64K → 24M


インターネットに接続する為の回線契約を変更した。
今まではNTTの提供する、フレッツISDNというデジタルな回線だったのだが、回線速度の遅さ加減にいい加減我慢が出来なくなってきたので、いろいろ迷ったあげくに、NTTの提供するフレッツADSL モア2 という、アナログでは現在最速の24Mのサービスに移行する事とした。

ADSLサービスに謳われている速度表示は、実際にはそんな速度は出ない。
電話局からの距離とか、回線が外部から受ける影響だとか、そんなもので大きく変わってしまう事はよく知られている事だが、出ないはずの速度表記を全面に掲げてアピールするって言うのはどうも俺には納得出来ない。
ちなみに 俺の場合の実効速度は0.2M (200K) な感じである。
24Mと謳われているサービスにおいての実効速度が、たったの0.2Mである。100分の1じゃあないか。かなり残念な感じである。
モデムのリンク速度を調べてみたら、上り768K、下り288Kという数字であった。電話局との距離が遠いのか。
今までのISDNの実効速度が64Kだったとすると、約3倍のスピードアップなのであるが、期待値が高すぎたせいか、とても遅く感じる。かなり残念。

もっともっと高速な回線のサービスに乗り換えたかった感じもするが、俺が賃貸形式の集合住宅に現在住んでいる事、また仕事の都合でこれからも転勤による引っ越しの可能性が非常に高い事、などを考えて、比較的無難な所にしておいた。

かなり以前から速い回線に変更したいという気持ちはあったのだが、なかなか踏み出せないでいた理由の1つに、今までがISDN回線であった事があげられる。デジタルからアナログに戻すという行為が半分馬鹿らしくも思えたし、工事や手続きが煩雑ではないのか、と躊躇していたのである。もちろん今まで使っていたISDN回線用のTA(ターミナルアダプタ)もアナログ回線ではもう使用出来なくなる。

申し込みから開通までを時系列でまとめてみた。

7月18日(金)
So-netのホームページ上から「NTTのフレッツADSLモア2」の申し込み手続きをする。5ヶ月分の料金が0円になるというキャンペーンに惹かれる感じ。NTTに直接申し込もうと思っていたのだが、キャンペーンの魅力に乗ってみる事にした。
7月23日(水)
NTTから最初の電話がある。コンサルティングと言われるもので、申し込み内容の確認や、工事日の設定、料金についての説明などがあった。心配していた工事はNTT局内のみで行われると言われ、安心。宅内の立ち会いが必要な工事だったら面倒くさいなぁ、と心配していたのだ。
同時にオプションの「フレッツ・セーフティ」というセキュリティサービス申し込みに関しての勧誘があったのだが、オペレーターの説明が下手過ぎて少々引いてしまった。知識がなく、手元にあると思われる勧誘の為のマニュアル本をただ手順に従って読んでいるだけの雰囲気。いくつか疑問点を質問してみたが、電話を保留にして待たされる時間が幾度か続いて面倒くさくなったので、資料を送ってもらうように頼んでこの件は終了。
契約に関して身分証明書の写しをFAXしてくれと頼まれるが、俺の家にはFAXは無いので明日会社のFAXから送る事を話して電話を切った。

プロバイダのコース変更についての疑問点があったので、ホームページのフォームからSo-netにメールにて質問を送った。
7月24日(木)
会社のFAXから身分証明書の写しをNTTに送信。指定されたFAXナンバーがフリーダイヤルであった事にNTTの良さを少しだけ感じた。その後NTTから確認の電話あり。再度工事日の確認と、無理矢理のように「プッシュ回線」の申し込みをさせられる。

So-netから回答のメールあり。さすがにサポート力で支持されているプロバイダであると認識した。メールの対応がたいへんきめ細やかで回答に要する時間も早いと関心させられた。
7月29日(火)
NTTからADSLモデムが宅配便にて届けられる。
7月31日(木)
フレッツ・ADSL設定ガイドという冊子が郵送で届く。フレッツ接続ツールというCD-ROM付き。マイラインの申込書も一緒に届く。
8月4日(月)開通


やはり何だかんだ言って、この手の手続きは面倒くさいし、パソコンの設定を変更するのも手間でおっくうなのだが、以前よりは速い接続環境を手に入れる事が出来たのでよしとしよう。
人間の、と言うか俺の欲望は際限がないので、次はどういうのにしようかと、もう今から考え始めている。

2003.8.4.




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