マイちゃん


仕事帰りにしばしばお世話になる、焼き鳥の旨い居酒屋で飲んでいたときの事。
ひょんな事からマイちゃんという女の子と同席する事となった。
彼氏と喧嘩してなんだか時間を持て余していたらしい。
俺が苦手とするギャル系な面は特になく、どちらかというと素朴で清純な印象の強い彼女に対して何となくではあるが好印象を抱いて、良い気分で飲んでいたのだが、結果的には後味の悪いものとなった。
プーさん柄の可愛らしい煙草入れを使っている所までは何となく微笑ましかった。
「これだと学校で、煙草だってばれないの。」だって。

スナックのママからの電話がかかってきた事、乗っている車がシーマである事、ブランドは嫌いとしきりに言っていたはずの彼女の財布は超有名なブランドものであった事。
今の18歳ってこんなんだろうか。

視線をそらす事なく、じっと相手の目を見続けて会話の出来る感じは好印象だったのだが、後に立ち寄ったゲームセンターにたむろしていた地元のチンピラもどきのチームと顔見知りだったりなんかして、なんだかなぁ、って感じ。

いろんな世界があるのだなぁ、って率直に実感。
すべてのこの歳頃の女がこんなんでは無い事を願ったりするのは、俺の幻想的な感覚ではない事を祈りたい気分になった。

2003.10.25.




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