おいしいから売れるのではない・・・ (本)


最近読んだ本の話である。
本のタイトルは少々長いがこちら。

「おいしいから売れるのではない
売れているのがおいしい料理だ」
正垣泰彦 著

外食産業の風雲児「サイゼリア」創業者の著書。正確には 日経BP社が発行する月刊情報誌「日経レストラン」に連載されたものをまとめた書籍。

今や日本全国に当たり前のように展開しているイタリアンレストランチェーンも、こんなにこだわりがあったのか、と知らされる内容。
こだわりと言うのは、その経営ノウハウの話になるのだが、興味を持った方は是非、実際にこの本を読んでもらいたい。
経営に関するHow to 的な内容ではない、経営に関する哲学みたいなエッセンスがたくさん盛り込まれた内容の書籍である。
外食産業、飲食産業、小売業界、流通業に係わるすべての人に係わる内容が盛りだくさんな感じ。

俺なりにこの本から学んだキーワードは、以下の通り。
・売れない理由を外部環境のせいにしていないか?
・大切な指標は「人事生産性」。
・「なぜ自分はそれを問題だと感じるのか」を考えること。


ちなみに本のタイトルには、著者の思いが込められている。
目の前の現実を謙虚に受け入れて、本当にお客様が満足されることは何かを見極めよう


ここからは、俺の解釈。
消費者に受け入れられるものは、
品質、値ごろ(価格)、その提案の理由。
企業にとって商売とは継続的なものであり、その場限りのものではない。
継続して顧客に ひいき にしていただく為には、それなりの工夫が必要である。


2012.7.6.








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