キノコパワー


梅雨時である。
ヤマブシ茸 という名前の、ちょっと見た目が珍しいキノコをスーパーの店頭で見かけたのだが、その風貌に惹かれてついつい購入してしまった。
どことなくカリフラワーのようでいて、繊細な非常に細かい毛がびっしりと生えたようないでたちのそのキノコは、みそ汁の具となった。
食べきれずに、鍋の中に残したまま、時間は過ぎた。
・・・2日後。
鍋の中は、びっしりと白い繊毛で覆われていた。
カビだか、キノコの胞子だか、知るすべはないが、それはそれはおぞましい光景であった。当然、鍋の中身は空けられたのだが、ぬめぬめと粘りけのある液体は夢に出てきそうなほどインパクトのあるもので、おまけに嫌な臭いがした。

ん〜、怖い怖い。

2002.7.14.




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