ねんきん定期便


日本年金機構から「ねんきん定期便」なる物が郵送で届いた。
節目となる年齢に達した人に、現段階での年金加入記録を届けるとともに、年金制度への理解を深めることが目的なんだそうな。
わざと判りにくくしているんじゃないかという疑念を抱かせるような難解な用語と書式の書類(※1) を何度もページをめくって読み取ってみる努力をしてみた。
国民年金と厚生年金の両方を合わせた仕組みであるという説明にも係わらず、俺の手元に届いたものにはどうやら厚生年金しか表現されていないようだ。俺のかすかな記憶によれば、国民年金を 悲しいかな 自ら治めに行った記憶がありありと甦ってきた。そう、悔しい記憶というのは年月を経ても刻まれている物なのである。社会人となってからは否応なしに給与天引きで控除される厚生年金にて治めているが、社会人になる前の国民年金を自ら治めに行った記録が反映されていないのである。

怒るという感情以前に 悲しい感情が先に俺の中で湧いてきた。
修正・調査を依頼するべく手続きをしました。


画像01 (画像01) 修正依頼をかけた返答。

「お申し出に基づいて調査した結果、確認できた記録については、加入制度欄の左側に"◎"を付しています。」
修正依頼をお願いした甲斐がありました。
俺が調査依頼をお願いした部分については認めて頂く事が出来ました。しかしいろいろ勘ぐってしまいがちになる感情は抑える事が出来ません。自己申告をしなければ、そのまま切り捨てにされて無かった事にされてしまっていたのですか?


画像02 (画像02) 国民年金 当時の納付通知書。
学生でもなく、社会人でもないという 切ない時期を過ごしていた時期に 国民の義務だから納付してください という趣旨の納付書がしっかり俺の手元にも届いた。・・・そして納付した記録がここに保存してありました。


年金制度そのものについて批判する気はさらさらありません。
大切な事ですし、その時代に応じて損得を超えて国民の義務として社会を支え合うという仕組みの趣旨については 理解しているつもりですし、意義はありません。

透明感とか公平性については言いたい事はたくさんあります。
・・・言いたい事を整理するので今回はここまで。




2016.5.25.


(※1) 個人の見解です。



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