無人レジ


某スーパーの某店に無人レジがあると聞いた。
無人レジ!?
さらによく情報を収集してみるとそれは「セルフレジ」の実験だという。
ガソリンスタンドのセルフなら珍しくもなくなったが、スーパーのレジのセルフって!?
とにかく体験してみるべく行ってみた。

観察してみると、2台のレジがセルフレジとして稼働している。
買い上げ品目が5点以下の客に対してのスピードレジという位置づけみたいだ。
確かに無人なのだが、実験中という事もあってか、専任の監視係が1人付いて見張っている。

しばらく観察してみると結構利用率は高いようだ。
平日の昼間であったが、有人の普通のレジに対して半分くらいの利用率だろうか。
そして意外にも年配の客も多く利用している。

仕組みは至って簡単で、商品のバーコードを機械に読みとらせて、金を投入するだけ。
不正防止の仕組みとして、バーコード読みとりの前と後で、商品の重さを計量するようになっていた。だから一つずつスキャニングしなければならない。
実際にやってみたが、大型の見やすいディスプレーに逐一分かりやすい説明が表示されるほか、明瞭で聞き取りやすい音声ガイドが次の動作の指示を客に促す。
実に簡単で、しかも分かりやすい。
そして何だか楽しい感じもする。
これは良いかも。

飲料の箱売りや、バーコードの付いていない野菜類はどうするのか、はたまた支払い方法として、商品券などは使えるのかなどの幾つかの疑問は残ったものの、なかなか良い印象であった。

レジ係に過剰なまでの接客サービスを受けたくないという客層には良いかもしれない。
最初は、ガソリンスタンドみたいに、安くならなるんだったらセルフレジでも良いかもね、なんて思っていたけど、「手軽さ」と「スピード」というのは充分に付加価値になり得るし、サービスとして立派な要件だと感じられた。

全国的に流行る予感。

セルフレジ

2005.10.6.




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