年発行「第16回国際昆虫学会」記念切手テーマはギフチョウです。
(右は1980年発行「第16回国際昆虫学会」記念切手)
組ませる花はご相談の結果、カタクリになりました。
ギフチョウは年に1度早春に成虫が出現して、カタクリなどの花を訪れて蜜を吸い、カンアオイ類に産卵して短期間で姿を消しますが、環境庁発表のレッドリスト(1997年〜2000年)で絶滅危惧U類(絶滅の危険が増大している種)に選定されています。

下向きに咲くカタクリに吸蜜している姿を描き、特徴的な翅の模様を大きく入れるため、タイトルをずらし、局名を中央の水平に入れました。                  2005.3.26記

「郵趣ウイークリー2005-20号」に掲載されましたので、公示が降りた模様です。2005.5.19記
第20回昆虫切手展 記念カード
絵をクリックすると切手と消印が大きく見られます。
第20回昆虫切手展 記念カード
第20回昆虫切手展 記念封筒
第20回昆虫切手展 記念カード
3日間の小型印
貴重な京都産のギフチョウ標本ナガサキアゲハ、ミドリシジミなどわたしに関係のある標本セット!ギフチョウは、お借りしたり、いただいた標本やたくさんの写真を参考にしました。
清水山憩いの里 カタクリ群生地カタクリの花4/9  練馬区大泉町1-6にある清水山憩いの森にカタクリを見に行きました。
都内23区内にこんな場所があることをこれまで知りませんでした。やはりアンテナですね。(^.^)
カタクリカタクリ

パンフレットパンフレット左は、今回のパンフレット。
Illustratorでレイアウトして印刷屋さんで「クリーム」の色上質紙に印刷したもの。
右は、同じ原稿をカラーのままインクジェット印刷したもの。出品者へのプレゼントです。(^.^)
           出品作品
番号 出展者 タイトル フレーム数
1〜3 鈴木 瑞男   昆虫切手展の歴史 3
昭和45(1973)年にJPS昆虫切手部会が50名の会員で発足してから、昆虫切手展が開催されて今回で第20回を迎えることになりました。記念小型印の使用は、昭和52年から行われており、第6回昆虫切手展からは毎年切手展を開催し、15年連続開催で現在に至っている。
 切手展の作品目録と記念小型印印影の移り変わりも楽しんで頂きたいと思います。
4 佐藤 哲司   ギフチョウ 1
ギフチョウは日本だけに分布し、春1回だけ発生するスプリング・エフェメラルです。
昭和55年8月京都で第16回国際昆虫学会議が開催され、その記念としてギフチョウの切手が発行されました。それに合わせた切手展の小型印なども有り集めてみました。
5 岡崎 良隆   マラリア切手から 1
マラリアは、今でも数億人の患者がいる感染症です。1962年のWHOのマラリア撲滅運動のときを始め各国で切手なども多く発行されています。これらのマラリア関係の収集品の中から、一寸変っているものを整理してみました。中にはかなり怪しいものもあります。
6〜10 西田 豊穂   オオムラサキ 5
切手市でぐるぐる歩き回ることを、英語でスタンプ・ショップ・サーフィンと言うそうですが、最低何かを手に入れたいとき、私自身は、オオムラサキ関連のマテリアルを探すことにしています。たまには珍しいアイテムに出会えるし、値段も大したことはないので。
11〜14 西田 豊穂  ☆スタンプショウ'05 オープン部門グランプリ受賞 虫の美術史 4
 例えばデューラーのクワガタムシのように世界の美術史のあちこちで、結構活躍している小さな虫たち。それが切手やステーショナリーにどう紹介されているか、かなり徹底的に調べた結果を、今年のスタンプショウのオープン切手展に出品したところ、思いがけなく、グランプリ(日本郵政公社総裁賞)をもらってしまいました。幸運でした。
 作品構成に必要なキー・アイテムの入手はもちろんですが、昆虫全般、美術史全般についての再勉強が大変で、「閉館の時間です」と図書館の係員に叱られたことも何度か。
一昨年から昨年にかけて、ゴッホやシーボルト、伊藤若冲、竹久夢二、田中一村など、さまざまな絵画展が催され、会場で貴重な資料が得られたことも幸いでした。当部会の皆様の直接間接のご協力に対しても、心から御礼申し上げます。
15 澤口 尚子   楽し♪嬉し♪ビューティフル・ギャラリー 1
わたしは切手の発行時や消印の使用開始に合わせて絵を描いて楽しんでいますが、昆虫が入っている場合は特に積極的です。切手や消印のデザインから膨らませた世界をご覧ください。
16〜19 佐々木雅子   埒外独楽−私の昆虫切手展− 4
例会出席者全員参加の掛声の下、1987年の第4回から16年間気侭に作品にしてきたものを、1回分4リーフに限定して−@記念小型印を日替わり押印した目録と、作品解説の切り抜き A第1リーフ B適宜な1リーフ C自作の実逓−展示します。
20 柴田 茂   フィンランドの昆虫切手 1
フィンランドからは1954年に最初の昆虫切手として結核予防基金切手(単色で凹版印刷の3種)が発行された。その後も赤十字基金や国際切手展FINLANDIA’95記念などの図案としてたびたび取り上げられている。デザインはすっきりとして好感のもてるものが多い。ステーショナリーで発行された昆虫図案のものも含め展示します。美しいフィンランドの昆虫切手を味わっていただけたら幸いです。
21〜22 石原 博   群蝶オンパレード 2
蝶は一匹でも十分に魅力的ですが、その蝶が群れると、また違った表情を見せてくれます。切手や小型シート、カシェなどに描かれた群蝶を分類、整理しましたので、美しい群蝶、楽しい群蝶から不気味な群蝶まで、その多様な表情を楽しんでください。
23 加藤 利之   イギリスの昆虫切手 1
 イギリスは昆虫の種類が少ないためか、昆虫切手はあまり多く発行されていません。その反動かどうか判りませんが、蝶と昆虫切手が発行された時に多くの昆虫関係の消印が使用されました。これらを中心に紹介します。
24 加藤 利之   フランスの昆虫切手 1
フランスは大国であるにも関わらず、純昆虫切手はあまり発行されていません。昆虫図案唯一のシリーズ発行である不足料切手は、図案の昆虫も地味なものですが、凹版印刷の出来はすばらしく、じっくり鑑賞すると奥深いものがあります。
25 正野 俊夫   トリエステ 1
トリエステはイタリア半島の付け根東北部にある都市で、オーストリア・ハンガリー帝国の自由港として繁栄したが、第1次大戦後イタリーに併合された。第2次大戦後、米英連合軍占領地域(Zone A)とユーゴスラビア軍占領地域(Zone B)に分割され、それぞれの地域で切手が発行された。Zone Aで2枚、Zone Bで5枚の昆虫切手が発行されているので、それを展示する。
26〜27 正野 俊夫   ドイツのマキシマム・カード 2
マキシマムカードとは切手の図柄や発行目的に関連した絵はがきの上に切手を貼り消印したもので、切手収集特にトピカル切手収集の重要な材料である。ここではドイツで発行された昆虫切手のマキシマムカードを展示する。
28〜30 森 晋一郎   スイスの児童福祉 1
スイス児童福祉切手は、1950年〜1956年までの7年間に渡り発行された「昆虫切手最高傑作」の一つです。
今日では当たり前になったFDC、MC、実逓、切手帳、小型シート等の豊富なマテリアルが
我々を楽しませてくれます。
50年前とは思えない出来栄えをお楽しみ下さい。
31〜33 松林 豊   ベルギーの昆虫切手 3
今年はベルギー建国175年の記念の年です。1965年以降純昆虫、準昆虫と蝶蛾をはじめ蜂やトンボ、甲虫等を描いた数多くの切手が発行され亦消印も局により異るものが有り、それ等を選んで展示しました。
34〜35 倉橋 敏一   チェコスロバキア 2
 チェコスロヴァキアの昆虫切手は、伝統的な凹版切手として、芸術味豊かな美しさではヨーロッパ切手の中でも群を抜いている。著名なアーティストのシュヴァビンスキーが
デザインした多くの切手の中でも最も美しいといわれる9種の蝶蛾切手(1961)は、その最たるものである。今回の展示では、これらの切手をプルーフやMCを交えてご紹介
する。
36〜37 淀野 孝雄   アンドラの蝶・蛾切手 2
 小さく孤立したアンドラ公国は、北をフランス、南をスペインにそれぞれ接しており、風景は非常に岩がちで高い頂がもともと氷河によって削られた深い谷の上にそびえ立っています。 この国は、1976年に初めて蝶の切手を発行してから現在まで5回の蝶・蛾切手を発行しています。この切手とカバー等を整理して展示します。
38 木勢 庄平   アイルランドの昆虫切手 1
1921年にイギリスから独立したケルト系カトリックの小国であるアイルランドは、EU加盟、ユーロへの第1陣参加など欧州経済圏の有力な一員であってもNATOには参画せず中立を貫いている気概もある国です。
昆虫切手については、1985年以来、数回の発行と歴史は浅いのですが、自国のファウナに実に忠実です。昆虫切手濫発の風潮の中、気品ある切手やFDCをお楽しみください。
39〜40 難波 乗安   オーストリアの「環境郵趣」切手 2
1982年からオーストリアの環境団体が、通常切手のタブや切手面に孔雀蝶の加刷を行い、環境保護をアピールする活動を始めた。この加刷切手は、1983年に4種類の色を使用して横ペアの片方の切手面(3種の額面)に加刷されたものが合計12種類発行された。一方タブに多色印刷したものは、1982年から‘88年まで24種の台切手を使用した切手が発行された。当該環境保護の加刷切手を貼ったカバーや葉書に環境保護の記念印が押印された郵趣品等をテーマに収集する「環境郵趣」が誕生した。
合 計 40
昆虫切手展のPスタンプ 1 ウォルソル社製昆虫切手展のPスタンプ 14/25に発注したPスタンプ、5・12着でしたが、留守をしていたため、13日に引き取り。
「スマイル」はウォルソル社製でした。
昆虫切手展のPスタンプ 2 国立印刷局製昆虫切手展のPスタンプ 2
東海版ふみカード みほん東海版ふみカード
(これまでのパンフレット、小型印などの記録です。文字をクリックしてください)
 わたしが出品した作品のサムネール画像です。


トップページへ戻ります。