立場変われば、言う事が変わる奴っているじゃん。
そんな奴が俺は大嫌いだった。
って言うか、大嫌いである。
下っ端で働いているうちはああいう上司にだけはなりたくはないと思ってて、
いざ自分がその立場になってみたら、同じ事をしているのに気が付いてみたり。
言うことが変わったんじゃなくて、
その言葉の裏、なぜその人はそういう事を言うのかと考えるようになったら、
少しだけ楽になれたような気がする。
人はそれぞれに自分の置かれた立場で物事を判断、発言するのが常である。
それが相手の立場を考える事が出来るようになれば、ちょっと良い。
上は下の立場なんか判っちゃいないと言われがちだが、それは間違いである。
自分が通って来た道だけに、大抵の場合は判ってて、言っているのである。
判っちゃいないのは下の立場の方だ。
下が上の立場を考えてみた事があるか?
上は下の立場を判っていて、それでいて敢えて、そういう発言なのである。
下は上に対して、愚痴や不満を言いたいだけ言えるのだが、
上は下に対しては出来ないのだよ。
出来てしまう奴はある意味それはすごい事だと思うが。
行間を読める人間を目指そう。
相手の立場を判って、その発言を理解出来るようになろう。
俺は、立場が変わっただけで言う事が変わる奴が嫌いだ。
自分自身との戦いでもある。
2001.9.19.
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