初めてのHDD


外付けHDD(ハードディスク)の今昔を比較してみる。

2014年に俺が購入したアイテム。バックアップ用のメディアとして大活躍している。USBケーブル1本でデータももちろん、電源まで供給してもらえるなんてなんて素敵な代物なのでしょう。まるで夢のようです。これを書いている今が2015年なので、ついこないだ買ったばかりなのですが、いわゆる「型落ち品」として購入したので何だかリーズナブルにゲット出来ました。USB3.0の規格に対応している製品なのですが、たいへん残念なのは俺のパソコンが少々古いので、2.0の規格でしか転送速度が得られないのがもったいない所。万が一という時の為のバックアップの用途で使用しているので、まぁ必要十分な感じです。


1993年頃・・(今が2015年だから約22年前頃)だったと思われる時期に確か4〜5万円くらいの金額で購入したと思う。SCSI(スカジィ)と呼ばれる接続規格において外付けで接続するには色々なルールがあった。接続機器の番号管理の為、例え1台だけの接続でもターミネータ(終端抵抗器)と呼ばれる物を機器の接続ポートに接続しないといけないルールや、パソコン本体にSCSIボードと呼ばれる拡張インターフェースボードを用意する必要があったのも懐かしい。
この当時私が使っていたパソコンは、HDDが標準では付いていなかった。メーカーオプション品の用意であり、標準の外部記録装置は3.5インチのフロッピーディスクドライブが2基付いていた。
今から思えば、たったの200Mバイトという容量であったが、そのたったの200MBですら俺は使いこなせていなかった。SOSというランチャーは優れていたし、フリーソフトのFD等を利用してこのHDDを使いこなそうという努力はしたものの、ディスクの入替えの手間が要らないフロッピーディスクの延長線上の使われ方だったかなぁ。
確か途中からWindows3.1を導入したような気もする。OSの名前はWindowsであるが、俺の使い方はMS-DOSの後継的な使い方だった。だってWindowsのアプリなんてまだ無かったもん。この可愛らしい外付けHDDを接続していたパソコンはEPSONのPC互換機と言われるもので、PC-486SRという名前でした。ペンティアムが産まれる1つ前のCPUのi486が時代の最先端であり、ODP(オーバー・ドライブ・プロセッサ)を搭載できるというのが売りの1つでした。CPUの換装(交換)ではなく、あらかじめ用意されていたODPソケットに新しいCPU(ここで言うODP)を装着する、という時代であった。俺の場合は憧れを持ったままODPソケットを埋める事は出来ずに、次のパソコンへと買い替える事となったのだが。コンパクトでスタイリッシュで機能的なパソコンであった。


2015.6.22.
2015.6.24. (加筆修正)


【過去のネタ】

ポータブルハードディスク (2014.11.17.)





HOME