○○家


葬儀の案内の立て看板によく書かれている「○○家」という文字。
以前から俺はアレが気になってしかたがない。これはいったい何を意味しているのだろうか?実は以前に個人名で書かれた看板を見た事がある。「伊藤喜美江 告別式」(仮名)っていう感じの書き方だった。俺はこれを見た時に正直言ってかっこいいと思った。死んだ人に対して別れを惜しんで、そしてしめやかに送り出すという儀式をするのが葬式だとするならば、個人名で式を出すのが正しいのではないのか。
日本の昔からの風習だと言われてしまえばそれまでかもしれないが、「家」という制度はこれからの時代もずっと引き継いでいかねばならないものなのか。
俺が葬式を出してもらう時は、個人名で看板書きをして欲しいと思う。

2000.5.1.




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