体で感じる音


Clarion ADDZEST パワードサブウーファー SRV505を買った。
車載搭載用の低音域を出す為のスピーカー。



俺はほとんど車の中でしか音楽を聴かない。車の中は誰にも邪魔されないプライベートなスペースという意味合いが強いと思う。お気に入りの音楽をいい音で聴きたいという欲求は以前からあって、スピーカーを純正のものよりはちょっとだけグレードの高いものに変えてみたり、CDチェンジャーを取りつけてみたりと今までにも少しずつだがいじってはいた。
ここへきて念願のサブウーファーをゲット。
このウーファーという商品の市場はかなり成熟しているらしくて、カーショップのオーディオコーナーに行くと、どこの店でもかなりのスペースを割いてこれらの商品を陳列販売しているのを見る事ができる。もともと低音域を出す為にはスピーカーボックスの容量が物理的にかなり大きくないと良い音は出せないとされていたため、俺にとってはサイズが大きいことがなかなか購入に踏み切れない要因の一つだった。
大きなRV車やワゴン車なら大きめのスピーカーを積み込むスペースもあるだろうが、俺の車は3ドアハッチバックのコンパクトカーなのだ。滅多に使わないとは言え、もともと小さなラゲッジスペースをスピーカーで専有してしまうのは、ちょっと勇気のいる事だ。

実際に取りつけてみてのサウンドは、そりゃもう衝撃的なものだった。攻撃的な重低音と呼んでも大袈裟ではないような迫力のある音。もう体中で感じまくりのイカした(イカれた?)サウンドなのだ。低音域の主張が強過ぎて全体のバランスが良くない。
ウーファーのゲインコントロール(出力レベル)のつまみを最少に絞って、さらにヘッドユニット側のアンプに付属のイコライザーで低音域を絞って、さらに高音域を少しばかり強調して・・と調整出来る限りのことをやってみて、なんとかそれなりに全体のバランスを取ることが出来た。
ツイーターをフロントに取りつけているため、中高音域はフロントから、そして迫力ある低音域はリアから流れるという構成になり、今までと聴こえ方が変わってしまったので最初はちょっと戸惑ったのだが、すぐに慣れてしまった。

お気に入りの曲を、大迫力のサウンドで聴く。
耳で聴くというよりは体で感じるという感じだ。
まさしく今、自分がライブ会場にいるような、そんな感じ。
もう最高の環境を手に入れて、最強に強まったみたいなそんな感じ。

もうこれ以上いじる所はないと思っていたのだが、オーディオに凝っている人たちの話を聞くとアンプにこだわると、すごく良い音が手に入るという話を聞いた。
アンプねぇ、もう取り付ける場所が無いって言うか、それって結構金がかかるんだよね。
上を見たらきりがないし、俺の場合はこの辺が限界かな?とも思う。

誰か、もっと懲りまくっている人の話も聞いてみたい。

1999.9.28.



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