ケータイを忘れた日


俺は携帯電話を2つ持っている。
1つは自分のプライベートな物。もう1つは持たされている物である。

今日、うっかりではあるが、持たされている方のケータイを家に置き忘れて出勤してしまった。最初はとても焦ったのだが、時間が経つにつれて割り切った感じと言うか、覚悟が出来たのか、新しい世界観を感じる事が出来た。
すごく精神的に楽なのである。
縛られない事がこんなに楽だとは思わなかった。
逆説的だが、普段はどんなに心理的な抑圧下にさらされているのだろうかと知ってしまった。

精神的には楽であったのだが、家に帰ってケータイの着信履歴を見る事が憂鬱であったのは確かな事実である。
家に帰ってから着信履歴を見てみると、着信履歴5件、伝言1件、メール受信6件という、とりあえず大した事の無い程度であったのが幸いである。
結果オーライという感じ。
やれやれ。


2010.4.23.




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