Linux 超初心者が、PC9821Xs に Plamo Linux 1.3 をインストールした記録です。
理論的なことはあまりよくわかってないので、導入作業の記録として読んでください。
(Plamo および Linux/98 の詳細については、下記リンクをご参照下さい。)
インストールには、Software Design 1998年12月号の付録についていた Plamo 1.3 の CD-ROMを使いました。
機器構成:
本体: | PC9821Xs C8W (CD-ROMドライブ内臓) |
CPU: | Pentium 83Mhz に喚装 |
HDD: | 内蔵EIDE = MERCO DBI-N3200 3.2G(Win95=2G Plamo=1.2G)に喚装 |
外付SCSI = RX1000(1GB MS-DOSフォーマット) | |
モニター: | 飯山電子 MF8615(いわゆるハローモニターですね) |
プリンタ: | Canon BJC-420J |
SCSI: | ICM IF-2769 |
ネットワークカード: | MERCO LGY-98J |
モデム: | OMRON MA2814(まだ使用不可) |
HUB: | corega HUB5PL |
ブートフロッピーの準備:
最初、1.44MフォーマットのFDを使って始めたのですが、うまく書き出せませんでした。一度1.2M(通常の98フォーマット)でフォーマットしてから書き込めばOKです。
Windows95 上で PlamoのCD-ROM と上記FDをセット、CD-ROM が Q: の場合、DOSプロンプト(DOS窓でOKです)から(メモリが十分にある場合)
C:\>Q:\98\makeplfd
とし、インストール先のHDDの接続ボード(SCSI の場合)に応じて先頭の数字を入力して下さい。内蔵(EIDE)HDDにインストールする場合は何でもいいようですが、Cバスマシンは1.PC-9801-55 を選んでおけば、無難でしょう。(将来SCSIに入れるかもしれないし)
しばらくフォーマットと書き込みが続き、ブートフロッピーができます。
HDDの準備:
私の場合、第1パーティションを Win95 第2パーティション以降を Plamo としました。
とかくいろいろ言われる Win95 ですが、やはりあると便利です(嫁さんが一太郎しか使えないこともあるし....)。Plamo で周辺機器を使う場合のIRQやアドレスの設定値を調べるのにも便利です。(^^;;;;
PC98のハードディスクメニューから選択してブートするため、PC98のディップスイッチは出荷時の設定(FDで起動可能)にしておくのが無難でしょう。
また、Plamo をインストールする領域は、fdisk で開放しておいてください。領域確保しなくても結構です。(HDD出荷時に領域確保されてなければそのままで結構です。)
領域確保をしてもかまいませんが、後にLinux用に転用するコマンドで変更、または、解放するコマンドを使うことになるので同じことです。
Linux パーティションの作成:
以下のパーティション情報は、私のパーティションを元にしていますので、ご自分の環境にあわせて適宜読み換えて下さい。
ちなみに私のパーティションは、
番号 <領 域 の 名 称> 開始/終了シリンダ (容 量) [ファイルシステム]
# 1: | <Windows 95 > | 1 | 28730 ( 1907M) | [I don't know] |
# 2: | <Linux native > | 28731 | 36260 ( 500M) | [Linux native] |
# 3: | <Linux swap > | 36261 | 37013 ( 50M) | [Linux swap] |
# 4: | <Linux native > | 37014 | 46367 ( 621M) | [Linux native] |
です。
既に作成したブートフロッピー挿入して電源を入れます。
初期画面で
「RAMディスクでインストール」
と書かれたところが白黒反転しているはずですので、リターンキーを押します。しばらくしてプロンプトが出ます。以下
【】
で書く部分は自分で入力するところです。
初期状態ではテンキーが使えないようなので、数字の入力はテンキーを使わないで下さい。
plamo login: 【root】
# 【fdisk98 /dev/hda】
(これは内蔵EIDEマスターの場合、SCSI第1ドライブなら /dev/sda)
番号 <領 域 の 名 称> 開始/終了シリンダ (容 量) [ファイルシステム]
コマンド> 【n】(新しいパーティションを作成)
[ 新しいパーティションの設定 ]
以下の入力に失敗しても、その後での確認で中止できます。
終了シリンダを入力してください。
容量を指定したい場合は +10K, +20M, +30G などとすると
終了シリンダ( +サイズ K/M/G) <ただリターンをおすと 46367 が選ばれます>: 【+500M】
パーティションの名前(16文字超過分は切捨て): 【Linux native】
(名前は適当)
# 1 編集前:
作成するパテーションだけこれを繰りかえします。終わったら
【p】でパーティション情報を確認して、
【w】でHDDに書き込んで下さい。
いよいよインストール:
さあ、いよいよインストールです。以下は、あくまで私の設定ですので、途中に出て来る説明を読みながら、自分の環境に合うよう変更して下さい。
# setup
と入力して下さい。
install Plamo Linux のインストールを開始
< OK > <Cancel>
で、OKを選択
< OK > < Cancel>
ADDSWAP を選択するとスワップに可能なパーティションを見つけてくれる(はず)なので、OK を選択して下さい。(警告も出て来ますが、初めてのインストールなら気にせずOKして下さい。)
インストール先ドライブの設定を行いますか? < Yes >
Linuxをインストールするパーティションの選択:
パーティション/dev/hda2のフォーマット
/dev/hda2のi-node密度の選択
/etc/fstabに追加するその他のLinuxパーティションの選択
再びフォーマットするか?と聞いて来るので、< OK >
またi-node密度を聞いて来るので、デフォルトのまま < OK > フォーマットに少々かかります。
/dev/hda4をどこにマウントするかを聞いてくるので、/home とでもして < OK >
続行しますか? < Yes >
インストール元の選択
Install from the Plamo Linux CD-ROM
CD-ROMドライブが見つかりました < OK >
インストール方法の選択
続行しますか? < Yes >
ディスクセットの選択
お勧めパッケージの選択
継続しますか? < Yes >
しばらく(5分位?)すると、
インストールに約30分かかります。(^^;;;
LINUXカーネルのインストール
システム設定 < OK >
ブートディスク作成
フロッピー容量の指定
モデムを設定しますか? < OK >
マウスの設定 < OK >
grub98のインストール < Yes >
ネットワークを設定しますか? とりあえず < No > 後で netconfig で設定できます。
お疲れ様でした。インストールが終わりました。\(^^)/
フロッピーを抜いて CTRL-ALT(GRPH)-DEL でリブートして下さい。
起動しましたか? した! おめでとうございます。
# 1:
(コマンドの説明が現れます)
パーティション #2 を作成・変更します
現在:# 2: --- 未使用(この番号を指定するとパーティションを追加します) ---
システムの種類 [0:Linux native(通常用途), 1:Linux スワップ), 2.:中止] <ただリターンを押すと 2 が選ばれます>: 【0】(スワップ領域を作成する時は【1】)
開始シリンダ <ただリターンを押すと 28731 が選ばれます>: 【リターン】
(このディスクの1シリンダの大きさは 69719 バイトです。)
ううっ忘れた(^^;;;;
それぞれ 10K, 20M, 30G バイトの大きさに設定されます。
# 1: --- 未使用(この番号を指定するとパーティションを追加します) ---
# 1 編集後:
# 1:
書き込み前であれば、途中でわからなくなっても、
【q】で作業を中断できます。
プロンプトから、
日本語のインストーラーが起動します。うれしいですね。(^^)
まず。
Plamo Linuxのセットアップメニューへようこそ
exit 終了
------------------------------------------------
Plamo Linux/98セットアップ (version 0.0.1)
HELP Plamo Linux セットアップのHELPを表示 ADDSWAP スワップパーティションの設定 TARGET インストール先パーティションの設定 SOURCE インストール元の選択 DISK SETS インストールするディスクセットの選択 INSTALL 選択したディスク出とのインストール CONFIGURE インストールしたLinuxシステムの設定 EXIT Plamo Linux/98セットアップを終了
------------------------------------------------
これ以降、特に問題がなければ、メニュー画面に戻らずに各メニュー終了ごとに自動的に次のメニューに移ってくれます。
インストールするパーティションを選んで < OK >(私は /dev/hda2)
Format を選択して < OK >
とりあえずデフォルトで < OK > フォーマットに数分がかかります。
3つ目のパーティションを選択(私の場合は /dev/hda4)
4 の CD-ROMからインストールを選択して < OK >
scan を選んで < OK >
Plamo98 を選んで < OK >
[X] REC お勧めパッケージセットを選んで < OK >
デスクトップPCでハードディスクに余裕があれば、deskc か deskw を選んで < OK >
XF98 サーバの選択(XFree86 3.3.2)
となるので、9821XS の場合、[x3329480 XF98_NEC480] と [x3329ns3 XF98_NECS3] をスペースキーで 選んで(選んだ所は [X] となります) < OK >
とりあえず
skip を選んで < OK >
ブートディスクを抜いて、新しいディスクを入れて
format で < OK >
1.44 か 1.2 を選んで < OK >
フォーマットがすめば、
simple を選んで < OK >
ブートディスク作成 < OK >
continue を選んで < OK >
cua0 を選んで < OK >
grub98のインストール2
1 Linux98をインストールしたパーティションで < OK >
セットアップ完了 < OK >
元のメニューに戻るので、
EXIT を選んで < OK >
98のディスク選択で最初の
Linux native を選ぶと、
grub/98 のメニューとなり、そのままリターンキーを押すと Plamo Linux が起動する(はず)です。