VW サンドバギー ブレーキマスターシリンダー インナーキット交換

インナーキット交換をする前に、VWバギーについて説明しなければなるまい。

旧ビートルの空冷フラット4エンジン等を流用した遊び用バギーである。
ベースとなるVWビートルが元々シンプルかつ軽量であったが更にシンプルになっているので非力なエンジンでもそれなりに楽しめるし、またメンテナンスが楽で丈夫と良いとこずくめである。
この車両はアメリカで作られたサンドバギーであるが、1970年代当時にサンドバギーやビーチバギー、デューン・バギー等VWビートルをベースとしたバギーが世界中で流行したとのことである。
そしてそれから数十年を経た現在もアメリカをはじめとした世界各地にそのファンはいるようで今も部品が入手可能である。

この車両はリヤブレーキにはVW流用マスターシリンダーは社外汎用品、ペダルはバギー専用となっているが、それぞれ豊富な部品の中から選べる。
マスターシリンダーはCNC製が使われておりマスターアッシーの交換も可能であったが、今回はインナーキットの交換にとどめ、ついでにクラッチのマスターインナーキットも交換した。
それぞれ$25と値段も安く$30の送料を払っても国産車の部品より安い。
古い部品と見比べると色や形状が違うがシンプルな構造なので直径さえあっていれば大丈夫なのだろう。
ちなみにクラッチとブレーキの違いはピストンの直径のみである。

おそらく10年以上エンジンを始動したことが無かったであろうが、いとも簡単にそれは目覚め簡単な整備で走行が可能になった。