なんなん


「なんなん」って言うのは、俺の使っているハンドルネームだよ。
今さら説明しなくても大抵の人はわかってくれると思うけど。
俺は「ネット上ではハンドルネームというものを使わなくてはならない」とずっと思っていたのよ。実際はそんなことないんだけど、ね。
そんでもってハンドルネームを決めるにあたって、いろいろと考えてみたわけよ。あんまり仰々しいのも嫌だったし、キザったらしいのも嫌だったし、普通っぽいのも嫌だった。漢字だらけで読み方のわかんないようなやつも嫌だったし、とにかく嫌がいっぱいで、考えれば考えるほど、どんなのにすればいいかわかんなくなっちゃった。

で、ふと思い出したのが、昔、ゲームをやる時に使っていた名前。
昔のテレビゲームは今から考えるといろいろと制約も多くて、主人公の名前は「ひらがなで4文字まで」なんていうゲームもけっこうあった。メモリ容量を節約するためなんだろうけど、今から考えるとけっこうセコイよね。
で、当時大学生だった俺は友達から「ナンチャン」と呼ばれていた。自分ではそう思わなかったのだが、芸能人のナンチャンに似ていたらしい。いわゆる「あだ名」っていうやつだね。
ゲームをやる時に「ナンチャン」では4文字に収まらないんで、いつのまにかゲームをやる時の俺の名前は「なんなん」になってた。確か自分で決めたんじゃなくって、友達に命名されたような気がする。
やっていたゲームっていうのが、PCエンジン(知ってる?)の「桃太郎電鉄」(ハドソン)だった。他にもゲームはいっぱいやってたんだけど、このゲームはやりまくったなぁ。一人だとつまんないんだけど、友達が集まると夜通しでこのゲームをやりまくってた。モノポリーと進化させたような内容なんだけど、運の要素がけっこう強くて、単純なだけに盛り上がった。キングボンビーのなすりつけあいがいちばんのビッグイベントかな?

話が脱線してしまった。ハンドルネームを決めるのを考えている時にこの時の「なんなん」を思い出したわけ。いい加減いい歳こいた男が実生活で「なんなん」なんて語るのは恥ずかしいけど、ネット上ならまぁいいか〜なんてお気軽に決めちゃった。
しかし、ネットで知りあった人と実際に会う機会もある。そういう時に面と向かって「なんなん」て呼ばれるのは最初は抵抗あったね、正直なところ。まぁ今では慣れちゃったけどさ。
ハンドルネームを変えてみようかな〜なんて考えたこともあるけど、次の新しいハンドルネームとしていいやつが全然思い浮かばないので却下。っていうかせっかく仲間うちで定着しているのに変えると混乱するかな?なんて思うし。




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