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整備工場では、車検毎にリアカップキットの交換
をする場合が多いが、今回の車は6年間リヤカップ
キットを交換していなかったのでホイルシリンダー内
は錆びてブレーキフル−ドがブーツ内に漏れている
危険な状態だった。
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昔の車は、ブレーキパットやブレーキシュ−に
発ガン物質のアスベストが使用されていた。
今の車の場合アスベストフリーになっているものが
多いが、ブレーキパットの粉を吸い込むの
は、健康には良いとは思えないのでブレーキク
リナー等を使用し粉を吸い込まないように注意し
ましょう。
駆動輪のドラムは、ホイルを外すと手でスコッと外
れる車が多いが、この車の場合ドラムが錆付いて
外れなかったのでいてドラムにボルトをねじ込んで
ドラムを外した。
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リターンスプリングをマイナスドライバーで外す。
Uの字型のスプリングを縮めてシュ−を固定してい
るピンを外す。
ホイルシリンダーからピストンを手で外す。
バックプレートとシュ−の接触面には、ノンメルトルブ
を塗布する。
リターンスプリングをとりつけるときはプラスドライバー
を使用する。 |
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錆びた鋳鉄製ホイールシリンダーに組み込まれて
いたピストンも錆でドロドロの状態。。
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新品のカップにラバーグリスを塗布し手で
ピストンに組み付ける。カップの向きの注意 |
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錆びたホイルシリンダー内は、800番〜1000番
程度の目の細かい耐水ペーパーで磨いて修正す
このとき液漏れを防ぐ為に必ずホイルシリンダー
円周方向に磨くこと。
清掃後、分解時と逆の順序で組み付け、ブレーキ
エア抜き作業をしてからリヤブレーキの隙間調整
をする。
これだけ錆びていたらホイルシリンダーアッシーで
交換しても。 |
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