お肉を販売する立場の俺にとって、言わせていただきたい事があります。
お客様にお尋ねをいただく内容でいちばん多いのは「このお肉やわらかい?」です。
これは本当によく、毎日のようにお尋ねをいただきます。
美味しいかまずいかを問われるのではなく、やわらかいことが求められているのです。
過去によほど固い肉を食べて苦い経験をされた人が多いのでしょうか。
いや、そんなことよりも、やわらかい肉を食べたいという需要が多いことを真摯に受け止めています。
販売する側の意見としては、やわらかいだけじゃなくて、
濃厚なコクのある旨みだとか、味わいは淡泊ながらもヘルシーでこういう料理に合いますよとか、料理の用途によってこういうお肉をお勧めします、とか、提案させていただきたい事はたくさんあるのですが、求められていることの第1番は「やわらかい」事なんですね。
食べ応えのある食感も味の一つだと俺は思うのですが、やわらかいお肉 = 良いお肉 という図式が成り立ってしまっている消費者心理も理解しつつ、ここでは どうしたらやわらかいお肉をゲット出来るかを追求してみたいと思います。
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