予感の夏


君と出会ったのは夏と呼ぶにはまだ少し早い季節
潮風が気持ち良い埠頭ではしゃいだのさ
フィルムが余っているからと言って写真を撮った
逆光の中、君だけがまぶしく見えた

長袖のシャツの袖口で触れる手をこばんだね
照れる君のしぐさに俺もまた照れた
きらきら夏色に輝く君の瞳には
真夏の太陽でさえきっとかなわない

鼓動の激しさが君には聞こえただろうか
気持ち高ぶるのはこの季節のせいだけじゃない
夏のはじまりの予感? それとも・・・?
あのとき確かに俺の中で何かが始まった

暑い熱い夏がやってくる 気持ちごまかせない季節がやってくる
熱く燃える季節が好きだから、この気持ち君に伝えよう
始まったばかりのこの気持ち、始まったばかりの季節とともに
まっすぐにこの想い届け もう始まっている永遠に終わらない夏




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