黒い下着


先日、俺たちの職場に地元の高校生が「体験学習」という名目で労働体験をしにやってきた。その地元の高校とは工業高校なのだが、進学率よりも就職率の方が高いらしく、学校の授業の一環として高校生のうちに実際の労働とはどんなものかを体験させようという、実にお節介とも思えるカリキュラムなのである。半日やそこらの体験で労働とはなんたるものか、なんて理解できるわけがないと思うし、実際に彼らのほとんどはアルバイトを現在進行形で行っている訳で、賃金と引き替えに自分の労働が評価されるアルバイトの方がよっぽど体験学習になっていると思うよ。
毎年この時期に行われていることなのだが、今年のそれは昨年までとは少しばかり光景が違うことに気が付いた。
女子生徒の下着の色が黒なのである。
白い薄手のTシャツから透けて見えるブラの色が、そろいも揃って全員同じ黒なのである。これには正直、かなり嫌な感じがした。
こいつらは周りの視線が自分に集まることで、自分には魅力があるとか、人気があるのかも、なんて錯覚して楽しんでいるのだろうか?
まさか校則で「女子は黒の下着を着けなければならない」なんていう風に変わった訳でもあるまいし、単なる流行なのかもしれないが、高校3年生というと18歳、そのくらいの年頃の女が黒の下着をわざわざ透けて見えるように揃って着けている光景は、俺はマジで退いたぞ。
全国的な風潮なのだろうか?情報求む。

2003.6.11.




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