鳥肌


「鳥肌が立つ」
寒い時の話じゃないよ。

映画・テレビドラマ・音楽・絵画作品、そういうものを鑑賞している時、鳥肌が立つことってある?
俺はけっこう頻繁にある。

作品の内容に共感したり、作品の完成度の高さに感動したり・・・
何らかの強いプラスの刺激を受けた時に「鳥肌が立つ」のだ。

感受性とか、感動する場面なんて、人によって千差万別。
同じ作品や、同じシーンでも感じる気持ち・評価は、それこそ人の数だけある。

だから自分が鳥肌が立つことは、今まで普通のことだと思っていた。
・・いや、今でも普通のことだと思っている。
でもあんまりこういう話って聞かないんだよね。



ドライブしながら聴いてた『十年先のラブストーリー』・・・TUBEの代表的なバラードのひとつ。
ひとりの女性を一途に思う男の気持ちを歌った名曲。歌詞の内容も、曲の完成度も、そしてボーカルの前田さんの感情のこもった歌い方も、とにかくすべてが素晴らしい、「感動」に値する曲。
この曲を聴きながら、運転している俺は一緒に口ずさんでた。
ふと隣を見ると、泣いてるじゃん。
最初びっくりしたけど、感極まって泣いちゃったのね。
大きな涙の粒が頬を伝って流れ落ちるのが、すごく印象的だった。

鳥肌が立つことよりも更に上を行く、感情表現を間近で見た。
そして、同じ作品から受ける感動を二人で分かち合える喜びを知った。



十年先でも
ラブストーリー最後は君と




HOME 伝言板