一生分の


人生において、その人の一生分のエネルギー量という物は決まっている物らしい。
若いうちに働きすぎた者は、老いてからあまり動けなくなるという話。

そんなことある訳がないと最初は思ったが、
よく考えてみるとそんな気もしてきた。

若いうちに鍛えておけば、老いてからも尚、動き続けることが出来ると考えるのが普通だろう。
俺も最初はそう考えた。

その人は「蝶番」に話を例えた。
動き続けた物は動きは良いが、いきなりポキッと折れてしまったりして駄目になってしまう。
あまり動かなかった物は、動きは重くて鈍いけれど、ずっとしぶとく動くのだと。

俺の知っている限りの、周りの人を思い浮かべてみると、すごく当てはまっているような気がしてきた。

こんなどうでも良いようなことを真剣に考えてしまうのは、きっと今すぐにでも擦り切れそうな程に働き詰めているからに違いない。

2006.5.28.




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