ことわり書き


ネットしていて結構気になるのが、個人ページのトップに書かれていることわり書き。

・リンクフリーです。
・無断リンクを禁ず。
・Sorry,Japanese only.
・○○のブラウザのバージョン○○以上で見て下さい。
・解像度は○○×○○で見て下さい。
・記載内容の無断転載を禁ず。

よく見かけるものばかりだし、気にしなければどうってことはないことわり書きばかりなのかもしれないが、気にしだすとめちゃめちゃ気になってしょうがない。
なぜ気になるのか、少しばかり考えてみた。
あちこちで目にすることわり書きばかりなので、自分がページを立ち上げた時にも深く考えずに、そんなものだと思って書き入れてしまっている人がかなりの比率を占めるのではないかと思う。
過去において、俺の場合は実際にそうだった。そのことわり書きを入れることが礼儀と言うかマナーと言うか、そんなような変な錯覚をしていたのかもしれない。

考えた揚げ句にそのことわり書きを入れている場合について考えてみる。
ネット上に公開されているページに対して、リンクを張る行為を誰が妨げることができるのだろうか?
リンクを張るのにいちいち相手の了解を得ることが、そんなに大切なことなのだろうか?
リンクなんて無断でじゃんじゃん張っちゃえばいいと思うし、知らない人に無断でリンクされたからと言ってその行為に対して腹をたてることはおかしいと思う。
仮にくだらないサイトランキングだとか、そういうリンク集に紹介されたとしても、それはそれで光栄な事ではないのだろうか?・・極論だろうが。
それを見つけて、よっぽど頭に来たらその時に正々堂々と相手に文句を言えばいいのだし、「そういう物事のとらえ方をする人もいるんだ」くらいに大らかな気持ちで受け流してしまいたい。

同じ趣味を持つもの同士として、そのページの制作者と交流を持ちたいとか考えるならば、リンクを張る確認のメールをやりとりする意義もあるだろうけどね。
誰にどこから自分のページがリンクされているか判らないなんて気持ち悪いじゃん、とかそういう理由で無断リンク禁止のことわり書きをしている人が、もしいるとするならば、それははっきり言って無駄な行為であるとしか言わざるをえない。相手のリンクを張る行為を阻止する事なんて、誰にも出来はしないのだ。ことわり書きがあろうが無かろうがそんなことはぜんぜん関係ない。

完全ではないが、自分のページがどこからリンクされているかを調べる方法があるのを知っているだろうか?
ロボット型の検索エンジンの infoseek や、goo などの検索窓に link: と打ち込んだ後に、続いて自分のページのURLを入力して検索してみればいい。
どこからリンクを張られているのか、検索サイトのロボットたちが集めた情報を見ることができる。完全ではないと言ったのは、ロボットにページ内の情報を読ませないようにする方法もあるから。


Sorry・・で始まる、Japanese only のことわり書きもけっこう目につくよね。そんなの見りゃわかるって。さらに言わせてもらうと、英語環境の1バイト言語しか扱えない環境のコンピュータでは日本語の2バイトコードの文字フォントはどうせ文字化けしちゃうから、2バイトコード(いわゆる全角文字って言うやつね)で、このことわり書きを書いている人がいるけど、文字化けしちゃって何が書いてあるか読めないと思うんだけど・・・。
(・・推測で書いているので環境によっては読めるのかもしれないけど。未確認。)

とにかく、異国の言語で書かれている情報かどうかなんて見りゃわかるって。
無意味なことわり書きだと思うけどなぁ。


次に、ブラウザや解像度、さらには文字フォントの指定についてのことわり書き。
これはつい最近まで俺もやっていた。
自分の使っているブラウザと同じものを用意して見てもらえば、作者の意図したように閲覧出来ますよー、とかそういう意味合いだよね。
はっきり言って、無意味!
このことわり書きを目にして、わざわざその指定通りのブラウザや解像度に変更してからそのページに接続しなおした経験のある人っている?
いたらマジで教えて下さい。
ブラウザ依存のタグを使ってHTMLを書いちゃうと、レイアウトが崩れたりしがちだけど、自分の使い慣れた環境をわざわざ変更してまで見てくれる人なんていないって。
多少見にくかろうが、我慢して見ちゃうよ、普通。


最後に、無断転載を禁ずっていうことわり書き。
気持ちは判らんでもないけど、そういうことわり書きがあるページに限って「そんなの誰もパクらねーよ!」っていう感じなのが多いのは俺の気のせいだろうか?
って言うか、これも書いてあろうがなかろうが、パクられる時はパクられるので、ことわり書きがあろうが無かろうが、無意味かもしれない。


今回はちょっと辛口?




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