今俺が使っているパソコンは、4台目の物になる。Windows95がまともに動かないという理由で買い替えたんだけど、考えてみたらもうWindows98が発売されているわけだし、今回は長持ちしている方かな。
NEC PC-9821Xa13/k12(Pentium 133MHz)というパソコンなんだけど、買ったばかりの時はそりゃ速くて驚いたよ。それ以前が486マシンだったからね。
慣れてしまえばこんなものになってしまうのか・・・。重いアプリケーションがどんどん標準化されていくからパソコンが陳腐化していくのが早いんだよな。
パソコンにはもうあんまり金をかけないでおこうと密かに思っていたのだが、誘惑に負けてCPU(ODP)とビデオカードを買ってしまった。
俺のパソコンのCPUが挿さっているソケットはソケット5という規格のものでこれはかなり時代遅れの代物だ。実質上インテルのODPがサポートしているのはソケット7以降だったので、半分諦めていたんだけど、最近になってAMDのK6-2というチップが良いっていう話をよく耳にするようになった。そして昔からNECの98シリーズの周辺機器を数多く販売しているメルコとI/Oデータというサードパーティーから、正式にソケット5に対応した製品が「CPUアクセラレータ」として発売されたのだ。
今回俺が買ったもの。
| 発売元 | 製品名 | 搭載チップ |
CPUアクセラレータ | メルコ | HK6-MD333 | AMD K6-2 333MHz
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グラフィックアクセラレータ | メルコ | WGP-FXN | 3Dfx Voodoo Banshee |
いや〜、正直言ってここまで速くなるとは思わなかったよ。まさにサクサク動くって感じ。体感速度ではっきりと判るこの速さ!まるで新しいパソコンを買った時の感動がよみがえってくるようだ。
速いって気持ちいいね〜。ウインドーの開け閉めとか、きびきびした感じになったし、今までまともに遊べなかったゲームとか、ちゃんと遊べるようになったのは感激。
まさに「速さは力なり」って感じかな。
あんまり気持ちいいんで、ベンチマークとって見た。
ベンチマークには EP82/改かず氏のHDBENCH ver.2610を使用した。
以下はその結果。
CPU | 浮動小数点演算 | 整数演算 |
ノーマル時 (Pentium 133MHz) | 7652 | 8078 |
パワーアップ後 (K6-2 333MHz) | 20342 | 25471 |
単純計算で、浮動小数点演算で2.66倍、整数演算で3.15倍のパワーアップ!という結果になった。クロック数が133MHzから333MHzに上がっているのだから、クロック数の上げ幅(2.5倍)を基準に考えてもそんなものかな。
VIDEO | 矩形 | 円 | Text | Scroll | Direct Draw |
ノーマル時 (Trident) | 5116 | 2344 | 1999 | 46 | 3 |
パワーアップ後 (3Dfx) | 35918 | 2574 | 8055 | 703 | 74 |
たいていの項目ともにかなりのパフォーマンスアップとなっていてとっても嬉しいんだけど、何故だか「円」の項目だけが伸び悩んでいる。このチップにとって苦手な項目なのか、それともドライバーがタコなのか?
とにかくパソコンがめっちゃ速くなってとっても嬉しいのだ。
特にCPUは処理速度が上がっただけではなく、MMXに対応していることと、3D NOW!という規格に対応出来る事も嬉しい。
これまでは自分のパソコンでは動画なんて再生出来ないものだとばかり諦めていたけど、昔の雑誌のおまけに付いてきた付録CD-ROMとかを引っ張り出してきていろいろ試してみたよ。すっげーいい感じに再生出来るのでオドロキ!
某インスタント食品会社のCMじゃないけど、「今までのは何だったの!?」って感じなのだ。
大満足なり。
1998.12.1.
2016.1.17.(加筆修正)
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