ユーザー車検レポート
平成7年式日産セレナフルタイム4WD
走行距離5万6千キロ
整備編

まず車の下回りの洗車をする前に、オイル漏れ水漏れの点検を行うが、異常なし。
次に安物の高圧洗車機で下回りの汚れを落とす。
洗車していなくても検査に特に影響は無いが、自分で行う点検も洗車してあるとやりやすい。
次に車をジャッキアップして馬をかけブレーキの点検を行う。
実は数日前からブレーキパットの残りが少なくなって、パットのセンサーがディスクに擦れる音がしていたので前もってブレーキパットを買っておいたので、それを交換した。
リヤのブレーキシューは、まだ残りがあったので清掃した。

またリヤカップキットは、前回の車検のときに交換してあるので今回は見送って、ブレーキフルードのみ交換した。
リヤブレーキの隙間は調整できる構造になっていたがサイドブレーキの引き代も適正でリヤブレーキの隙間も適正のようだったので調整は、しなかった。
調整する場合は、ホイルナットを締め付けドラムの位置を固定してからバックプレートのゴムのふたを外しマイナスドライバーでカリカリとラッチを回し、ホイルを回転させながらドラムとシューが軽く触る程度にする。
ドラムを取り付けたら下回りの締め付けと点検を行う。
エンジンを始動してマフラーや排気管に排気漏れがないか、ドライブシャフトブーツや操舵機構リンクの状態特によく点検したが、異常は無かった。
そしてシャシブラックを塗装して下回りの点検は終了した。
フルタイム4WDなので特に正確にタイヤ空気圧を調整しタイヤローテーションも行う。
エンジルームは、オイル、水類の補充点検を行ったが後は特に異常は無かった。
そのた、ウオッシャー水が出なかったのでウオッシャーモーターを交換した。
灯火装置は、異常なし。

検査編

車検整備の合間に車検場に電話して車検の予約を行う。
土浦車検場の車検予約は、自動音声の案内にしたがって行う事が出来る。
翌日に空きがあったので予約をする。
翌日。
車検場の前にあるテストセンターでライトの向きなどを調整してもらう、今回は普通の作業服であったが、料金は業者と同じ1500円だった。
次に車検場の敷地内にある整備振興会の建物内の納税確認の窓口で必要書類を購入して同時に重量税と手数料を払う。
この書類はバインダーにはさんでおくと便利だ。

書類は頼めば代書もしてくれるが、陸運事務所内に書き方のお手本があるので自分でも簡単に書く事が出来る。


書込みが必要な書類は、自動車検査票、重量税、検査申請書、の三枚です。
これに使用者の住所や登録番号(ナンバー)原動機の形式、車体番号その他を書きますが、車検証とお手本を見ながら行えばそれほど難しくないと思います。
もし解からないことがあったり、記入漏れがあっても窓口の人が教えてくれます。
書類に必要事項を書き込んだら、陸運事務所の窓口に見せて予約の確認をします。
書類の検査が済んだら検査コースの前に車を並べます。
今回の車は、フルタイム4WDなのでそれに対応した新しいテスターのコースに入ります。
まず検査コース前に車を止めてボンネットを開けて検査官に車体番号の確認をしてもらいます
そしてウインカーやライトを指示に従って点灯させ点検してもらいます。
検査官による点検が終わったら、いよいよ検査コースに入ります。
電光表示板の指示に従って車を進め最初にサイドスリップテスターに静かに車を乗り入れます
電光表示板に丸が表示されたので車を進め次のテスターに車を乗り入れます。
車を止めるとタイヤがローラーにはまります。
40キロでパッシングの指示に従います。
車はそのままの位置で、今度はブレーキのテストを行います。ブレーキを踏むの表示にしたがってブレーキペダルを踏み、そのあと指示に従ってサイドブレーキを引きます。
このとき制動力と同時にブレーキの引きずりの検査も行われていますので、指示が無いときは
ブレーキべダルを踏まないように気をつけます。
ブレーキの検査が終わったら車を前に進めブローブを排気管に入れてCO、HC濃度の検査を行い丸が出たら検査票を機械に差し込んで丸のスタンプを押してもらいます。
更に車を進め下回りの検査のところに車を止めます。
指示に従って車を止めるとハンドルから手を離すように指示が出て、タイヤが機械左右に揺さぶられます。
その後ブレーキを踏む、サイドブレーキを踏むの指示がでたあと合格の丸マークが出て検査票にスタンプを押して検査ラインでの検査は終わりです。
検査ラインから車を出したら検査ラインの最後のところにある最終検査の窓口で書類を出してハンコをもらってから陸運事務所内の窓口に提出して新らしいステッカーと車検証をもらって継続検査終了です。
このとき私の前に並んでいたユーザー車検に来たらしい女性は、新しいステッカーと車検証を受け取って
「えー!もう終わり?」
といっていましたが、意外と簡単に短い時間でできることに驚いていたようです。

おわり。