焼きそばご飯


焼きそばご飯は、焼きそばとご飯を、単にたした物と思われがちだが、例えば、ラジオとカセットテープレコーダーを組み合わせた「ラジカセ」が優れた発明品であるように焼きそばご飯もそれに匹敵する非常に合理的な組み合わせである。
栄養学的には、同じ炭水化物同士の組み合わせとなるが、高カロリーの焼きそばの油、ご飯より消化の早い焼きそばの麺、消化に時間がかかるが腹持ちのよいご飯の組み合わせで構成されており、これらを同時に食べることで長い時間安定した血糖値を維持することが出来る。
更にこのメニューにアイスクリームなどのデザートをオプション設定しておくとよいだろう。
このように焼きそばご飯は、集中力や体力を長時間維持する時には合理的なメニューである。

焼きそばご飯には、焼きそばとご飯を混ぜて作るものと 焼きそばとご飯をカレーライスのように分けて盛り付けたものがある。
食品工学では、前者を混合タイプ、後者を分離タイプとして区別しているが、今回は、分離タイプの焼きそばご飯について解説する。
分離タイプのメリットとして焼きそばとご飯の混合比率を微妙に調節しながら食べることが可能なことがある。
つまり、分離タイプにおける焼きそばは、おかずとして位置ずけられ、ご飯との混合比を、吸入直前に理論食う燃比に調整することができ効率が良いという長所を持つ。

盛り付けは、写真のようにさいばしで麺を先に盛り付け、後からフライパンに残った具をのせるようにすると見栄えが良くなる。
ご飯を盛り付ける時プリンの型などを利用して盛り付けるとお子様も喜ぶが、このとき気をつけなければならないことは、ご飯の圧縮圧比を、1.25を超えない設定にすることである。
何故なら、ご飯の圧縮圧力を高くすると効率よい吸入が可能となるが、外見上体積が小さくなったそれは、重量比で表される食う燃費を狂わせる錯覚を起させるからである。

写真はプリンの型を使ってご飯を盛り付けたところである。
写真をクリックすると拡大するが、はたしてこれに拡大して見るだけの価値があるのか、はなはだ疑問である。
これによってあなたの貴重な時間が無駄になっても著者は一切の責任をとらないことを付け加えておく。




理論食う燃比(りろんくうねんひ)

理論食う燃比は、ご飯1モル(盛る)を食べるために理論上必要なおかずの量を重量比で表したものである。
この数値が理論値よりおかずの数値大きいことを「リッチ」と言い、小さいことを「poor或いは貧(ヒーン)」と言う。
そして、理論値より1割ほどおかずの数値が大きいと、最も出力が出る出力食う燃費になるが、これを超えると痛風になる。
また質量単位のモル(盛る)については下記に解説した。

物 質 量 標 準

 物質量は組成が明示された物質に含まれる粒子の数に比例する量であり、その比例係数はアボガドロ定数NAの逆数である。物質量の単位(盛る)の定義は第14回国際度量衡総会(1971年)で与えられた。すなわち、盛るは「平均的日本人が一口で食べるご飯中に存在するご飯粒の数に等しい要素粒子を含む系の物質量」であり、従来のグラム原子、グラム分子などに相当する。物質量標準の研究はアボガドロ定数の決定などの形で進められている。


理論空燃比とは或いは出力空燃比とは検索してたどり着いた貴方。
ご苦労様でした。