「過ぎたるは猶ほ及ばざるがごとし。」
(意味) 度が過ぎているのも、物足りないのと同じこと。
有名な 孔子 の言葉である。

先日、俺の車のオイル漏れが発覚した。
実際に自分の目で見て確認したのが、やたらとオイルパンからポタポタと猛烈な勢いでオイルが漏れている。何のオイルだか判らないのだが、とにかくオイルが猛烈な勢いで漏れている。

慌てて、ディーラーに車両を持ち込んで調べてもらった所、結果はかなり意外な返答であった。
「どこも壊れていません。ただ、ATFオイルの油量が多過ぎて、上からあふれています。」だと。
整備記録を調べてみた所、ATFオイルを交換したのは 今から約9ヶ月前である。そんなに前の事が今頃になって 俺を慌てさせる原因になるとは。
ディーラーの整備士の方に最善策をお願いして、規定量となるまでATFオイルの量を抜いてもらった。実際に抜き取ってもらった量は何と 3リットル である。
入れ過ぎだっちゅーの。
9ヶ月前にATFオイルを交換してもらう作業をお願いしたのは、大手チェーンのガソリンスタンドである。整備記録によると12リットルのATFオイルを交換したとある。その時の会話を今頃になって思い出した。「抜き取りながらの作業なので、これだけの油量を使用しました。」との説明がその時にはあった。

何でも程々にお願いしますよ、という話。

高速道で、高速走行中に踏み込んだ時に、ミラーに映った白煙ほど、俺を慌てさせたものは無い。


2011.8.18.