2年半という歳月をかけて一緒に歩んできた二人の関係が終わった。
二人ならどんな苦労も力を合わせて乗り越えていけると信じていた。
幾度となく繰り返された喧嘩も、あの時の涙も、すべては過去の記憶となってしまうのだろうか。すべてはもう心の片隅に少しだけ残る痛みを伴った想い出へと変わるのを待つだけなのか。同棲という響きには、その先に幸せな生活が含まれているように錯覚していたのかもしれない。


出会いと別れ (2000.10.23)
この時抱いていた強い気持ちは今は何処に行ってしまったのかと自分でも思う。
「今まで本当にありがとう」と泣きながらも最後の台詞が言えた彼女は強いと思った。

今日、彼女は俺の元から出ていった。
今日は13日の金曜日。

2003.6.13.