エクセル


先日、会社での出来事。
さして必要もないのに携帯を義務化されているPHSが鳴った。
業務副店長からのお尋ねだったのだが、内容はと言うと「エクセルについて詳しいか?」というものだった。残念ながら俺はその手の表計算ソフトは所持していないし、触った事もないので「判りません」と答えたら、その通話はブチッと一方的に切られて終わった。
最近になって俺の会社では、営業店舗レベルにおいて各種の営業データをエクセルで管理するようになったらしい。紙媒体の資料でしか扱われてこなかったデータがデジタル化される事となったわけである。今までパソコンなんてろくに扱う事の出来なくてもなんとかやってこれた人達にとっては、大変な事態なのである。特に管理職層の方々はきっと想像を絶する苦労であるに違いないと思う。なぜにエクセルなのかが俺にはイマイチ理解出来ないが、まぁそういうものなのだろう。
その昔、俺はデータベースに興味を持って、アクセスで表計算じみたクエリーを組んだ事もあったので、ひょっとしたら業務副店長の質問に対して答えを出せたのかもしれないが、そんな事は俺の知った事じゃない。
さらにその後判った事なのだが、本社から送られてくるデータというのは、フロッピーディスクに記録されたものが送られてくるのだそうだ。俺の会社では全営業店舗に本社と専用線でネットワークが引かれているにもかかわらず、とても中途半端な印象を受けずにはいられない。
未だにDOSベースでしか動かないアプリが、当然のように毎日の業務に使用されている現状から見て、しばらくは混乱が続く事は必至である。
過去の資産という足かせに囚われすぎないように気を付けたいものだ。

2002.3.26.




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