秋刀魚の頭


秋刀魚という書き方は当て字なんだそうである。
サンマとカタカナで書くのが一般的なのか、さんまとひらがなで書くべきなのか、ちょっと迷ったが、当て字の秋刀魚がしっくりくる気がする。

最近スーパーの魚売り場で売られている秋刀魚に変化が起きたのに気付いただろうか?
パックされている秋刀魚には頭が無いのである。
これにはびっくりである。
秋刀魚以外の大型の魚の場合は、頭や内臓などが取り外されて売られているのはよく目にする光景なのだが、秋刀魚に頭が無いのにははっきり言ってオドロキなのである。
確かに、どんなに通を気取っている人でも、内臓は食べても、頭までは食べないであろう。
しかも大型の秋刀魚の場合は、家庭用の魚焼きグリルでは、はみ出してしまって焼きにくい場合もある。
ゴミになるだけの頭を取り外して売る事は全くもって理にかなっている。
感心し過ぎて、唸ってしまったよ、コロンブスの卵的な発想にね。
でも、なんか寂しいと思うのは何故なんだろう?

2001.9.15.




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