元気がいちばん


産まれてくるこどもがまだお腹の中に言い続けた言葉があった。
「元気がいちばん」

それ以上のことは何も望むつもりは無かった。
・・その当時は。

元気で健康なことが当たり前であると錯覚している今、
俺は今、とても欲深い事にそれ以上の事を求めようとしている。

しかし、よく考えてみた方がよいのかもしれない。
元気を授かった以上、それ以上の物を望むのはいけない事なのかもしれない。

ここ最近は俺は、客観的に人を見る力も持てたように思う。

他人の目ばかり気にしている神経質とも思われるやつ。
他人との関わり合いを避け続けるやつ。
言われた事だけこなして、それで満足しているやつ。

俺の知る限りのとても狭い視野の中で言わせてもらうならば、
家庭環境において、親が子離れしていない感じ・・だと強く思う。

平たく言うと、過保護っていうやつ。
親がすでにいない場合とか、例外的な環境が多々あるのは承知の上である。

いろんな親がいるし、
いろんなこどもがいる。

いろんな上司がいるし、
いろんな部下がいる。

ダメと言われて、あなたはどうする?
1.言う事を聞く。
2.ふてくされる。
3.反論する。
4.強がる。

あえて例えが判りづらい表現にしているのは俺の狙い。
今のあなたに置き換えて考えてみて欲しい。

1.自ら考える力を失い、他人の指示待ちな感じ。
2.相手の立場を考える事が出来ない感じ。
3.その場はいいかもしれないけど、その次は?
4.これがいいかも。

反骨精神 OK!
叱る方から見たら、面倒くさいのかもしれないけれど、これが無くっちゃ。
叱る人の立場よりもさらに上を目指すんでしょ?
目指して欲しいんでしょ?

俺の今の立場の本音。
こどもにはもっと強がりを言ってきて欲しいと思っている。
そして俺自身は、もっと強がりを言っていかなければ!!

もちろん、とびきりの余裕の笑顔で。


2008.5.13.






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