会社のレクリエーションで来月、八景島シーパラダイスに行くという。
定休日もないこの御時世に従業員が全員揃ってレクに出かけることは出来ない。
近隣の店舗と合同とし、わざわざ2日間にわけて、各日半々に店舗の従業員を振り分けて
レクに参加させるというのである。
その昔まだ定休日があった頃は、店舗の従業員は揃って旅行やスポーツ大会などに参加することが出来た。しかし営業機会の拡大は今や社会的にも求められ、そして企業が生き残る術として当たり前の事となってしまった。営業時間は拡大し、定休日という名前の物は無くなってしまった。
何も、カレンダー通りに休日を取得出来ないのはこの企業に限ったことではない。
無い知恵を絞って、新しいスタイルでのレクの企画は素晴らしい試みだと思う。
しかし俺は出欠票の「不参加」の欄に印を付けた。
過去に縛られている俺がまだここにはいる。
別れた彼女との最後のデートの場所だから、という理由は社内では言えない。
いつになったら俺は俺を乗り越えられるのだろうか。
2003.9.8.
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