Dreams on feathers







エレベーターを降りたそのフロアは落ち着いた色のカーペットが敷き詰められている。

受付にはもう誰もいない。

そのままやや急ぎ足で奥に進み、正面の広い階段を上る。

大きな扉がいくつか並んだ前にはそれぞれ係員が立っていた。

少しためらってから、その中の一人に声をかけ重いドアを開けてもらった。



とたんに重厚な弦の響きが身体を圧し包む。

かろうじて人一人が通れるほどの細い隙間から身を滑り込ませると、すぐにドアはまた

音もなく閉じられた。

無作法な入場者に、振り向いて抗議の視線を向ける者は誰もいない。

ぎっしりと客席を埋め尽くした人々は、間もなく終幕を迎えるステージに魅入られたように

身を乗り出していた。



そして彼の目もまたまばゆい舞台へと―――その中心でスポットライトを浴びている1羽の

白鳥へと否応なく引きつけられる。



ほんの1、2分、彼は壁に背をつけたまま舞台に心を奪われていたが、最高潮に盛り上

がったオーケストラの響きとともに幕が下り始め、観客たちの歓声と割れるような拍手が

沸き起こると、我に返ったように時刻を確認し、軽く唇を噛み締めるようにして下りた幕の

向こうをじっと見つめた。











バックヤードのざわめきの中で、フランソワーズは弾む呼吸を整えていた。

カーテンコールを求める拍手が鳴り止むことなく響いてくるのを聞きながら、昨日より

さらに納得いく舞台になったことが嬉しくて、彼女はこの公演に携わる全ての人に、

心の中で感謝した。

心地よい疲労感と達成感に包まれて、早くも明日の千秋楽に思いを馳せたとき――――



頭の中に覚えのある感触が走った。

ハッとするのと同時に、聞き慣れた声が思いがけずクリアに頭に響く。



《003――僕だ》



思わず息を呑む。

隣にいた王子役のダンサーが何?というふうにこちらを見たのに、何でもないの、と首を

振って、さりげなく顔を明るい舞台から背ける。



009だった。彼は他のメンバーとBGの残したサイボーグ改造島の調査に行っていたはず

だった。

本当なら彼女も同行しなければいけなかったのだが、今回は調査が目的でそれほど

切羽詰った状況ではなかったことと、彼女が主役を務める公演がまもなく始まると

いうことで、このミッションからは外してもらっていた。

それが――――



こんなときに、しかも名前ではなくナンバーで呼びかけられたことに、彼女は一瞬で

その意味するところを知る。

内心の動揺を抑えて短く応えた。



《どうしたの?》



《すまない。至急君の力を借りなきゃならなくなったんだ。思いの外堅固でね、例の島。

タイムリミットもある》



《戦闘になったの?》



《そうだ》



《誰か怪我でも?》



《それはない。ただ時間がないんだ。詳しいことは後で話す》



「フランソワーズ」

王子が低く呼んだ。主だった踊り手たちがステージに上がるたびに、波のように拍手が

沸き起こっている。

まもなく自分たちがステージに上がる番だ。

うなずいて傍らに並び片手を預ける。



《地下の駐車場で待ってる。抜けられるか?》



問いかけの形ではあるが、そこに選択の余地はない。冷たくさえ感じられる009の

事務的な声がそれを告げている。



《わかったわ》



一言だけ応えて、隣の王子役の青年を見上げる。



―――ごめんなさい。できれば最後までパートナーを組みたかった。



客演の形の自分に真摯に向き合ってくれたバレエ団のトップダンサーに心の中で詫びる。

あと1日・・・・せめてこれが明日の夜、すべてのステージが終わったあとだったら。

それならみんなに迷惑は掛けなかったのに。

せめて――――



「行くよ」

「ええ」

進行係の合図で、二人は出演者全員が迎えるステージに最後に上がった。

拍手と歓声が一際大きくなる。

フランソワーズは一瞬眩暈を覚え、その視線と拍手を受け止めた。











通信を切ってすぐに彼女はステージに現れた。

一緒に登場した相手役にうながされ、優雅な足取りでひとり前に進み出ると、客席を

ゆっくり見渡して深く辞儀をする。

割れるような拍手が彼女一人のために贈られている。

何事もなかったように華やかな笑顔を見せる彼女に、ジョーの胸は痛んだ。



また・・・彼女の夢を壊してしまう。



壁にもたれたまま、ジョーはぼんやりと考える。



何度目だろう。こんなふうに僕が君を迎えにくるのは。こなきゃならなかったのは。

1・・・2・・・3・・・・・・・・。



拍手は鳴り止まない。

彼女の笑顔も変わらない。



ジョーはもう見ていられなくなり、逃げるようにホールを後にした。











いそがなきゃ・・・・。



オデット専用の小さな控え室に駆け込んだフランソワーズは、後ろ手にロックをかけると

慌しく衣装を脱ぎ始めた。

彼女を追いかけてきたスタッフの声と、強く叩かれるノックがドアを震わせる。



「どうしたんだ! まだカーテンコールの途中だぞ? おい! アルヌール!!」



ごめんなさい、ごめんなさい・・・・・・・!



心の中で何度も詫びながら、彼女はロッカーから自分の荷物を取り出し手早く服を着る。

シャワーを浴びたかったがそんな時間はない。

さっき舞台の上からちらりと見えたジョーは、目が合ったと思ったとたん、ドアを開け出て

行ってしまった。

だいぶ急いでいるようだった。もうきっと地下で待っているはず。



「おい!開けろ!! 客はまだ待ってるんだ。とにかく開けなさい!」

「フランソワーズ! どうした? 何があったんだ?」



人が増えてきた。

がちゃがちゃと力任せにドアを開けようとしているが、もちろんそう簡単には開けられない。



ごめんなさい・・・!!



フランソワーズは泣き出したい気もちをこらえ、冷たい水でバシャバシャと顔を洗った。

 

みんなに説明しているヒマはない。

メモを1枚、化粧台の上に置くと、脱ぎ捨てたオデットの衣装と自分のポアントをふと

見つめ、それから天井のダクトに腕を伸ばした。





人が途絶えたところを見計らってエレベーターに飛び乗り、地下まで一気に下りる。

駐車場に続く通路にはちらほらと人の姿があったが、フランソワーズは少し顔を

伏せ加減にしただけで、構わずに先を急ぐ。

”眼”を使ってジョーを探すと―――いた。

駐車場に入ってすぐのところで、両手をポケットに突っ込んで壁に寄りかかっている。

こちらに背を向けているので、いかにフランソワーズといえども彼の表情までは

わからない。

それでもじっと動かずに自分を待っている姿に、彼女は少なからず乱れていた自分の

心が、急速に静まっていくのを感じた。



―――待ってくれている。私が行くのを。

みんなと一緒に行くことを、疑いもせずに。

私があなたをすっぽかして、ここにとどまるかもしれないなんて、考えもしてないのね・・・。

信じて、信頼して、私を迎えに来てくれた。



・・・・・・ありがとう、ジョー。



フランソワーズは浮んできた淡い笑みをそのままに、駐車場に入るドアを開けた。











ドアが開いた何度目かの音に顔を上げると、やや頬を上気させたフランソワーズが

開けたドアを閉めるところだった。

綺麗な髪はまだきっちりと結い上げられたままで、折れそうに細い首が一際目を引く。



「お待たせ」

いつもと変わりない調子で、彼女は静かに微笑んでいる。

蒼い瞳がすばやく自分を一瞥し、怪我はないのね、ともう一度念を押された。

「ああ。大丈夫」

「良かった・・・・」



一言の不満を口にするでもなく、残念がるそぶりを見せるでもなく、穏やかな笑みを

浮かべるフランソワーズ。

ジョーはスッと視線を逸らして背を向ける。

「車をまわしてくる。ここで待っててくれ」





彼女の瞳に一瞬哀しげな翳がよぎったのが見えた。

一体何だ?この口調は。言いたいのはそんなことではないのに。

彼女にかけたい言葉は他にあるのに。

009としての僕がそれを言うことを躊躇する。こんなにも冷たく・・・・・・。

009、お前が彼女から奪おうとしているものは。























『私も一緒に――』

口に出しかけた言葉はそのままジョーの頑なな背中にさえぎられた。

有無を言わさず足早に視界から消えたジョー。



お願い、そんな辛そうな顔をしないで。私から目を逸らしたりしないで。

大丈夫。私は大丈夫だから。

すべてをあきらめることは、もう慣れているの。

踊るはずの舞台。受けるはずの称賛。掴みかけていた夢―――



ジョーの背中が、並ぶ車の角を曲がり消えるのを哀しい瞳で見つめていたフランソ

ワーズの耳に、ふいに甲高い子供の声が聞こえた。





「みんちゃん、ほら、落ち着きなさい」

振り返ると、少し離れたところで、まだ若い母親に連れられた3歳くらいの女の子が

はしゃいでいる。

同じように迎えの車を待っているらしい。

薄いピンクのリボンをつけて、ギャザースカートの裾をひらひらさせながら、その女の子は

片足を上げたり、背伸びをしたり、くるくるとまわってみたり、少しもじっとしていない。

「ほら、危ない。ちょっとじっとしてなさい。本当ならもうあなたは寝てる時間なんだから」

「ねぇ、ママ。みんちゃんもあんな風に踊れるようになる?」

「なるなる。ちゃんと先生の言うことを聞いて練習してればね。こないだみたいにお友達と

ふざけてばかりいちゃダメよ」

「みんちゃんね、みんちゃんね、あんなお洋服着てね、くるくる回ってみたい」

「わかったから・・・滑ると危ないからちょっとじっとしてて。もう、パパはまだかなぁ」

ややうんざりした口調の母親はそれでも、一生懸命にポーズを取る娘を蕩けそうな

優しい眼差しで見つめている。



フランソワーズは微笑んだ。

覚えがある。

あれはいくつのときだったろう。やっぱりバレエを観に連れていってもらって・・・・・。

素晴らしい舞台に興奮して、終わってから、ロビーで思わず踊り出してしまった。

兄さんは恥ずかしがってて、父さんと母さんには叱られて。

でもみんなとっても優しい目をしてた。

私は叱られても身体が止まらなくって、いつまでもくるくる、くるくる・・・・・・。







「ママ、ママ、ねえ、押さえてて! くるんてまわして!」

「もう、ちょっと静かにして」

母親にまとわりついていた女の子の背中に白い手が優しくそえられた。



「まっすぐ立って・・・・」

女の子が振り返ると、絵本にあったお姫様みたいな金色の髪と青い目をした女の人が、

かがみ込んで自分に笑いかけている。

「ハイ、ここにつかまって」

その人はバーのように腕を伸ばして、そこに小さな手をつかまらせた。

「あの・・・・・」

驚いている母親にちらっと微笑みを投げて、

「お腹に力を入れて・・・そう、かたぁくしてね、頭のてっぺんには糸がついてる。引っ張って

引っ張って・・・・」



女の子は突然知らない人に話しかけられて身を固くしたが、女の人があんまり綺麗で

優しそうなのにつられて、頬を真っ赤に膨らませながらも、一生懸命に言うとおりに

する。



「そう、上手よ。そのまま引っ張るわよ、首をながぁくして―――」

女の人は腕を少しずつ高くして、女の子の頭の上までもっていったところで今度は

もう一方の手に女の子の両手をつかまらせ腕をはずす。

両手を挙げてぐ〜んと伸びをする格好で、女の子は頑張っている。

「いい?お腹に力を入れててね。伸びて伸びて―――」



くるん!



「あっ・・・!」

とまどいながらも黙って見つめていた母親が思わず声を上げた。

まるで魔法みたいに、ほんとに綺麗に女の子が回った。ニ回転くらいしただろうか。

「うわ、みんちゃん、スゴイスゴイ・・・!」

弾んだ声をかける母親を、女の子は何が起きたかわからない、という顔できょとんと

見つめている。

そのとき車の止まる音がして、若い男性の声が「フランソワーズ――」とやや遠慮がちに

呼んだ。



女の人は床に置いていたバッグを拾い上げると、もう一度女の子に微笑みかけた。

「頑張ってね・・・・・きっと上手に踊れるようになるわ」

優しく頭を撫でて、そのまま身を翻して車に乗り込む。

ドアが閉められるのと同時に走り出していった車を目で追いながら、母親はまさか―――

今の人って、と首を傾げた。

さっきまで舞台で素晴らしい踊りを見せていたプリマドンナ。フランソワーズって言わな

かったっけ・・?

あとでもう一度パンフレットを見てみようと思いながら、でもまさかね、と考え直す。

だってまだカーテンコールが終わるか終わらないかだもの・・・・・こんな所にいるはず

ないわ。



そこへようやく家の車が来た。

「ごめんごめん、車どこに止めたかわかんなくなっちゃってさ」

「もう、パパいつもなんだから・・・・。みんちゃん、何してるの。帰るわよ」

しゃがみこんで何かを拾っていた娘をせかして車に乗せる。

「何拾ったの?」

「いいもの」

「まぁた石ころでも拾ってたんだろ。なっ、みんちゃん」

「違うもん」

「変なもの家に持って帰らないでよ」



後部座席のチャイルドシートにすっぽりと収まって、女の子はそっと小さな手のひらを

広げた。

そこには、ふわふわとした、白い一枚の羽。



はくちょうの、おひめさまのはね。



女の子はさっきの女の人の金色の髪と青い目をもう一度思い出す。

そして夢みたいに綺麗だった、初めて見た本物の“ばれえ”。



小さくあくびをして、女の子はその羽を大事そうにポケットにしまった。













海に続く道へと車を走らせながら、ジョーは助手席に座ったフランソワーズの横顔を

そっと盗み見ていた。

相変わらず淡い微笑みが浮かぶ口元。でもその瞳は潤んでいた。今にも零れ落ちそうに。

―――さっきの母娘連れ。彼女が今日のプリマドンナだと気づいたのだろうか。

逃げるように会場を後にしなきゃならない君を――――



「・・・・・・ごめん」

言えなかった言葉が、とうとう口をついて出た。

「ホントは・・・君を迎えにきたくはなかったんだ。みんなも反対して・・・・・でも、決め

たのは僕だ。君の力が必要だった。だけど・・・・・」

「ジョー、やめて」

身じろぎしたとたん、彼女の瞳からポロッと雫が零れた。

「でも・・・・・」

「違うの、コレはね・・・・」

慌てて涙を指で拭いながらフランソワーズは笑った。



「嬉しかったからなの」

「嬉しかった・・?」

「さっきの子ね・・・・あの子、バレエをやってるのよ」

「話したの?」

「見ればわかるわ。私の舞台を見て・・・・一生懸命真似しようとしてるの。私の小さい頃と

おんなじ」

「・・・・・・・」

「それでね、思ったの」



「私・・・・・戻ってきても、今度のことのほとぼりが冷めるまで、しばらくは日本では

踊れないだろうなぁって思ってたの。仕方ないことだけど、残念だな、って」

「・・・・・・・」

「でも、あの子を見て思ったの。私は・・・・こんな身体だけど、そのおかげで見られる

夢もある」

「夢・・・?」

「そう。・・・・・あと何年かして、あの子がバレエを続けてたら――私たち同じ舞台に

立てるかもしれないのよ」

「え・・・・?」

「ね?覚えていてくれるかしら、私の舞台を見たこと。ううん、忘れててもいいの。

でも・・・・・素敵だと思わない?」



交差点で止めた車の助手席を見る。

行き交う車のライトに照らされた横顔が、幸せな夢を描いて輝いている。



「10年・・・20年くらい先かしら? そのときはジョー、ちゃんと花束の一つも持って

きてね。今日みたいに手ぶらじゃいやよ。まぁ、今回は仕方ないけど」 



楽しげな笑い声。



君は・・・・・なんて、強くなった。

強くて、しなやかで、僕の迷いなんかあっさりと吹き飛ばしてしまう。

大空を舞う白鳥の羽、確かに君にもあるんだね。



フランソワーズ。僕はいつも、君に救われている――――。







「―――ずいぶんまた先のことを夢見るもんだね。手ぶらで来たのは悪かったけど」

信号が青に変わって、ジョーは前を向いてアクセルを踏んだ。

今度はフランソワーズが運転席のジョーを見て、安心したようにホッと息を吐き出した。

「・・・・・やっと笑ってくれた」

「え?」

「会ってからずっと・・・辛そうな顔してた」

「フランソワーズ・・・・・」

「あ、そうよね、笑ってる場合じゃないのよね。それはわかってるんだけど、でも・・・・」

フランソワーズはちょっと口を噤み、でもすぐに顔を上げると朗らかに続けた。

「私は大丈夫よ、ジョー。いろんなものを置いて行かなきゃならないのは私だけじゃない。

みんなもそうでしょう?あなただって。でも・・・私は欲張りなの。この夢だけはあきらめない

ことに決めたわ。10年先の花束、絶対貰うつもりでいるから忘れちゃいやよ」





―――10年先の約束。

果たされることは、あそこで消えそうに瞬いている小さな星を掴むより難しい。

君も、僕も、それを知っている。

それでも――――



「わかった。そのときはさっきの子と君の分、恥ずかしくなるくらいでっかい花束二つ

抱えていくよ」

「ホントね? 約束よ・・・・・・っ?! ジョー!!」



突然肩を抱き寄せられ唇の端にキスされたフランソワーズは、真っ赤になって頬を

押さえた。

「あっ・・・危ないじゃない! なんてことするの? 運転中に・・・!」

「今日のプリマドンナに賞賛のキス。花束忘れて怒られたから」

「ジョーったら・・・・! もう、ふざけないで!」

「ふざけてないよ。・・・・さあ、ここから少し飛ばすから捕まらないように見ててくれ」

悪戯な色を残した茶の瞳に、フランソワーズはあきれたようにため息をついた。



「・・・・・・・わかったわ。じゃあこれまでの経緯を」

「OK。あの島なんだが―――」





加速した車の向こうで、小さな星が少し輝きを増したように見えた。











そして―――それから10数年後。

ローザンヌのバレエコンクール会場で出番を待つ黒い髪と瞳の少女。

その手の中には、1枚の白い羽根の入った小さなしおり。

これを落としていったあのときの綺麗な女の人は、彼女の中では何の疑いもなく、

初めてみたオデット姫その人だった。物心ついてから随分探したけど、結局そのときの

プリマドンナには二度と出会えていない。

記憶ももうおぼろげだけど、澄んだ青い瞳と、「頑張って・・・」と言ってくれた柔らかな

声音だけは今も心に残っている。

ずっと自分を支えてくれた、大切な大切なお守り。



次第に高鳴っていく胸にそのしおりをしのばせると、少女は大きく深呼吸して顔を上げた。







《END》



                             Special Thanks: Minchan&Minchan-mama sama











☆あとがき☆

   

平和な街でバレエを続けているフランソワーズを、ジョー或いは他のメンバーが迎えにいくという場面は、原作、旧ゼロ(映画だったかな?)、新ゼロ、そして超銀小説(酒井版)にもありますね。
メンバー中最も平和で穏やかな暮らしを求め、またその未来が明るく開けている彼女が戦闘に
赴かなくてはならないというシチュエーションには、とても心を揺さぶられます。
一度は書いてみたい場面だったのですが、今回こういう形になりました(^_^;)
あ、ここのジョーはやはり新ゼロや超銀のジョーですね・・・。