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K's Room Odds & Ends

馬鹿は風邪ひかない?そして、月とすっぽんの真実とは?


NK(ナチュラ ルキラー)細胞


「馬鹿は風邪ひかない」などとよく言いますね。
まあ、ひどく粗暴な言葉で、バカな人でも(そういう人がいればですが)、風邪くらいひきますよね。
結論を言ってしまえば、風邪を引くのも引かないのも、結局のところは個人の免疫力であるNK(ナチュラ ルキラー)細胞の強度が左右するわけで、このNK細胞の強度が高い人は、風邪をひきづらいということに尽きるようです 。
まあ当然ながら、おバカな方が風邪ひかないなどという、乱暴な話はないわけですね。



交感神経と副交感神経


人間の自律神経の状態を、交感神経と副交感神経の優位という言葉で表すようです。
ごく大雑把に言えば、交感神経と副交感神経は表裏の関係で、どちらかが現れているときには、片方は消えてい るといったことのようです。
で、交感神経優位となると、緊張してストレスを感じている状態、仕事中みたいな感じでしょうか。
代わりに副交感神経が優位となると、リラックスして、休養し、回復を図っている状態、夕食後に自宅でくつろいでる時間、みたいなことのようです。

私は常日頃から、この交感神経と副交感神経の状態には、すごく気を使っています。
というのも、やはり少々交感神経過多の傾向があるからです。
結局のところ、この交感神経と副交感神経、バランスが非常に需要で、どちらか一方ばかりが前面に来ているでは駄目なようです。駄目というのは、先のNK(ナチュラルキラー)細胞の増減に関わってくるらしいのですね。

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人間はバランスの生き物

Wikipediaによれば、

「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、自然免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の1種であり、特に腫瘍細胞やウイルス感染細胞の拒絶に重要である。」

とのこと。

仕事ばかりしていて、休養していない、回復していない体は、このNK細胞を著しく弱める、反対に、だらだらと締まらない状態ばかりでも同様なようです。




まあ、交感神経と副交感神経のバランスを保って、健康を維持しましょうということで、仕事のし過ぎもダメ 、遊んでばかりもダメといった、社会的な教訓みたいなことが、自分の免疫力に大きく影響しているという何とも不思議なお話です。


感受性


私自信のことを少し語らせてもらえれば、私はとかく風邪をひくんですね。
月に1度くらいは、あれ喉がなんか…みたいなグダグダした状態で、健康だと思える日は、1年の内で1/3程度が良いとこでしょうか?

原因とすれば、先天的に虚弱なのだとずっと思っていたのですが、どうやらそういったことよりも、感受性といった因子が強いようです。
自分でもはっきりわかります。交感神経がほぼ圧倒的に全面なんですね。気が抜けない性格です。まあ、個人経営の会社を営んでいるというのも、非常に大きいとは思っていますが。

よく「俺は風邪をひかないよ」などという人がいますが、本当にうらやましいです。体調が悪いと感じないで過ごせたら、どれほど人生が素晴らしいかと本当に思いますよ。



そんなわけで、自分では意識して副交感神経を優位に立たせるよう、常日頃心がけています。
何も考えずに、ダラッと瞑想のような時間を無理やり作るんですね。そうでもしないと、まったく休むことを知らない馬車馬のように、日々走ってしまいます。


過敏と鈍感


で、「馬鹿は風邪ひかない」のお話しです。
私の友人に面白い人がいるんですね。まあ、簡単に言えば、私とは真反対のタイプです。どちらかと言えば享楽主義で奔放な性格、50も過ぎているというのに、若いころと変わらずバイタリティーに満ち溢れている男で、普通に最新のアイドルのヒット曲とかをカラオケで歌ったりします。

年を重ねても、一向に衰えを知らずで、スポーツやエアロビクスなど日々体を動かす事を常とし、映画の話から、音楽の話、自分でやってるバンドの活動まで、日々忙しく動き回っています。ちなみに体型はぽっちゃり型です。

ある日、その友人とバドミントンの練習の場で出会った時のこと、「喉が痛いんだよ」と、彼が言うのです。

どれどれ、などと言って、何気にその友人の喉を覗き込んでみると、素人が一目見ても分かるほど、喉ちんこの回りが真っ赤に腫れ上がっていたのですね。



私は、風邪をひくと真っ先に喉をやられ、熱を出す方なので、この辺りの症状には詳しいです。
で「熱は出てないの?」と、取り合えず彼に尋ねてみました。
するとその友人は、「なんか、少しあるかも」と言うので、おでこに手を当ててみると、どうにも熱いのです。
病気のエキスパートの私、感覚として分かるのですが、多分38度くらいはあったと思います。
もし、これが自分であれば、「少しあるかも」程度ではなく、「もうだめだ」となり、風邪ひいたーーと周りに言いまくって、せっせと布団に潜り込むのがオチでしょう。

どう感じるか

そこで、私はそんな状態の彼に、「帰って寝た方が良いんじゃないか」と勧めてみました。
ところが、彼は全く意に返さず、「そうかなあ」程度の返答で、結局その日のスケジュールをいつもながらハードにこなして、しっかり飲み会にも参加して帰って行ったのです。

で、私はハタッとここで考えました。

この時、彼が喉を痛めて、熱を出していた症状は、いつもの私の症状よりも、ずいぶんと軽かったのだろうかと?
しかしながら、そうではないだろうと思いつきました。これは感じ方の問題なのではないでしょうか。



痛みに強い人がいるなどと言ったりしますよね。つまるところ彼は、風邪をひこうが熱を出そうが、そんな事をあまり意識しない、自覚しない、気にしない、要は「馬鹿」になれば、それは、風邪もだるさではなく、痛みも苦痛ではないのではないか、そんな風に思い当たったのですね。

ポジティブとネガティブ

私のように風邪をひいた時、それにどっぷりと浸ってしまい、やれ薬だとか、安静にだとか、スケジュールの取り止めだとか、なにかとネガティブに考えてしまうのか、それとも、適当に体調不良と付き合いながら、特段意識せず、普段通りの生活をするのか、との違いなのではないかと考えついたのです。

「バカは風邪ひかない」合点がいきます。ガッテン!ガッテン!

もちろん体力的な「強い」「弱い」もあるでしょうし、なにより、NK細胞の活性の度合いなどもあるはずです。
風邪をひいた時、程度の差こそあれ、体調が悪いことをさほど意識せず過ごせたら、風邪も風邪ではなく、病気も病気ではなくなる気がしますね。

「俺は、風邪ひかないよ」と、言っている人も、きっと全く風邪をひかないわけではないと思います。きっと、そういう人は体調不良に対してタフであり、良い意味で「馬鹿」なのではないでしょうか?

そう考えた時、この「馬鹿は風邪ひかない」、なんだか深い意味に思えてきますね。「病気をしてもそれに負けて落ち込まずに、自分の中でうまく考え方を変えることで乗り切りなさい」、「物事を前向きに捉え、くよくよせずに健康な精神を持ちなさい」などと、先人に諭されているような気さえします。

今は10月の下旬、空気がひんやりとし始めた時季にこの記事を書いています。これから冬に向かう中、なんともいやーな季節を目の前にして、強い覚悟を決めようなどと思う今日この頃の私なのです。


最後まで私のつたない文章をお読みいただきありがとうございます。掲題にあります「月とすっぽん」の真相につきましては、私のブログ内でアッと驚くような回答を披露しています。
ぜひそちらの方も、お立ち寄りいただけたらと思います。

自由人カズのブログ オッズ アンド エンズ
月と鼈(すっぽん)の本当の意味はこれで決まり!すっきりしてください、ネット史上初出稿


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東京大田区バドミントンサークル



 

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