デアゴスティーニ が発行する「週刊ガンダム・FACT FILE」を買っている。
この手の商品を購入するのは俺にとっては初めての事なのだが、なかなか気に入っている。散りばめられたありとあらゆる情報を長い時間をかけて集めていくスタイルのこれは、雑誌と言うよりは、コレクションなのだろう。
メカニックファイル、パーソナルプロファイル、MS運用理論、宇宙世紀年表、歴史フォーカス、宇宙世紀ガイド、広がり続ける世界、ガンダム用語辞典 という全部で8つの章に断片化されたファイルが毎号、少しずつ発行されていき、購入者はそれを自分の好きなようにファイリングしていくというものである。
あらかじめすべてのものが手に出来るのではなく、断片化されたものを少しずつ自分で組み立てて、完成させていくという過程が楽しめる作りになっている。
俺は買い忘れがないようにと定期購読を申し込んだのだが、この場合は2週間に1回、2号分がまとめて郵送される仕組みになっている。この2週間という時間が待ち遠しいようでいて、それほど長くもないというか、絶妙な感じである。
俺自身はガンダム大好きな訳なんだけれども、実は初期の頃のものしかあんまり興味が無くて、全部で14ものガンダムと名前の付く作品があるなんて事ははっきり言って知らなかったし、また、俺の知らないガンダムには興味も無い事なのである。
それにしても定期購読までしてしまう俺って、感じである。
なんでもこの商品は100号までの発刊を予定しているらしいのだが、俺自身がどこまで付いていけるのかが、自分との戦いというか、楽しみでもある。

最近、大手量販店などの玩具売場に、大きめサイズのガンダムプラモデルが5桁を越える金額で普通に販売されているが、それが気になってしようがない。誰が買うんだこんなの、みたいな感じで最初は見ていたのに、だんだんと欲しくてたまらない感じになってきたりして。

プラモにしても、雑誌にしても、完成されていないものを自分の手で少しずつ作り上げていく楽しみを持たせていることに商品価値というか、魅力があるんだろうね、きっと。

2004.11.17.