本文へスキップ

K's Room Odds & Ends

「ゆけ〜ニッポン!!ワールドカップBBS」 後編

 
※ こちらの記事は、2002年日韓ワールドカップ期間中、特設掲示板「ゆけ〜ニッポン!!ワールドカップBBS」への書き込みの記録です。

前記事「「ゆけ〜ニッポン!!ワールドカップBBS」 後編」

セネガルvsスウェーデン 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/16(Sun) 18:34

いあやあ、セネガル、メチャ早いっすねえ!

さすがにアフリカの大平原で、“生きるために”インパラを

追い続けていた種族。人間をかわすくらいなんて事ないんで

しょう?!

フランス相手の時もそうだったけど、試合を重ねるごとに選

手のスピードがさらに早くなってきてるんではないでしょう

か???

このスウェーデン戦も、大柄なディフェンダーが二人掛かり

でむかっても、結局スリートップのフォワードを止めること

が出来ず、決定的な場面をいやってほど作られて、最後は延

長Vゴールでのセネガルの勝利でした。

日本代表、次はトルコ戦。そして、このトルコに勝つと、な

んとセネガルと当たります。

左サイドのデューフと対面するのは松田、そして、松田一人

ではとうていどうにもならず、守備の神様明神がマンツーマ

ンでこの化け物に付くはず。

このラインをどれだけ押さえ込めるかに勝敗の行方は懸

かってきそうです。

次のトルコは楽勝でしょう(?)。そして、真のワールドシ

リーズは、このセネガルから始まるような気がします。

とにも、かくにも、いけ〜!ニッポン、頑張れ〜!ニッポン!

次の試合も火曜日の昼だけど、会社なんかさぼるぞお!!(爆笑)!!!!

巷の話 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/16(Sun) 18:42

しかし、ニッポン。なんか一体感出てきましたね、応援の話。

開催前は、とうていここまで、国民が盛り上がるとは、想像

も出来ませんでした。

サッカーの認知度、歴史、そして、国民性。

日本がこの大会の中で一つにまとまるなどとは、僕は本当に

考えられなかったです。

ところが、どうでしょう、今となっては、応援しない人間は、

ちょっとおかしんじゃない?くらいの勢い。

ちょっと怖いくらいっすねえ・・・

オフサイドを知らない人が、何で今のはゴールじゃないんだ

あ!?と、叫んだり。

何であのゴールの前にいる奴は、ぼうっと立ってて、みんな

を手伝わないんだあ?!と、文句を言ったり・・・。

気のせいかみんなブルーのシャツを着ていたりします(笑)!

もう、こうなったら、せめて日本が勝ってる間は、学校も、

それから、どの会社も、早めの夏休みにしたらいいんじゃな

いっすかねえ???

スペインvsアイルランド 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/16(Sun) 22:59

畳み掛けるように試合の続く決勝T。

スペインの圧倒的な技術が光った前半。

アイルランドの泥臭さが存分に発揮された後半。

そして、満身創痍のスペインを捉えきれずPK戦へ。

観戦後はぐったりと力が抜けました。

大会的には、スペインが残ったことは良かったのかも。

しかし、勝負は非常です。

笑顔で日本を離れる国は、たった一チームだけとは・・・。


ブラジルvsベルギー 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/17(Mon) 22:14

日本と引き分けたベルギーでしたが、結局王国ブラジルには

0−2で完封負け。

圧倒的にやられたわけでもなく、むしろ、チャンスは多いく

らいだったのに、得点にはなりませんでした。

と、いうか、なっていたのですが、ファールにされました

(多いぞ!今大会!)。

それにしても目を見張るのが、ロナウド、リバウド、ロベル

トカルロス。

三人で前線を張って、後ろには4人くらいいて、フルに動い

ていた方が、遙かに点が取れるんじゃないっすかねえ??

そして、このブラジル、次はイングランドと対戦!

そのあと、待ち受けるジャパンの相手となるのは(あと二つ

勝てばあね)、ベッカムか、はたまた、ロナウドか?

もし、そこまでいったら・・・・

おおおおおっ!!!!、興奮してきたぞおお!!!!!

とにかく、明日だ、絶対勝つぞお!!!

気合いを入れろ〜〜!!!

いけ〜ニッポン!頑張れ〜柳沢!!!


トゥルシエジャパン 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/18(Tue) 22:55

「たられば」は承知の上で・・・

チュニジア戦で、カードの切り方に妙を見せたトゥルシエでし

たが、紛れもなくこのトルコ戦、3枚ともそっくりドブに捨て

てしまったようです(キッツクいくぞう!)。

なぜ西沢の1トップ?

前半、三都主、中田、西沢のトライアングルは、まったくと

言って良いほど前線で機能していませんでした。

これって、普段から練習してたの?

西沢のキレの悪さ、試合カンの戻らなさも大きな要因。

当然、大きく手を打ってくるはずの後半。

三都主を引っ込める?市川を右?西沢はそのまま(実は

トゥルシエは西沢大好き)??

この時点で二枚のカードを切り、当然残りの一枚は万一の負

傷者のための保険となる・・・

後半開始から、あ然とするほど足の止まったトルコに対して、

畳み掛けるような日本の攻撃。

しかし、くさびとなる選手は現れず、苦しいときの中田頼み

の一本槍。

前線のちぐはぐさはそのまま引きずり、あっという間に残り

10分。

最後の一枚は、一か八かの、突破力のある森島に掛けるしか

ない。しかも、なんと後半チェンジした市川と交代。

そして、最悪のコンディションを引きずったままの西沢が9

0分間フルにピッチに立つことに・・・。

何ともお粗末な選手交代。

後半あれだけ中田がフリーになりながらも、明らかにくさび

となる選手が不在。

「もし」後半の頭から柳沢の投入が「あったなら」、紛れも

なくくさびに徹する動きで、万全で前を向いた中田の足元に

どれだけの球が集まり、どれほど、シュートチャンスとなる

球を放り込めただろうか?

ここまできて、4年も掛けて徹底してきた、トゥルシエ

ジャパンの攻撃が、片鱗も見れなかったことが、何と言って

も悔しい試合でした。

しかし、韓国は・・・凄い・・・

Re: トゥルシエジャパン よっしゃー - 2002/06/19(Wed) 22:51 No.45

本当に韓国は凄い!

飲み会をさっさと切り上げて帰宅したら、韓国の後半戦からTVを見ることが

できましたが、どっちが勝っているかわからないくらい、韓国の攻撃は凄

かったです。。。

それに比べて、あ〜我が日本は。。。

どことなく、ここまで来れれば十分という気持ちが選手にあったような気がし

ました。( ̄□ ̄;)


イングランドVSブラジル 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/21(Fri) 16:16

今前半が終了しました・・・

それにしても、長谷川健太は、よけいなことしゃべらずに

静かに観戦でもしていてほしいものです(笑)。

アナウンサーの山本さんの方が、遙かにサッカーには詳し

いし、山本さんが引き出したいと思いふった言葉に反応で

きていない(っこれでも元ストライカー)!

これは以前から思っていたことですが、サッカーの解説者

のレベルがあまりにも低すぎます。

第一に聞きずらいし、「凄い」とか、「うまい」とか叫ぶ

だけで、ただの茶の間のおやじ化しているような人が本当

に多い・・・

柱谷に至っては、もう騒音です(笑)!

で、肝心なのは、試合・・・。

弱点と指摘されていたブラジルディフェンス陣のミスから

の、イングランドの先制点。

きっちりと決めたオーウェンもさすがです。

しかし、その後のブラジルの猛攻がホントに凄い。

まるで重戦車が、超高速で走っているような、エジウソン

に、ロナウド。

そして、絶対的に自分の技に自信を持っている、ロナウジ

ーニョに、ロベルトカルロス。

見習えとか、練習してああなれとか言っても、まったく無

理なレベルでしょう。

それにしても、わずか後1時間後には、この両チームの内

のどちらかが消えてしまうなんて・・・。

しかし、サッカーは素晴らしい!!

では、後半の観戦に戻ります(笑)!


イングランドVSブラジル(その2) 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/21(Fri) 17:13

イングランド、去ってしまいました・・・

個人的にはもう少し、ベッカムの姿を見ておきたかった

気がします。

それにしても今大会、主審のジャッジがあれやこれやと

話題になりますが、ちょっと赤いカード切り過ぎやねん

ちゅうの!!

この主審だけでも三枚目、これおかしいっしょ!?

何とも、しらけさせるジャッジが多いのが、非常に気に

なります。

長谷川健太も、ハーフタイムで修正することもなく(笑)、

相変わらず。業を煮やした山本さんが、一人解説状態に

なったのが笑えました。

個人的には、かつてJリーグでプレーしていたエジウソ

ンが、後半途中入ってきたのが、何となくうれしかったっす。

Re: イングランドVSブラジル(その2) 「K」 - 2002/06/21(Fri) 17:16

エジウソンの記事が載ってたので、抜粋しときます。

 【Jリーグ時代のエジウソン】96年シーズンから柏レイソルに入団。

5月4日のG大阪戦でJリーグ1試合最多タイ記録の5得点をマークする

など、1年目は29試合に出場して21ゴール(2位)を量産。2年目も

25試合で23ゴール(2位)という驚異的なゴール率を残した。97年

暮れに、ブラジル代表入りを目指して母国へ帰国した。


韓国VSスペイン 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/22(Sat) 18:20

ポルトガル、イタリア、そして、スペイン。

韓国が撃破してきたチームです。

しかも、棚ぼた的な勝ち方ではなく、圧倒してと、表現

できる内容でしょう。

おそらく、また審判の判定を巡っては、相当取りざたさ

れることでしょうが、ボクシングの世界ではホームデシ

ジョンはもはや当たり前ですからね。

それにしても凄いの一言。

トゥルシエが教えた今回の日本の戦い方を見て、体格的、

そして、先天的な才能に劣るアジア人は、こんな、我慢

のプレッシングサッカーしかないだろうなあ等と僕は考

えていました。

しかし、ヒディングが韓国人に教えたことは、これとは

まったく正反対だったように思えます。それは自信と、

勇気、君たちも同じように戦えるんだぞという肯定的な

モチベーションだったように思えます。

結果として、日本人を見下し、ここまでにしてやったの

は俺だぞと捨てぜりふをはいて消えてしまったトゥルシ

エとは何とも対照的な結果が出たわけです。

日本人は本当に「ありがとう」などと言わずにトゥルシ

エにはもっと怒らなければだめだと思うんですよ。

突然現れ、自分のペースで一方的に捲し立てて、気が付

いたら消えてしまった。超A級の詐欺師であり、戦犯な

んですからね(苦笑)。

しかし、この先、韓国VSドイツ、勝てば韓国VSブラジル

(?)とすれば、韓国の優勝もありかな???

Re: 韓国VSスペイン やまやま - 2002/06/23(Sun) 13:13 No.52

お久です。

いや〜、韓国強いですね。

トルコも強いですね。

決勝トーナメントとなると、さすがにどこの国も

強いし、得点も入らないし。。。

なんだかんだであと1週間後には

優勝チームが決まっているんですね。

う〜ん、何処が優勝するかな?

ではまた。


トルコVSセネガル 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/22(Sat) 22:23

トルコ強いじゃないっすかあ!!

こうなったら、日本を倒した敵として、ぜひ決勝まで進んで

ほしいものです。

セネガルにしてみれば、1トップの“インパル”デューフを

起点に高速速攻で攻めたかったところ。しかし、フランスを

破ったこのプランが、徹底的にトルコに研究され、ほぼ機能

せずの作戦負けといったところでしょうか。

さあ、これからベスト4、三決を入れても2002年ワール

ドカップは残り4試合。

いよいよ盛り上がってまいりましたあ!!!

次の日曜日、横浜で雄叫びを上げるのは、どのチームで

しょうか!!!


シーン 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/24(Mon) 18:08

数多いサッカーのシーンの中で、その部分だけがスッポリと切り取られ、

強烈に瞼に焼き付いているシーンが僕にはあります。

1998年ワールドカップフランス大会、準々決勝、フランス対イタリ

ア。

この年鉄壁を誇っていたフランスディフェンス陣の前に攻めあぐねてい

たイタリアは、後半30分デル・ピエロに替わり、この年スーパーサブ

に甘んじていたロベルト・バッジオを投入します。

この采配は見事にはまり、イタリアは最後にはあまりにも遅すぎた

バッジオの投入を嘆くこととなります

試合はバッジオ投入後流れが一気に変わり、圧倒的なイタリアペースへ。

そして、ロスタイムへ突入した時間帯、この時、ディフェンダーから大

きく前線へフィードされたクロスボールに左サイドを猛然と駆け上

がったロベルト・バッジオが恐るべきトラップを見せます。

しかも、同じような展開で続けて二度も。

この時の、バッジオの足に落ち着いたボールには、まるで重力など存在

していないかのように左足に停止。そして、それは彼にとっては何も特

別なことではないとでも言うように、バッジオはほんの一瞬ボールに目

を向けただけで、もう既にセンタリングを上げる相手を見つけていたの

です。

結局そのスーパートラップから、ゴールへと結びつくことはなかったわ

けですが、どうにもこうにも長い間、このシーンが僕の瞼に焼き付いて

離れません。

そして、おそらくこんな事は天才の一瞬の輝き、そうそう、見れるもの

ではないのだろうなと思っていた僕の前で、もう一度同じような衝撃を

受けたプレーがつい最近にもあったのです。

ヨーロッパのクラブチャンピオンを決める欧州チャンピオンズリーグ。

紛れもないヨーロッパチームのチャンピオンを決めるこの大会。

生で放送されていたわけではないので、深夜のサッカー番組か何かでそ

のシーンをたまたま眼にしただけなのですが、その試合はスペインのレ

アルマドリードとドイツのレバークーゼンとの一戦でした。

切り抜かれたシーン。

左サイドを駆け上がるレアルマドリードのロベルトカルロス。そして、

前線にはラウルとモリエンテスの破壊的なツゥートップ。一瞬マイナス

のパスをロベカルが上げる。そして、このパスの相手がラウルでもモリ

エンテスでもなく、ペナルティーエリアライン後方のジダン。

この時ジダンの周辺5メートルのエリアまったくの無人、スポットライ

トが一点に集められ、すべてが浮き上がっているようでした。

ジダンは紛れもなくボールが来るその位置をあらかじめ知っていたかの

ように、左足を軸に右足を空中に悠然と静止させ停止している。

刹那、振り抜かれた足が蹴り出したボレーシュートは、まるでCM撮影

のための決定的なシーンのように、一直線にゴールネットへ飛び込んで

いったのでした。

結局この得点は勝ち越し点となり、レアルはこの年のチャンピオンズ

リーグを手中に収める事となったのです。

そして、僕はまるでチャンピオンズリーグの結末は、ジダンのこの

シュートのために用意されていたように感じ、鳥肌を立てまくりました。

今回の日韓ワールドカップ。

ジダンは、前回のワールドカップ優勝から、すべてのシナリオを確実に

塗りつぶしながら最高の状態でやって来たのですよねえ・・・。

まさか、そのフランスがこんな結末になるとは・・・

もう一度目の前で天才(フランスでは宇宙人と呼ばれている)

のこんなシーンを見たかったあ!!


ドイツVS.韓国 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/25(Tue) 22:45

横浜での決勝戦、ブラジル(?)と対戦する最後の椅子を争う

試合でした。

「K」はお仕事で、終了間際の、カーンの異様に早い飛び出し

を見たのみ(実はこれで満足だったり)、よって試合内容の言

いたい放題はありません(笑)。

ただ、結果的に、韓国三決。ドイツ決勝。この図式で良かった

のでは・・・。

韓国にしてみれば、ベスト4自体驚異的な成績なわけだし、三

位のおまけが付けば、結果万々歳。しかも、最後の試合も、横

浜まで来ることもなく、国内でやれる。これでOKでしょう?!

さて、ワールドカップ残り三試合。

「K」の描くプランとしては(勝手に描くなっ)、明日の試合

ブラジルが順当に決勝まで駒を進め、決勝で、もう一度3Rの

登場を見て、有終の美を飾る。三決は韓国が、涙の3位入賞こ

んなんで、いかがでしょうか?!


ブラジルVSトルコ 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/26(Wed) 22:17

準決勝、最後の一席はやはりブラジルでした。

1−0というスコアながら、内容はほぼ10−0のような

ペース、ブラジルのショータイムといった感じでした。

いやあ、それにしても、シュートまでの躊躇の無さ、手数

の少なさ、スピードどれをとっても凄い。ワールドクラス

をつくづく見せつけられます。

土曜に三位決定戦、そして、日曜に決勝。あと二試合しか

ないんですね・・・。

週末は全エネルギーを集中して、この世紀のイベントの行

方を見届けたいと思います、はい。


韓国VSトルコ 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/30(Sun) 11:30

三位決定戦、赤い波に包まれて、韓国が涙の三位入賞のプラン

のはずが・・・

「K」は所用にて、この試合を観戦することが出来ませんでし

たが、結果だけを踏まえればトルコって、本当に強かったんで

すねえ。

アウェイでの試合を二試合こなすという貧乏くじを引きながら

も、しっかりと二試合拮抗した試合を勝ってくる、紛れもなく

実力がなければ不可能な結果でしょう。

それにしても、韓国としてみれば、やはり三位のおまけをつけ

たかったところでしょう。四位という言い方もあるようですが、

二敗していて順位がつくというのも変な話・・・

韓国の試合内容を見ていて、本当に思うところは、何とも選手

一人一人が自信を持ち、躍動感を持って戦っている。紛れもな

くヒディングが教えた、メンタリティーと、モチベーションな

んでしょうねえ・・・

それに比べて、トゥルシエのやってたことは・・・さんざん日

本人を馬鹿にしたあげくに、まだワールドカップは続いている

というのに、さっさと雲隠れしやがって、いったいどこに消え

やがったんだあ!!・・などと叫んでみても仕方がないところ

ですが(笑)。

さあ、あとは、泣いても笑っても、最後の一試合、ブラジル対

ドイツの決勝戦を残すのみ(ああ、それにしても、決勝がこの

カードで良かったあ)。

万感の思いを込めて、午後八時、テレビの前にてキックオフを

待ちたいと思います。


最終章 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/30(Sun) 11:57

ふだんスペインリーグやイタリアのセリエAといったスーパーリーグの

試合は、NHKのBSなどでも時折放映されています。しかし、イギリ

スのプレミアリーグ、ドイツのブンデスリーグなどといった試合になる

と、有料放送でも利用しない限り日本のテレビで観戦する機会はまった

くないといってもいいでしょう。今後、このあたりが今回のワールド

カップの影響で、どう変わっていくのか等は僕の知るところではありま

せんが、放映されているといったスペインリーグや、セリエAでさえも、

実際のところは人気チームや日本人選手の出場試合くらいしか、目にす

る事が出来ないのが現状のようです。そういった意味でも「ベッカム、

ベッカム」と、叫びまくっていた人達の中に、このワールドカップが始ま

る前、実際彼の存在を知っている人がいったいどのくらいいたのかはな

んとも疑問ではあります。まあ、そんな事はどうでもいいのですが、い

ずれにしても海外のリーグでプレーをしている選手達の存在は、実際の

ところにわかサッカーファンにとって「幻同然」とも言える存在だった

はずです。ところが、このBBSを立ち上げた時にも書いたように、今

回のワールドカップではそんな「幻同然」ともいえるスター選手達が大

挙して「本当に」やって来ました。これは、当時レコードでしかその存

在を確かめる術がなかった「ビートルズ」が、武道館コンサートのため

に「本当に」日本にやって来た事実と似ているような気がします。ただ

“本気で”という意味ではそこには雲泥の差があるのではないでしょう

か。

ワールドカップ開幕前、こんな超一流選手達の試合が、リアルタイムで、

克明にテレビで見られる事が、僕には途方もなく楽しみで仕方がなく、

到底興奮せずにはいられませんでした。ジダン、ロナウド、デルピエロ、

チラベルト(どこか笑える)・・・こんな選手達のスーパープレーに思

いを馳せ、想像の限りを尽くして、今回の観戦を心待ちにしていたと

いってもいいくらいです。

実際試合が始まってみれば、予想に違わず、一流といわれている選手達

のプレーには目を見張るものがあり、その一挙手一投足に驚かされ続け

ました。明らかに不調な選手、コンディショニングの間に合わなかった

選手などを除けば、日本人選手が束になっても敵わないほど、一流とい

われる何人かの選手のそのレベルの高さは突出していたように僕には思

えます。

しかし、徐々に試合が進むにつれ、そんなスーパースター達が所属する

国にも、当然ながら敗戦という事実が訪れます。勝者はたった一チーム

だけという究極の世界トーナメント。これはもちろん親善試合などでは

なく、国と国との全面的な戦いなのです。

そして、どれほど鮮やかなプレーを見せようとも、才能にあふれた動き

を披露しようとも、敗戦という結末は、すべてのプレーの感動、選手の

カリスマ性や、観客が思い描くヒーロー像のそのすべてを無残にも打ち

砕くほど残酷です。

尊い教訓としての敗戦、懸命なフェアプレイ、潔いエールなど限りない

敗者の美学は確かにそこに存在します。しかし、ピッチに泣き崩れ、打

ちひしがれた彼らスーパープレーヤー達の姿は、敗北者以外の何者でも

ないのです。

ジダンも、アンリも、ベッカムも、フィーゴも、ラウルも、トッティも、

ビエリも、デルピエロも紛れもなく敗戦にうちひしがれ、傷つきワール

ドカップ開催の地を去っていきました。

いち観客でしかない僕にとっても、試合を重ねて観戦し続け、そうした

悲しみを見せつけられ続けるうちに、試合での驚きや感動とは別に、大

きな虚しさを抱え続けていることに気が付きました。スーパープレー

ヤー達の華々しいプレーばかりを想像していた僕は、その結末を見せつ

けられこの華やかな大会に大きく裏切られ、体が固まるような冷たさを

感じたのです。以前、「エバンゲリオン」の最終章を、映画で見たとき

もこんな感じでした(って、分かる人いるのかい!?)。

ワールドカップはお祭りだといいます。しかし、そのお祭りの横顔には

ぬぐい去りようもない絶望感も同居していたんですね。

国と国との戦い。四年に一度の稀少な時。サッカーというゲームの特異

性。あらゆるスポーツの世界大会と比べても、それはオリンピックさえ

も、このサッカーのワールドカップが与える衝撃には勝てない、そんな

ことを感じずにはいられない僕なのです。


ブラジルVSドイツ 投稿者:「K」 投稿日:2002/06/30(Sun) 22:18

小雨そぼ降る横浜、優勝はブラジルでした。

おおよその約束事の上に、圧倒的な個人技で、豪快にシュートを

打ちまくる。何とも、見ていて気持ちのいいサッカーですね。

そして、カーンも凄かった。前半のロナウドの再三のシュートを

セーブしたシーンは圧巻でした(他のキーパーなら3点くらい

入ってるぞ!)

結果は、ロナウドが決勝点、そして、得点王と完全復活。

つい先日、イタリアリーグセエリAで、目の前で、デルピエロに

優勝をさらわれ、悔し涙にくれたロナウド。そんなシーンを見た

時、「ああ、ロナウドという選手は、徹底的に、あらゆるツキか

ら見放されてしまってるんだなあ」と、僕は思いました。

ところがどっこい、神様はちゃんと存在するんですね。

彼のしている努力、練習量は、ブラジルの選手の中でも群を抜い

ているそうです。今回のことも、ちょっとした天才が出した結果

というわけではないということです。

それにしてもブラジル選手、今夜は伊勢崎町あたりにでも繰り出

すのでしょうか(笑)!


終わりに 投稿者:「K」 投稿日:2002/07/01(Mon) 18:15

BBSと銘打ちながらも、やっぱり「K」の落書きコーナーに終始して

しまった「ワールドカップBBS」ですが(笑)、お付き合いいただい

た皆さん、どうもありがとうございました。

結果として、大国ブラジルの優勝。ドイツは、四年後の雪辱をかけ自国

開催というのが何とも楽しみでいいですね。

日本は、「もうちょっと行けたんじゃないの」という思いを、全国民に

植え付けて(笑)のベスト16敗退でした。しかし、まだまだ、

サッカ−後進国。プロリーグが誕生して、10年にも満たないんですか

ら、結果として当然ですよね。

まあ、それでもいつの日か、本当の意味での世界のトップレベルになる

日も来ることでしょう。

そして、待ち遠しいのは、2022年です。

えっ、いったいなんだって?

実はその年、彗星のごとく日本を背負って立つ選手が現れます。

背番号は「11」、背中の文字は「YUKUN」。

そう、なんと2022年「ゆう君」が二十歳になっているからです。

それが証拠に、懸命に観戦する親の横で、手鞠を相手に黙々と一人

キックの練習に励んでいました。必ずや将来、国民の期待、親の期待に

答えて、チームを背負って立ち、日本を優勝へと導くゴールを・・・

今回のお付き合い、本当にありがとうございました(笑)。

これをもって、「ゆけ〜!ニッポン!ワールドカップBBS」は、静か

に幕を閉じ、また元通り、「K's Room BBS」へと、戻りたいと思い

ます。m(__)m

完)

K's Room

東京大田区バドミントンサークル



 

スポンサー広告