竹垣つくり

ある日、中島農場にイギリスからのお客さまが訪れました。
彼は、日本の庭や樹木に興味を持っており、たまたま見せた竹垣にも興味を持ったようなので、竹垣(御簾垣)つくりを体験してもらうことにしました。
最初に防腐加工してある杉丸太にノミで溝を掘ります。
恐らく見るのも初めてであろうノミを器用に使っていたのには驚きました。

柱を立てた後、組子を入れ込んでいきます。
組子に使う竹は、できればまっすぐでそろったものを選別したいところですが、今回は材料の量に余裕がなかったのでほとんどすべての竹を使うことになりました。
写真は竹の曲がりを修整しながら、組子を入れ込んでいるところです。

2本組の押縁にしたかったのですが、やはり材料の関係上1本にしました。
押渕の下には、耐久性と美観をかねて筑波石を設置しました。

竹垣をバックに植木を植えるとひきたちます。
今回は、時間がなかったので築山のかわりにサツキで山をつくり、ヤマボーシの株立ち、エゴ、アセビなどを植えアプローチをつくったところで一応完成と言うことにしましたが、出来れば蹲や筑波石の景石を使いたかったところです。
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