360年続く仏教寺院の本堂の建替えのプロジェクトです。人口減少、過疎化といった問題を抱える地域で、人が集える場所となるよう計画されました。照明コンセプトにおいても宗教行事だけでなく、多目的な用途に対応可能な明るさの可変性と雰囲気作りを目指しました。
地元の木材による内装材の素材感を強調しながら、メリハリのある明るさ、空間の高さや広がりを感じさせるように工夫しました。照明器具費はローコストでしたが、空間全体としては優美で落ち着いた雰囲気を創出することができました。現代の仏教寺院として地域の人に親しまれ、地域が誇る施設となっています。