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K's Room Odds & Ends

もうすぐアテネオリンピック

 もう今年はアテネオリンピックの年である。以前「シドニーオリンピック」の時にも書いたが、自分の中では「うそだろー!」と叫びたいほどこの四年間が早い。あまりにも早く感じるので、今年が西暦何年でシドニーの時は何年だったと疑いながら数え直したほどである。

 今この時点では、サッカーのU23代表がアテネ出場を賭けた予選を目前に控えている。オリンピックでのサッカーは、本選のみ除外枠があるにしろ、23歳以下でチームを構成するという、世にも珍しい年齢制限がある。そんな日本チームの中に、平山というスーパースターが彗星のように登場した。若干18才、正真正銘現役の高校生である。スター選手の登場に注目度は一際高まり、そんな中国内の雰囲気はもうオリンピックなど当然出場するものと決まっているかのようである。しかし、フル代表の格下相手での苦戦振りを見ても分かる通り、サッカーばかりは本当に何が起こるか分からない。予選からの一戦一戦に目が話せず、まあ僕にとってはなんとも楽しい日々が続いている。

 水泳界になんとも頼もしい選手がいる。昨年の世界選手権、100、200mのそれぞれの種目で金メダルを獲得、しかも、現段階で世界新の記録を保持したままアテネへと乗込む男子平泳ぎの北島である。オリンピックとなると競泳陣は大変な期待を背負い込み、毎度オリンピックへと出場することとなる。そんな重圧に潰されてか、どの選手もなかなか結果が振るわないといったパターンが非常に多かった。そんな中でも、今回は文句無しの実績を携えての出場となる北島には、ぜひ頑張って欲しいものである。

 今これを書いている時点では、また例によって女子マラソンの代表選考が少々揉めている。出場枠「3」を争う内、昨年の世界選手権で日本人最高位の二位となった「野口みずき」が早々と内定となり、残り2枠を他の選手が争う状況。その内、先日行なわれた大阪国際女子マラソンで、堂々一位となった坂本が最有力候補。残りの選考対象レースとなる3月の名古屋マラソンの結果を受け、陸連から3月15日に最終発表がなされるわけである。

 ご存知の通り、今回の注目は、高橋尚子が出場できるかどうかであるといえる。昨年11月に行なわれた東京国際女子マラソンでのまさかの失速(デジカメ隊はゆく!「それでも、高橋は早かった!」参照)、すんなりと当確二重丸を取れなかった事が、結局のところ今回の波乱の様相を見せる原因となっているようだ。これで、3月の名古屋で、また微妙なタイムでも出ようものなら・・・選考にあたる方々にとってはなんとも頭の痛い高橋の失速だったと言わざるを得ないのではないだろうか。

 僕は極めて個人的に思う。余計なプレッシャーを掛ける前に、さっさと高橋尚子で決めろ!と。だってそうでしょう、前回のチャンピオン、そして、翌年には世界最高タイムを難なく叩き出した実力。ディフェンディングチャンピオンを万全の態勢で送り出す事こそ陸連の仕事なんじゃないかと思う。こんな実績を持つ選手を出さないとなれば、世界に対していったいどう説明するんだと聞いてみたい。そんな事なら、自衛隊の派遣なんかさっさと止めろ!と言いたいのである(・・)。まあ、極めて個人的な言動であるわけだが、シドニーで見せてもらった感動をもう一度見せて欲しいと願うのである。

 その他にも、プロ選手で構成し万全のチーム編成ながら、本当に監督はいいのかと一抹の不安が残る野球の長嶋ジャパン(笑)。前二大会で目の前の金メダルを取りこぼし続けた女子ソフトボール、宇津木監督は「今回は金しか考えていない」と言い切る。お家芸の柔道では、何階級を制覇でき、柔ちゃんは結婚ボケを克服できるのか(笑)。シンクロデュエットの立花、武田組は、日本シンクロ界初の金メダルを手中に出来るのか。世界に目を向けても、水泳のイアンソープがいったいいくつの金メダルを獲得し、また、同じ水泳の自由形で、シドニーで旋風を巻き起こした(?)赤道ギニアのエリック・ムサンバニは連続出場となるのか(もっとも、昨今ではこの選手、相当な練習を積み、見違えるような泳ぎを見せているらしい)。なんとも興味は尽きず、またまた眠れない夏がやってくると今から悩む今日この頃の僕なのである(本当に放送は深夜なんだよなあ、まいった!)。

(04.02.21)

K's Room

東京大田区バドミントンサークル



 

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