映画を嫌いという人はいないと思う。
地上波・BSのテレビで「番組」として配信されるのを場合はもちろん、自分の意志でレンタル店で借りてくるDVD・BDで観るのも楽しい。ここ最近ではストリーミングサービスでPC・スマホ端末でも気軽に自分の好きな時間に、楽しめるのも魅力だ。自分の家やプライベートな環境で観ることを「映画を観る」という言い方をしていることがスタンダードになりつつあるのかもしれないが、ここであえて俺は異論を唱えたい。
映画って(元々は)映画館に足を運んで観るものだ。 本編前の他作品の予告編やローカル企業の広告も、全部含めて俺は 映画館で観る行為だと認識している。他人のおしゃべりや笑い声、その他気になる行為すべて含めてが映画を観るという行為なのである。 早送りも一時停止もない閲覧形態。便利すぎる弊害だろうか、映画館で観ているにもかかわらず、もう一度確認したくて、巻き戻しボタンを探したくなる気持ちになったことのある人は俺だけではないはず。
映画は娯楽である。 自分の心に余裕をもって楽しもう、できれば劇場で。
情報収集のツールではない。 早送りや巻き戻しなど許されない環境で、楽しむべきものなのである。