囲い込み


来年度(2009年春)からの入園を対象とする幼稚園の話。
この文章は2008年春に書いている事を念の為にわざわざ明記しておく。

体験入園、プレ入園、そんな感じで幼稚園へと足を運ばせる。
そういう体験入園に参加 する事が、『人気』幼稚園への入園への近道なんだそうだ。
既に入園しているお知り合いの方の推薦状まで取らなきゃ、体験入園さえ受け付けてくれない騒ぎである。
これってどういう事なのよ!?・・・と思いながらも、知人に頭を下げて推薦状を書いてもらっている自分がここにいる。

体験入園をしておかないと、入園はなかなか難しいのだという。
・・・あくまでも幼稚園側からの情報なのだが。
枠が決まっていて、体験入園者を優先して決めていくのだとか。

まだ自分で進路だとか言う物を選べない年齢の「人間」の進路を親が決めてしまうと言う、現実。
おまえはどんな幼稚園に行きたいのだ?

生まれて初めて親元から離れて、社会生活を体験する貴重な場であるだけに、あんまりテキトーには決めてはいけない様な気もするが、実際の所、どこもあまり変わらないような気もする。

親父の言った言葉が何故か気にかかる。
幼稚園とか保育園とか、結局は親どうしの付き合いなんだから、その辺をよく考えなさい。朝から喫茶店に行ったり、パチンコ屋に行くような親が多い保育園は如何なものかと思う。
・・・だって。
どうやら親父の中では、幼稚園と保育園とでは何かが違うらしい。
って言うか、最初から保育園は考えていないし。

正直、幼稚園と保育園では、先生の目の輝きが違うと思った。
これは俺自身の感想。なんだか後者は疲れている感じ。

教育と保育・養育はまた違う物なのか。


2008.3.31.






HOME