『中川整体』

―目次―

骨盤療法は、施術の一つです

骨盤療法は、手技療法が中心です

中川整体の骨盤療法足技

1.      骨盤療法は「施術の一つです(骨盤療法を主語として施術の基本を記載してみました)」

骨盤療法は「安全性&施術効果の両立」「施術刺激は人体の感受性&耐久性である許容範囲内」

骨盤療法は「身体的精神的リラックス状態の施術は柔かな弱刺激&ゆっくり&静かに&浸透する様に」

骨盤療法は「人体生理活動正常化(機能的改善→体重支柱+下肢運動+下肢循環の改善は上半身機能改善の基礎)」

骨盤療法は「人体生理活動正常化(機能的改善→心身の良好状態回復は自然治癒力&抵抗力を強化する健康維持力向上)」

骨盤療法は「人体生理活動正常化(機能的改善→心身の良好状態回復は安定感のある体力&適応力&発達力&生活の質の向上)」

骨盤療法は「受動圧運動」

「受動圧運動は受動的歪み」

「受動圧運動は骨盤部の元に戻る力を応用しています(骨盤部許容範囲内)」

「受動圧運動はリラックス状態で左右対称性を整える事により弱い部分を改善します」

「受動圧運動はリラックス状態で左右対称性を整える事により疲労物質を産生せず体内代謝を整えます」

「受動圧運動はリラックス状態で左右対称性を整える事により神経系⇔皮膚骨格筋⇔骨格系を整えます」

「受動圧運動はリラックス状態で左右対称性を整える事により体重による仙骨の沈み込みを改善します」

「受動圧運動はリラックス状態で左右対称性を整える事により仙腸関節のベアリング効果を改善します」

「受動圧運動はリラックス状態で左右対称性を整える事により股関節の体重圧負荷を円滑に改善します」

「受動圧運動はリラックス状態で左右対称性を整える事により腰仙関節の持続的歪み湾曲を改善します」

2.      中川整体の骨盤療法は、手技療法が中心です

中川整体の骨盤療法は『伏臥位』

手技療法:下半身重量を除外した上半身重量で行われる為『安全性が高い』

手技療法:下半身重量を除外した上半身重量で行われるが『患者さんの足を動かす事で骨盤運動療法』となります

足技療法:足を当てる施術法ですので「施術接触圧→施術準備圧→施術動作」を注意して行います

足技療法:上記は手技療法も同様です「施術接触圧は衣服に触れた瞬間、施術を一旦止めます」

足技療法:上記は手技療法も同様です「衣服の圧を感じ取り、ここから施術圧を組み立てます」

足技療法:上記は手技療法も同様です「施術準備圧は人体に触れた段階で施術刺激要素を組み立てます」

足技療法:上記は手技療法も同様です「施術刺激要素は強度&硬度&角度&深度&速度等(施術解釈part1参照)」

足技療法:上記は手技療法も同様です「施術動作圧は患者さんの感受性耐久性に適切な加圧減圧を行います」

(説明)手技療法&足技療法に共通している事は「施術圧⇔人体抵抗という作用反作用が働く事」です

(説明)手技療法は上半身重量

(説明)足技療法は全身の重量を使用出来る(安全策は全身重量を使用出来ない手技療法)

(説明)上記、手技療法&足技療法では同じ圧でも面積の違いがあります(指の面積&踵の面積)

(説明)上記、手技療法&足技療法では同じ圧でも硬度の違いがあります(指は鋭く&踵は柔らかい)

(説明)上記、手技療法&足技療法では同じ圧でも感覚の感じがあります(腕の重量&足の重量)

(説明)上記、施術圧とは?(重量圧+施術動作による加圧、それだけでは施術圧ではありません)

(説明)施術圧は「作用反作用の調和によるソフトな浸透(関節クッションが患者さんを自由にする)」

(説明)上記、関節クッションが無いと手足重量の違いが大きく影響します(同じ押し込む圧でも)

(説明)上記、関節クッションが無いと「加圧は重量圧+加圧速度」患者さんを強く押さえ付ける事になります

(説明)上記「足技療法は踏み付けてはいけない」→加圧時でも患者さんが身体を動かせる事が重要!

(説明)足技療法は「ドンと足を置くな!踏み付けるな!」

(説明)足技療法は「衣服を感じて一旦止める+関節クッション」で解決します

(説明)施術は人体&症状&患者さんの気持ちとの相性。足技療法に拒否感がある場合は行いません

(説明)手技療法の場合「例、器械体操の倒立&鞍馬は腕に掛かる最大圧。しかし浮いている感じがする」

(説明)手技療法の場合「肩関節を伸ばす&腕支持方向に体重を乗せる&鞍馬は足腰運動が腕支持に伝導」

(説明)手技療法の場合「肩関節が潰れては浮いている感じが無く、身体で押さえ付ける感じとなります」

(説明)手技療法の場合「手指重量+腕重量+上半身重量+下半身支持の組立は作用反作用調和圧」

(説明)手技療法の場合「肘~手首~指の使い方」

(説明)手技療法の場合「肘~手首は患者さんが動けば同時に動き調和圧力消失」

(説明)手技療法の場合「施術圧力基本は、手指(施術圧作用点+作用反作用の調和浸透)」

(説明)手技療法の場合「足腰の使い方は、手指に施術圧を伝導し全身施術圧となります」

(説明)手技療法の場合「乳幼児施術の場合は手指重量を基本にした微妙な施術圧の加減」

(説明)手技療法の場合「上記、途中乳幼児が身体を動かせば施術者の手も動かされます」

3.      中川整体の骨盤療法足技

     骨盤療法足技の練習方法(ソフトタッチの秘訣は股関節膝関節) 

・施術者は柱の前に両膝立ちとなります

・片足底を柱に伸ばし&踵を床に着けます

・上記、足首関節が柔らかいとピッタリ足底が柱に着きます

・上記、足首関節が硬いと足先だけが柱に着き、足裏&柱&床で三角形の空間が出来ます

・上記、足首関節が硬い場合はピッタリ着けなくて結構です。無理すると姿勢が崩れます

・体重を支える軸足は、伸ばした片足に対して90°開きます

・両手は前胸部付近に位置させます(膝に当てると下肢に掛かる圧が変わります)

・柱に付けた片足に腰が上から乗る様に位置させます(腰を立てる。柱⇔体重圧の調和)

・軸足にある体重を前方移動させます(片足圧力を柱に押し込みます。作用反作用の調和が浸透)

・上記、正しい方法は体重前方移動時、更に腰が乗り込んで移動する感じ

・上記、柱に押し込む時、股関節膝関節屈曲(関節クッションが圧力緊張維持しながら浸透させる)

・上記、良くない方法は股関節膝関節運動を行わない、衝撃がガツンと自分に跳ね返ってきます

・上記、上半身だけの動きとなっています(重い頭部を振っている?)

     骨盤療法足技の具体的方法

骨盤療法足技の具体的方法は、3段階に分類出来ます

a.施術姿勢準備:(体位)患者さん伏臥位&施術者立位(施術技術により施術者は頭部向きor足向きと変わります)

a.施術姿勢準備:(体位)施術者直立姿勢

a.施術姿勢準備:(体位)上半身前屈&片足を持つ(持った足は膝関節屈曲&反対側の足は膝関節伸展)

b.施術動作準備:(手順)骨盤部に施術足(踵or足底)を当てる(衣服に接触した時一旦動作を止める)

b.施術動作準備:(手順)そして施術圧力方向を定め、施術部位に静かに当てます

b.施術動作準備:(手順)軸足重心を施術足へ移動加圧(簡易方法は軸足の踵を上げる、左右移動が楽)

b.施術動作準備:(手順)上記、腰を伸ばすと更に加圧されますが、身体が浮いた感じの圧を忘れずに

c.施術動作開始:(加圧)体重圧は「圧力加減+浮く感じ+関節クッション」により施術圧になります

c.施術動作開始:(加圧)施術動作は「上に乗り上げるタイプor下に沈み込むタイプ」があります

c.施術動作開始:(加圧)私の師匠は前者「私の師匠の表現では体重圧を移動する→左右上下の体重移動)

c.施術動作開始:(加圧)上記、浮いた感じの静止圧から「施術圧を行う為に更に乗り上げる」

c.施術動作開始:(加圧)上記、施術圧力エネルギーを緩やかに跳ね上げ空中へフワッと開放する感じです

c.施術動作開始:(加圧)「下へ沈み込むタイプ」→体重を落とすのではないとの事

c.施術動作開始:(加圧)重い物を床に落とした衝撃同様、最下点で患者さんは緊張してしまいます

c.施術動作開始:(加圧)両者共に基本は「関節クッション+ゆっくり加圧」

骨盤療法のポイント

・仙腸関節:「仙骨は沈む傾向にある」仙腸関節は仙骨↔腸骨で形成される関節

脊柱直立の体重圧で仙骨沈み込み↓+筋肉凝りは腸骨引き上がり↑

上記現象は、腸骨を足先方向へ下げれば改善出来ます。

      仙腸関節はコロコロ動くベアリング効果(ベアリング効果は全関節の基本的機能)

全関節の基本的機能回復は「コロコロ動くベアリング効果回復」

そして腸骨を引き下げる事により仙腸関節正常位置回復

そして仙骨は下後腸骨棘垂直圧で仙腸関節正常位置回復

そして仙腸関節は多方向の圧力で仙腸関節正常位置回復

・臀  筋:内臓疲労も臀筋に現れます。臀筋は常に上半身重量を支え運動するので疲労し易い

      臀筋マッサージは「臀筋を発熱させ代謝亢進+リラックス効果」

      臀筋マッサージは「左右対称性バランス改善で下肢筋緊張改善」

・坐  骨:股関節内転筋伸展筋付着部&膝関節屈曲筋付着部

(坐骨は膝下+下肢+下半身のL字機能の要。連結連動により下半身反弓)

(下肢L字構造の機能であるハムストリングス緊張緩和は骨盤が緩みます)

(下肢L字構造の機能であるハムストリングス緊張緩和は膝から下も改善)

      (坐骨は物理的作用が強い。扇で言えば仙腸関節が要&坐骨は動く先端部)

(坐骨は物理的作用が強い。腰椎部骨盤部の固定力が弱い場合は施術禁忌)

     骨盤療法足技の注意点

関節を固定している組織が弱いと施術圧力という歪みを元に戻せない不都合も生じます

骨盤療法足技(仙腸関節部)は、施術圧力が軽くても持った足を引き上げるとテコ原理が作用します

骨盤療法足技(坐骨押下げ)は、骨盤下部を押し下げる為骨盤上部が引き上がる歪み現象があります

骨盤療法足技(坐骨押上げ)は、坐骨を頭部方向へ押上げますが片側だけが引き上がる事になります

     骨盤部を避ける場合&骨盤療法足技を避ける場合

a       骨盤部を避ける場合(→間接療法を行います)

・炎症:炎症五大徴候(疼痛&熱感&発赤&腫脹&運動障害)or炎症を生じる可能性がある場合

    ギックリ腰は、上半身上部施術で首肩背中の緊張を緩め全身過緊張状態を改善します

    ギックリ腰は、炎症による部分的循環不全を間接療法で炎症抑制(全身循環改善による体温均一化)

・疼痛:疼痛は炎症or知覚過敏と考えられ、患部に対する直接的施術は弱刺激でも悪化する可能性があります

・不安:患者さんが骨盤部施術に不安を感じられる場合(安心安全な施術選択は効果的施術選択に繋がります)

b       骨盤療法足技を避ける場合(→手技療法弱刺激を行います)

・虚弱体質(施術の物理的歪みに耐えられない&知覚過敏&過緊張&施術に対する不安感等)

・部分虚弱(脊柱一部に触れると体調悪化する事もあります。この病態では施術禁忌)

・重い物を持って歩けない(日常生活範囲の歩行しか出来ない場合です)

・(上記、歩行困難としなかった理由、腰椎骨盤部固定力は歩行機能とは異なる為)

・(上記、腰椎骨盤部固定力が弱くても日常生活範囲歩行は出来る事があります)

・(上記、しかし日常生活範囲歩行が限界の場合も手技療法です)

・腰部を反ると症状が悪化する(腹臥位は腰椎伸展&腰を反らせます)

・患者さんが骨盤療法足技に不安を感じられる場合

・上記症状に加え、その他の症状がどの様であるか?を考慮します(高齢&腹部症状等)

【骨盤診断】

―目次―

骨盤診断体位

骨盤診断

中川整体の骨盤診断

1.      骨盤診断体位

患者さんは『伏臥位』

施術者 は『起立位で左右対称性姿勢(患者さんの大腿部上部付近で跨ぎ&頭部向き)』

施術者 は『起立位で左右対称性姿勢→上半身前屈で骨盤左右同一位置に指を当てます』

施術者 は『起立位で左右対称性姿勢→患者さん施術者の左右対称性姿勢の調和が大切』

施術者 は『例、片膝を立てた蹲踞姿勢は施術者左右対称性姿勢が崩れ誤差が生じます』

2.      骨盤診断部位

骨盤診断部位:上後腸骨棘&下後腸骨棘&腸骨稜(上前腸骨棘は稀)

骨盤診断部位:他、骨突出&脂肪厚み&疼痛&伏臥位骨盤の高さ(施術者の手の位置が通常より高くなる)等

骨盤診断部位:脊柱歪みの一部分が骨盤部歪み(腰椎骨盤部の歪み→椎骨1個の鋭角な立体的傾斜もあります)

骨盤診断部位:柔軟体操等で歪む現象も判断出来、その場合は柔軟体操を行わない事としています

骨盤歪み改善:施術により左右対称性回復→良好な体重維持→固定力安定性は体力向上

骨盤歪み改善:施術は左右上下繰返しの施術(左右繰り返しが左右対称性回復)

@大切な事は施術により強い緊張&歪みを加えない事(施術の基本は弱刺激→良好反応出来る耐久力範囲内)

@中川整体では足の長さの診断を中心に「上半身⇔下半身の接続部である骨盤を改善」

3.      中川整体の骨盤診断は『診断即施術⇔施術即診断』→施術上の判断

(説明)診断即施術:診断は、左右同時触診。両側同時施術刺激と同じ

(説明)施術即診断:施術は、左右繰り返し。施術刺激により緊張緩和

(説明)足の長さの変化+様々な施術内容変化は、自覚症状改善がなくても人体変化と判断出来ます

【足の長さの診断】

足の長さの診断:足の長さの違いは「変化します」

足の長さの診断:足の長さの違いは「揃っている事が理想」

足の長さの診断:足の長さの違いは「生理的現象+病理的現象(アンバランス→生理活動低下→組織劣化)」

足の長さの診断:足の長さの違いは「生理的現象(健康状態→人体は出生時から完全な安定状態ではない)」

足の長さの診断:足の長さの違いは「生理的現象(老化現象→不安定状態は蓄積し健康状態に影響します)」

足の長さの診断:足の長さの違いは「病理的現象(蓄積→刺激に対する不安定状態は人体各部に存在する)」

足の長さの診断:足の長さの違いは「病理的現象(蓄積→部分的左右非対称性は全身アンバランスとなる)」

足の長さの診断:足の長さの違いは「病理的現象(蓄積→全身アンバランスは部分的左右非対称性悪化へ)」

足の長さの診断:足の長さの違いは「下半身バランスを左右対称性にすると骨盤~下半身は良好変化する」

足の長さの診断:足の長さの違いは「下半身バランス良好変化指向性は上半身下半身バランス改善となる」

足の長さの診断:足の長さの違いは「上半身下半身バランス良好変化指向性は上行性⇔下行性の相互関係」

足の長さの診断:足の長さの違いは「診断する事で人体解釈&施術解釈に繋がります」

足の長さの診断:足の長さの違いは「施術上の判断(診断即施術⇔施術即診断)」

足の長さの診断:足の長さの違いは「矯正操作が必要。骨格系を整える事で人体の中心性軸形成」

故に「足の長さの診断による施術は、バランス変化による自覚症状&他覚症状&生理不全の改善」

故に「足の長さの診断による施術は、機能的改善から開始する健康状態向上を目的としています」

故に「足の長さの診断による施術は、機能的改善という自覚症状改善も足の長さ変化となります」

足の長さの診断による施術は「生理的不完全状態から進行する病理的現象」を改善します。

その改善過程は「形態バランス改善(神経系⇔皮膚骨格筋⇔骨格系)」→「体内環境改善(自覚的症状&他覚的症状&生理的不完全状態)」→「生活の質の向上」

―目次―

第Ⅰ章 足の長さの診断:解剖学的見解

第Ⅱ章 足の長さの診断:生理学的見解

第Ⅲ章 足の長さの診断:病理学的見解

第Ⅳ章 足の長さの診断:診察学的見解「理論」「技術」

第Ⅴ章 足の長さの診断:臨床学的見解「理論」「技術」

第Ⅰ章 足の長さの診断:解剖学的見解

1.      何故、足の長さに違いが現れるのでしょうか?

人体の骨の長さは「基本的には左右対称性」です

故に足の長さは揃っている事が理想。然し現実は足の長さの違いという現象がみられます

上記理由「骨は神経系緊張⇔骨格筋の凝りにより関節が曲がり骨格系の歪みとなります」

上記理由により「足の長さは、神経系緊張+骨格筋収縮作用により‹短くなる›と表現出来ます」

上記理由により「足の長さは、脊柱を軸とした骨格系⇔皮膚骨格筋⇔神経系のバランス。個体バランスの象徴」

上記理由により「足の長さは、脊柱を軸とした左右対称性、上半身下半身バランス形成。個体バランスの象徴」

上記理由により「足の長さは、脊柱を軸とした作用反作用。重力+体重圧⇔下半身支持。個体バランスの象徴」

2.    足の長さの原因は「股関節」「踵部」

股関節は「屈曲外転外旋」により「左右の膝の開きが異なり」「足が短くなる現象」が現れます

踵 部は「膝下後側緊張」により「左右の筋弾力性が異なり」「踵部牽引で左右差」が現れます

上記理由により「足の長さの違いは、腰部骨盤部の凝り&ふくらはぎの緊張」が原因となります

上記理由により「足の長さの診断は、伏臥位で大腿部を固定し&踵を固定しない」事が大切です

上記理由により「足の長さの診断は、骨格系を左右対称性にする‹矯正操作›」が必要になります

(説明)合理性⇔必然性が一致?「人体合理性を支える様々な必然性⇔診断は人体条件に支えられる合理性&必然性」

(説明)合理性⇔必然性が一致?「診断合理性→人体は屈曲域が広く屈曲し易い+踵部は膝下L字構造機能の中心部」

(説明)合理性⇔必然性が一致?「診断必然性→伏臥位+股関節伸展+大腿骨固定+踵部浮遊を安定させる矯正操作」

3.      足の長さの違いは「神経系⇔骨格筋の影響(神経系⇔受容器は良好な骨格系を基軸として個体形態維持)」

足の長さの違いは「個体形態維持力の象徴(神経系⇔末梢器官の刺激に対する良好な反応が生理的活性)」

足の長さの違いは「個体形態維持力の象徴(神経系⇔骨格筋の刺激に対する左右対称性反応が健康向上)」

・個体形態維持力は、上記に関節固定力を加えて「人体は内骨格としての体重支持+軸運動(脊椎動物)」

・固定力:平面関節の強度が骨格系の基礎(脊柱が中心軸の軸骨格は平面関節で形成される(←施術の重要性)

・固定力:平面関節の固定力+良好な関節機能により人体は生理的活動+軸運動を行えます(←施術の重要性)

・固定力:組織の発達状態&良好状態が機能回復&健康増進となる人体発達力+自然治癒力(←施術の重要性)

(説明)軸 骨格は「脊柱(頸椎+胸椎+腰椎+仙骨尾骨)」+「頭骨顔面骨&肋骨&胸骨&剣状突起」

(説明)付属骨格(上肢):「鎖骨肩甲骨~指(肩甲骨は肋骨胸骨頸椎頭部に骨格筋で固定されている)」

(説明)付属骨格(下肢):「左右寛骨~趾(寛骨は仙骨に連結。仙腸関節は仙骨⇔寛骨の腸骨部連結)」

第Ⅱ章 足の長さの診断:生理学的見解

1.      足の長さの違いは「基本的には生理的現象(動的平衡状態)」

人体は、様々な「動的平衡状態」の中にあるので『足の長さの違いも動的平衡状態』

その為『足の長さの違いは、神経系⇔皮膚骨格筋⇔骨格系という個体動的平衡状態』

個   体 :人体は、体液環境の神経系⇔末梢器官、外形は皮膚&骨格筋&骨格系

動的平衡状態:人体は、自然環境⇔生命活動⇔身体活動という変化の中で全体を維持

動的平衡状態:人体は、左右対称性+上下のバランスが大切(全機性の良好な指向性)

全 機 性 :部分は部分に作用し全体に作用する&全体は部分に作用し全体に作用する

2.      足の長さの違いは「基本的には生理的現象(神経系の動的平衡状態)」

足の長さの違いは、左右対称性である神経系⇔骨格筋⇔骨格系を基礎にした動的平衡状態

足の長さの違いは、上記理由により「揃っている事が理想(左右対称性)」

足の長さの違いは、上記理由により「左右差が現れます(動的平衡状態)」

足の長さの違いは、上記理由により「神経系バランス(人体の良好変化)」

(説明)神経系⇔骨格筋⇔骨格系の共通点は左右対称性。個体バランスの構造&機能&物質代謝

第Ⅲ章 足の長さの診断:病理学的見解

足の長さの違い:「病理的現象(形態維持⇔生理活動から生じる歪みは人体の非合理性)」

足の長さの違い:「病理的現象(歪みは生理的活動だけでは改善し続ける事は出来ない)」

足の長さの違い:「病理的現象(神経系⇔骨格筋⇔骨格系の歪みから発生する個体病理)」

足の長さの違い:「病理的現象(神経系の左右非対称性緊張は人体各部位⇔全身に影響)」

足の長さの違い:「病理的現象(健康維持は生理的現象が良好な指向性を持っている為)」

足の長さの違い:「病理的現象(健康維持は生理活動⇔生理現象の悪化防止が大切です)」

足の長さの違い:「病理的現象(健康維持はバランス改善。個体病理進行を抑制します)」

足の長さの違い:「病理的現象(それが余分な老化現象→左右対称性改善の必要性です)」

足の長さの違い:「病理的現象(骨格系)平面関節の歪みは軸骨格の歪み。軸骨格は全て平面関節の組合せ」

足の長さの違い:「病理的現象(骨格筋)骨格筋の凝りは骨格系を歪ませ神経系命令を正しく表現出来ない」

足の長さの違い:「病理的現象(神経系)神経緊張の左右非対称性は様々な刺激に対する人体の不安定状態」

足の長さの違い:「病理的現象(片足を引き上げる原因)左右非対称の神経緊張&骨格筋の凝り」

足の長さの違い:「病理的現象(片足を引き上げる部分)ふくらはぎ&腰椎骨盤部大腿部&頸椎」

足の長さの違い:「病理的現象(片足を引き上げる現象)左右片側施術&両側同時で出現もある」

足の長さの違い:「病理的現象(片足を引き上げる鑑別診断)部分的動きが硬いと出現しません」

(説明)生理現象は、動的平衡状態に左右されている状態。物質代謝&バランス維持等

(説明)生理活動は、生命維持の目的を持った機能。呼吸機能&消化機能&神経機能等

(説明)形態維持は、良好な神経⇔骨格筋⇔骨格系の連動が良好な体重支持&運動姿勢

(説明)総合的生理活動は形態維持に影響。形態維持が体内環境に影響を与えています

1.      片足を引き上げる神経系の緊張

片足を引き上げる神経系の緊張が出現する部位は「ふくらはぎ」。このタイプの診断はコツが必要。

片足を引き上げる神経系の緊張は、人体各部位の片側施術刺激で出現。診断は施術者親指牽引操作

片足を引き上げる神経系の緊張は、施術者親指牽引操作に抵抗する神経緊張という弾性力の左右差

(余談)ふくらはぎの引き上がる力は「親指操作(踵部牽引)に抵抗する下腿後側~踵部~足底のL字構造歪み」

(余談)ふくらはぎの引き上げる力は「下腿三頭筋という抗重力筋緊張の左右差(膝下L字構造&機能的問題点)」

(余談)下腿三頭筋という抗重力緊張は「人体の前傾運動機能であり&刺激に対する自律神経系の左右差反応?」

(余談)足の長さの診断は、矯正操作を強く行えば揃いますので、足の長さの診断は「施術者矯正操作の匙加減」

(余談)弾力性の違う2つのバネの差を判断する場合、「試験者の力の加減+手の感覚」で判断されると思います

(余談)しかし足の長さの診断は「足も意識する事!(患者さんの左右対称性⇔施術者の左右対称性緊張が重要)」

2.      片足を引き上げる骨格筋の凝り

片足を引き上げる骨格筋の凝りは、下記に臨床上注目している部位を記載しました。

片足を引き上げる骨格筋の凝りは「a.腰椎骨盤部~股関節~大腿部(骨盤を起始停止とした骨格筋)」

片足を引き上げる骨格筋の凝りは「b.頸椎~胸椎上部(脊柱を起始停止とした骨格筋)」

a       腰椎骨盤部~股関節~大腿部(骨盤を起始停止とした骨格筋」

このタイプは、足の長さの診断を行う為の矯正操作後も足が短くなっている状態で、誰が見ても完全に短いと判断出来ます。

骨盤を起始停止とした上半身下半身の骨格筋の凝りは、左右非対称に収縮固縮している為、関節可動域の広い股関節を歪ませ、それが左右非対称の大腿骨位置となり殆どの場合「膝が開く現象」が生じる様です。この現象は「矯正操作(後述→足の長さの診断 技術)」を行っても尚且つ大腿骨を引き上げる腰部骨盤部の凝りが存在する状態と考えられます。腰部骨盤部は、脊柱下部に位置し、その骨格筋の凝りは軸骨格を形成する脊柱の平面関節を連鎖的に歪ませ、その結果、組織循環不全→物質代謝障害(=エネルギー代謝障害)→組織変性(組織の不良な分泌作用+不要物質取り込み)、が生じ、脊柱を中心とした自律神経を含む神経伝達物質機能にも病変が生じると考えられます。

腰部骨盤部の引き上げる力は「足の長さに現れない状態もある」と考えられ「足が揃っていても片足が引き上がる力を感じる現象&踵位置が若干揃わない現象」として施術者は感じ取る事があります。上半身が縮まっている様な場合は緩んでくると伸びる現象も見てとれ、伏臥位施術では体重圧が縦軸方向から解放されている為と考えられます。

b       頸椎胸椎上部(脊柱を起始停止とした骨格筋)

伏臥位に於いて顔の向きによっても足の長さは変化します(施術原則)

施術 原則→左足短は顔右向きで足の長さが揃う&右足短は逆です

反施術原則→左足短で顔左向きで足の長さが揃う現象も出現します

施術原則は、足の長さが安定する結果から判断致しましたが「何故、足の長さの差が小さくなり揃ってくるのか?」「足が揃っている状態から更に短くなる力が何故働かないのか?」という疑問が生じます。この疑問に対しては「骨格筋の柔軟性(各椎間関節毎の緩衝作用)」が関係していると思われ、柔軟性があれば上半身上部の回旋牽引は下半身に伝わらないと考えました。

反施術原則が現れる原因としては2種類あると思います

(ア)  頸部胸椎上部の柔軟性が硬い為、左右交互の顔の向きで足の長さも左右交互引き上がり、短くなる現象が現れる

(イ)  頸椎胸椎上部の安定性が悪い為、左右交互の顔の向きで脊柱上部の左右傾斜を出現させ「足の長さを診断する為の上半身⇔下半身の中心軸組立」が変わり「踵部を置く位置が変わる」。次の2種類に分けられる様です。

「上半身上部を除外する程ではない場合」

「上半身上部を除外し、その下の椎骨から中心軸を組み立てる場合」

第Ⅳ章 足の長さの診断:診察学的見解「理論」「技術」

第Ⅳ章 足の長さの診断:診察学的見解「理論」

―目次―

足の長さの診断は「踵部視診」

足の長さの診断は「確認作業→確定診断」

足の長さの変化という現象

1.    足の長さの診断は「踵部視診」

何故?踵部診断なのか:伏臥位で行われる骨盤診断&骨盤療法から「伏臥位で足の長さの診断」が行われました

何故?踵部診断なのか:伏臥位で行われる踵部診断は「合せ易い踵部(踵部は股関節~踵が形成する三角形頂点)」

何故?踵部診断なのか:伏臥位で行われる踵部診断は「弾力性左右差(ふくらはぎ神経緊張の違いで左右差出現)」

何故?踵部診断なのか:伏臥位で行われる踵部診断は「伏臥位で踵部浮遊+矯正操作で大腿骨左右対称性を固定)」

何故?踵部診断の問題:踵部は膝下L字構造の支点。足首関節立体的左右差

何故?踵部診断の問題:上記、踵部の開き方(足底部ハの字角度)

何故?踵部診断の問題:上記、踵部の浮き方(足首関節の硬さの違いで踵が浮くor沈む)

何故?踵部診断の問題:上記、踵部の向き方(踵が内側に向く角度→内反足)

何故?踵部診断の問題:上記、足首関節圧縮(足首関節固定力低下+体重支持で潰れた状態)」

何故?踵部診断の問題:上記内容を施術者親指操作で整え、牽引による踵部引き上がり現象を診断します

足の長さの視診:「11回片側施術を行う毎に診断し左右を比較します」

足の長さの視診:「二者択一(短いor揃い)」

足の長さの視診:「二者択一(揃う側の施術継続→足が短くなる現象出現→反対側施術→変化しない事を確認)」

足の長さの視診:「二者択一(上記、左右交互に短くなる現象&短さの程度の違いがあります→左右&大小)」

足の長さの視診:「二者択一(上記、無症状部位でも足の長さは変化します。その為↓)」

足の長さの視診:「二者択一(上記、自覚症状の無い意外な施術ポイントを発見出来ます)」

足の長さの視診:「施術ポイント+施術部位変更時期+改善過程+施術効果の判断が出来ます」

足の長さの視診:人体中心軸を形成する為、脊柱を良く見ます(脊柱湾曲&骨格筋隆起等)

足の長さの視診:視診には下肢を持った時の「感覚的人体解釈」もあり「基本は感覚の具体化」です

2.    足の長さの視診は「確認作業→確定診断」

足の長さの視診という感覚の具体化は「視診&触診&意識」の総合的判断が重要と考えます

・予想(矯正操作前の視診→触診前の身体全体像視診)

・予測(矯正操作時の触診→足首を持った左右差触診)

・視診(結果に対する意識→結果を否定する問題意識)

A)     予想

予想は「矯正操作前の視診→足を持つ前の見た感じの身体全体像印象」

予想は、医学的知識&過去の診断等から短い足側を考えます(例、先天性股関節脱臼)

予想は、矯正操作前の伏臥位全体像を診て、短い足を感じる事があります

上記印象は、必ず感じる訳ではなく、正解率は「下記B予測」よりも低下します

上記印象は、足の長さの診断の感性を高める事が出来る分野かもしれません

予想は、伏臥位自然体の矯正操作着手はどちらから行った方が上手く出来る?(第一印象)

上記印象は、予想予測の一致により感覚的診断高め「何故その様に感じたのか?」自分への問い掛けになります

上記印象は、先入観の危険性もありますが「確認作業の繰返し+否定肯定の繰返し」により排除します

B)     予測

予想は「矯正操作時の触診→交互に足首を持った感覚」

予測は「矯正操作時の触診→A予想より正解率は上がります」

予測は「矯正操作前足首を持った時の判断&矯正操作中の判断」で「矯正操作抵抗感&引き上がり」を感じます

予測は「矯正操作前足首を持った時の判断+前述のA予想」により「矯正操作をどちらから開始するか?」

予測は「矯正操作をどちらから開始するか?」予想で着手、しかし予測が一致しない場合

予測は「矯正操作をどちらから開始するか?」反対側の足へ持ち変える事もあり迷う瞬間かもしれません

予測は「予想+予測により感覚的結果が視診結果と一致するか?」

予測は「予想+予測+視診が一致すれば正解率は高い」と考えられます

予測は「予想+予測+視診が異なれば何故なのか?」再確認意識が生まれ&その理由を考える事になります

余談:「足首を持った時の判断(浮腫&重量感&太さ&温度感覚&引き上がり感等があります)」

余談:「足首を持った時の判断(上記は改善してから施術前の悪い状態が分かる事もあります)」

余談:「矯正操作を行った時の判断(踵部を揃えた時の理想的感覚は2本の足が1本になり踵部もピッタリ感)」

余談:「矯正操作を行った時の判断(上記、股関節間は広く踵部は接触する下肢の構造&機能は逆三角形緊張)」

余談:「矯正操作を行った時の判断(上記、大腿四頭筋が太く発達して抵抗増となると足1本化は無くります)」

余談:「矯正操作を行った時の判断(上記、大腿四頭筋が太く発達したスポーツマンに見られます)」

C)     視診

視診:「足の長さの確定診断となる最重要判断」

視診:「確認意識は、左右対称性の障害となる問題を11つ確認&矯正操作により修正(後述;技術)」

視診:「安全管理意識は、問題解決→再確認→施術効果と施術者感覚の一致(診断即施術⇔施術即診断)

問題:「施術者の主観的要素が大きく影響」「確認作業の繰り返しは間違いの繰返しでは?」

問題:「自己診断を否定する(診断の客観性)」

問題:「本当に正しいのだろうか?自己否定を否定出来るか?」「総合判断の合致点相異点?(人体⇔施術)」

確定診断安全性は「安全管理意識の繰返し(診断否定から組立⇔診断肯定から組立)」

確定診断安全性⇔施術効果安全性は「弱刺激施術の繰返し(弱刺激左右交互の繰り返しは歪みを中和する)」

確定診断安全性⇔施術効果安全性は「弱刺激施術の繰返し(上記、施術により人体に強い歪みを加えない)」

確定診断安全性⇔施術効果安全性は「弱刺激施術は、人体に悪影響が無い耐久力範囲内(←良好な順応性)」

確定診断安全性⇔施術効果安全性は「弱刺激施術は、人体が持つ自然治癒力に支持され良好変化します」

確定診断安全性⇔施術効果安全性は「弱刺激施術は、人体が良好変化する自然治癒力を保護促進します」

確定診断安全性⇔施術効果安全性は「弱刺激施術は、故に自然治癒力支持⇔自然治癒力改善の相互作用」

確定診断安全性⇔施術効果安全性は「弱刺激施術は、人体の順応性⇔施術刺激の良好指向性が作用する」

確定診断安全性⇔施術効果安全性は「弱刺激施術は、11人異なる人体の耐久性が基準(許容範囲)」

確定診断安全性⇔施術効果安全性は「弱刺激施術は、11人異なる人体の感受性が基準(有効閾値)」

3.    足の長さの変化という現象

足の長さの変化という現象は「理想としては足の長さは現れない事」ですが「生理的現象+病理的現象」として「人体各部位の左右片側施術刺激」により「両足が交互に短くなる現象&片足が短くなる現象」が現れます。改善過程は「左右上下の施術繰り返し」により「人体の不安定⇔安定⇔向上の力関係に良好な指向性」を与え「両足が交互に短くなる現象⇔片足が大小短くなる現象⇔差が小さくなる現象という安定性」になり「バランス改善という体内環境改善により改善発達する人体の構造&機能&物質代謝」となります。

上記は「施術者側の判断⇔問診の比較が中心」となり「施術上の判断⇔問診が一致するかどうか?」を判断します。それは「総合的判断の良好変化(他覚症状改善⇔自覚症状改善の一致)」となります。他覚症状改善は「足の長さの変化という生理的不完全状態+病理的現象」も含めて判断される「良好変化(足の長さ&施術選択&人体全体像部分像等の施術者感覚)」、自覚症状改善は患者さんの気持ちも含めた御意見です。この「バランス改善効果⇔自覚症状改善が一致する事」により「施術中の人体変化で自覚症状改善がどの程度行われているか判断出来る事」となります。そして人体は施術中の症状変化もありますので「適時問診により一時的症状&基本的症状を判断し、基本的症状の段階的変化確認」を行います。

―足の長さの現象:目次―

両足が交互に短くなる現象

片足が短くなる現象

施術前&施術後の足の長さの違い

両側同時施術でも違う場合&短くなる側を施術しても揃う場合

     両足が交互に短くなる現象

両足が交互に短くなる現象は、片足だけが短くなる場合より腰椎部骨盤部固定力が弱いと考えられ、片足だけが短くなる状態を目標とします。

両足が交互に短くなる腰椎骨盤部固定力は左右片側施術刺激により出現する現象なので神経系不安定状態と考えられ、その他腰椎骨盤部を形成する組織自体の弱さも関係する為、両足交互に短くならなくても腰椎骨盤部が弱い場合もあります。

     片足が短くなる現象

片足が短くなる現象は、基本的現象です。大きな差&中等度の差&小さな差の3段階で判断されます。大きな差は、左右上下の施術繰り返しにより小さな差へ整える事を目標としますが、歪みが強いと差が小さくならずor他部位で大きな差出現等あり、整えても安定⇔不安定の繰り返しである人体は心身ストレスによる大きな差等も再度出現する為、部分的アンバランスが上半身下半身に多数入り込み&組織劣化(不要物質蓄積)される事を改善する必要があります。

     施術前&施術後の足の長さの違い

足の長さの診断は「下記4種類の比較」も大切です。

矯正  操作:足の長さを診断出来る様に伏臥位姿勢を整わせます「第Ⅳ章 足の長さの診断:臨床的見解(後述)」

施術前の違い:「矯正操作前」「矯正操作後」

施術前の違い:前者は、自然体のバラバラな伏臥位状態「個人の特徴的歪みかも?」

施術前の違い:前者は、自然体なので顔腕の位置による上半身傾き+膝の開き等があります

施術前の違い:前者は、自然体の歪みで左右対称性の骨格ではないので「診断に応用は出来ません」

施術前の違い:後者は、自然体の歪み矯正「足の長さの診断として施術に応用出来る状態です」

施術前の違い:後者は、自然体の歪み矯正「足の長さが存在する場合、矯正操作不完全or強い凝り」

施術前の違い:後者は、自然体の歪み矯正「強い凝りの場合は、誰が見ても判断出来&個人の特徴的歪み」

施術前の違い:後者は、自然体の歪み矯正「揃っている場合は、施術者親指操作で踵部左右差出現を判断」

施術後の違い:「矯正操作前」「矯正操作後」

施術後の違い:前者は「施術により動かされた自然体」

施術後の違い:後者は、2種類があります「矯正操作後でも現れている左右差」「揃っているが踵部牽引により左右差が現れる」

a       矯正操作後でも現れている左右差

2種類があります「強い腰部骨盤部凝り」「踵部の向き」

・強い腰椎骨盤部凝り→誰が見ても判断出来ます

・強い腰椎骨盤部凝り→施術を繰り返して段階的に差を小さくします

・強い腰椎骨盤部凝り→差が無くなっても出現時期を繰返しながら差が小さくなり改善となります

・踵部の向き→伏臥位に於ける内反足(片側踵部が内側に向き短く見える→診断する左右の踵面が異なっている)

・踵部の向き→伏臥位に於ける足首関節状態(踵部の高さが異なる→片側の関節が硬く浮いて片側踵が低い状態)

・踵部の向き→伏臥位に於ける足底部ハの字(股関節外旋&大腿部緊張&膝下緊張等の影響を受けて異なります)

・踵部の向き→伏臥位に於ける足首関節圧縮(足首関節の関節固定力低下+体重支持で潰れた様になっています)

b       揃っているが踵部牽引により左右差が現れる

揃っていても親指操作による踵部牽引により左右差が現れます(診断にはコツが必要)。この現象は、踵部牽引に対するふくらはぎ弾力性の違いで、神経緊張が考えられます(ふくらはぎ→下腿三頭筋→抗重力筋の刺激に対する左右差)

     両側同時施術でも違う場合&短くなる側を施術しても揃う場合

足の長さの違いは「両側同時施術でも違う場合」「短くなる側を施術しても揃う場合」があります

・前者の場合:片側に引き上げる歪みが強い&固定力が弱い状態。左右の繰返しを基本に全身的に整えます。

・前者の場合:両側同時施術効果として「左右交互施術で改善出来ない自覚症状改善」が出来る事もあります

・後者の場合:安定性があります。左右上下の施術繰り返しにより更に全身バランスとして良好状態へ

第Ⅳ章 足の長さの診断:診察学的見解「技術」

―目次―

矯正操作の説明

矯正操作の具体的方法

診断要領

診断の問題点

診断技術の確認作業

診断内容の確認作業

1.      矯正操作の説明

矯正操作は『伏臥位』で行われます

矯正操作は『骨格系の左右対称性を形成して踵部左右差を判断します』

(説明)伏臥位姿勢は様々です。特に下半身はバラバラです

(説明)上記、股関節屈曲外転外旋+両膝の開きがあり、それを整える事が操作の中心となります

(説明)上記、特に女性は強いX脚の場合があり、矯正操作で逆に外に開く事もあります

(説明)矯正操作は「両足伸展内転内旋による下半身中心軸形成⇔上半身中心軸形成」

(説明)上記は「伏臥位により大腿骨+両膝関節を床面で固定された安定状態の形成」

(説明)中心軸形成目線は「脊柱⇔踵部」

(説明)中心軸形成目線は、様々に歪んでいる脊柱の左右対称性軸(中心軸延線)に踵部を置く(上→下)

(説明)中心軸形成目線は、踵部位置が最重要部なので下半身中心軸延線上に脊柱中心軸を置く(下→上)

(説明)上記、下半身中心軸は脊柱下部から合わせる事になります(尾骨→仙骨→腰椎→胸椎→頸椎頭部)

(説明)上記、下半身中心軸延線上に沿わない脊柱中心軸は除外する事になります(椎骨一つ一つを観察)

(説明)上記、除外境界は「椎骨」必ず除外される部位は上半身上部。尾骨は必ず合わせる事になります

2.      矯正操作の具体的方法

足の長さの診断:上からの組み立て→上半身中心軸延線上に下半身中心軸を合せる事

足の長さの診断:下からの組み立て→下半身中心線沿線上に上半身中心軸を合せる事

足の長さの診断:下からの組み立て→踵部を尾骨↦仙骨↣腰椎↣胸椎↣頸椎と合わせます

足の長さの診断:脊柱視診+下肢を持った触診という「感覚的人体解釈」もあります

足の長さの診断:「感覚的人体解釈」を基礎に「上半身下半身中心軸」を形成します

足の長さの診断:下半身中心軸を基準として合わせる事が出来ない部位は除きます

足の長さの診断:除外部分は大きな立体的湾曲(肩部の捩じれ+背中のうねり凹凸)

足の長さの診断:具体的には椎骨何番目、尾骨先端から上部を除いた事もあります

―足の長さの診断を行う為には「①全体的矯正操作」「②部分的矯正操作」が必要になります―

     全体的矯正操作

全体的矯正操作:全体的に整っている場合は「膝&踵だけ操作」の場合もあります

全体的矯正操作:「上半身矯正操作」「下半身矯正操作」に分けられます

全体的矯正操作:上半身矯正操作(上半身を整えて脊柱中心軸を作る方法)

全体的矯正操作:下半身矯正操作(下半身を整えて下肢中心軸を作る方法)

全体的矯正操作:下半身矯正操作(下半身上部&下半身下部に分かれます)

全体的矯正操作:下半身矯正操作(下半身上部は大腿部&膝/下半身下部は踵部)

全体的矯正操作:中心軸を乱す部位は、上記三カ所に分けられます

全体的矯正操作:a.上半身上部(頭部頸椎胸椎上部による歪み、肩両腕位置による歪み)

全体的矯正操作:b.上半身下部(腹部脂肪で骨盤浮上傾斜&腰部凝りによる骨盤部歪み)

全体的矯正操作:c.下半身上部(股関節屈曲外転外旋→大腿骨非対称で膝位置バラバラ)

全体的矯正操作:上記、三カ所の矯正操作

全体的矯正操作:a.上半身上部矯正操作→指示&施術者の手で直接背中を平らにします

全体的矯正操作:b.上半身下部矯正操作→骨盤を両手で持ち上げる&左右に揺すります

全体的矯正操作:c.下半身上部矯正操作→両足の内旋内転牽引操作(大人は左右交互&幼児は両側同時)

全体的矯正操作:c.下半身上部矯正操作→操作法

施術者は伏臥位被験者足先位置に立つ

施術者は被験者に対し左右対称性姿勢

例、右足には右手を膝外側に当て&右足首内側を左手で持ちます

例、右膝内旋と同時に内転&牽引(内旋主動で足を引き下げる)

例、(牽引主動では膝が伸びるだけでしっかり内旋出来ない)

例、左足にも行い、左右対称性に整えます

例、上記は「腰部骨盤部股関節引き上がり矯正」

例、上記は「膝関節の外開き矯正(股関節屈曲外転外旋の矯正)」

例、上記は「膝関節の外開き矯正(踵部がハの字に開く)」

上記操作により整った大腿部膝部は床面に固定されます

全体的矯正操作:d.下半身下部矯正操作→部分的矯正操作(後述②)

(回転)下半身上部矯正操作は、左右交互牽引により上半身上部の角度に従い身体が回転する事があります

(回転)上記、その回転の中心点は、肩甲骨部脊柱となり、上半身上部傾斜に従い、身体が回転する様です

(回転)上記、その為、被験者身体全体が回転し、踵が布団からはみ出る事があります

(回転)上記、この様な場合は、頭部頸椎~両背中の歪みが強く、施術ポイントと考えられます

(回転)伏臥位は胸郭部&骨盤部により固定されていますが、矯正操作で腰椎骨盤部は動きます

(回転)上記、胸郭部は、肩幅が広く両腕があり、胸骨肋骨面で固定され、矯正操作で動き難い

(回転)上記、肩甲骨部は「頸椎7番(両肩線上)~胸椎7番(肩甲骨下端)=椎骨数8個」

(回転)上記、中心は「胸椎45番」これが下半身牽引で引っ張られ中心点が上へ移動

(回転)上記、中心は「胸椎23番」と思います

     部分的矯正操作

部分的矯正操作:踵部の操作。視診の為にあります

部分的矯正操作:施術者は足首を持ち踵部に親指を添えます

部分的矯正操作:踵部牽引は下記現象を親指で牽引し11つ確認して整えます

部分的矯正操作:踵部が内側に向いている(内反足)

部分的矯正操作:踵部位置が上下に不揃い(足首関節が硬い為、浮いているor沈み込んでいる)

部分的矯正操作:踵部位置が左右に不揃い(足首の開き方が左右異なる→ハの字形にならない)

部分的矯正操作:足首圧縮で左右が不揃い(足首関節が圧縮されている→体重負荷の為)

部分的矯正操作:上記、11つ確認しながら整え&左右の伸び方の違いを診断します

部分的矯正操作:上記、診断は微妙で、施術者の意思&先入観が反映されてしまいます

部分的矯正操作:上記、左足を短くしたいと思えば短く出来てしまいます

部分的矯正操作:上記、確認作業が必要です

部分的矯正操作:上記「揃っている。しかしどちらかが短いのでは?」

部分的矯正操作:上記「左足が短い。揃っている?反対が短いかな?」

部分的矯正操作:上記「もう一度矯正操作を行い再度確認してみよう」

(余談)片側施術11回足首を持ち動かす為、

(余談)11人の下肢抵抗&膝下形状の違い&施術中の変化を判断出来ます

(余談)内旋内転牽引時の大腿部抵抗消失&膝下浮腫の段階的改善(細くなる)&足底部発達、等

3.      診断要領

足の長さの診断:「踵部を正対して正面で診る(左右対称性の患者伏臥位⇔左右対称性の施術者姿勢)」

足の長さの診断:「膝下L字構造の短軸方向目線(施術者両足位置は患者さん足底部&頭を下げます)」

足の長さの診断:「膝下L字構造の短軸方向目線(上記目線は踵~足指方向となり分り易くなります)」

足の長さの診断:「膝下L字構造の短軸方向目線(施術者位置が後ろ過ぎると目線が足底正面となる)」

足の長さの診断:「膝下L字構造の短軸方向目線(膝下L字構造の長軸方向では診断困難となります)」

踵部の診断:下記2種類があります

踵部の診断:①「踵を合わせて行く過程~静止位置で診断する。両踵間1~3cmが重要」

踵部の診断:①「上記、ピッタリと合わせると両踵が固定され親指操作が出来ない」

踵部の診断:①「上記、ピッタリと合わせると無意識に力が入る現象もある様です」

踵部の診断:②「踵を開いて行く過程~静止位置で診断する」

踵部の診断:②「上記、①で揃っていても足の長さが出現する事もあります」

踵部の診断:②「上記、踵部に力が入っている場合は、力が抜け効果的です」

踵部の診断:「足の長さの診断は、惑わす条件を1つ1つ考えます」

踵部の診断:「上記、惑わす条件を親指操作で踵を動かし1つ1つ紐解きます」

踵部の診断:「片側の足だけしか短くならないor足の長さが出現しない(←ゴースト現象に注意!)」

踵部の診断:「現実的条件から生じる先入観+ゴースト現象」を「矯正操作」で解明「視診を確定診断へ」4.      診断の問題点

     伏臥位

伏臥位の問題点は「疼痛等の為に伏臥位が出来ない」

伏臥位の問題点対処法「伏臥位以外の体位で足の長さの診断を行わない施術を行う事」

伏臥位の問題点対処法「施術は足の長さが変化している事を意識して行う左右上下の繰返し」となります

中川整体では「第一選択を楽な体位」としています。そして辛い伏臥位が出来る様になる事は施術効果と判断出来ます。一番楽な施術体位選択は、現在最も効果のある施術選択となります。施術者が考える効果的施術が辛い体位持続では疼痛悪化となる可能性が高い様です。また腹部に毛布等を畳んで置くと腰部骨盤部が持ち上がり楽に伏臥位が出来る様ですが、やはり辛い伏臥位である事&時間経過と共に首等も辛くなる事もあるので注意が必要です。

     中心軸形成が出来ない場合「a.上半身中心軸形成が出来ない場合」「b.下半身中心軸形成が出来ない場合」

a       肩が回旋して上半身中心軸が下半身中心軸に合わない場合は「上半身上部を除外して上半身下部~下半身を合せる」

上半身全体の捩じれが強い場合は、最下部は尾骨先端だけに合せ下半身中心軸を形成します。

b       疼痛等の為、下半身を動かせない場合は「①準ずる」足の長さを診断しないで左右上下の繰返し施術となります

     矯正操作が出来ない場合「a.伏臥位は出来るが、膝関節疼痛等で矯正操作を行えない」「b.意識的に足の長さの診断を拒む」

a       「①準ずる」

b       「④参考」

     中心軸形成+矯正操作+視診が出来ない

中心軸形成+矯正操作+視診が出来ない場合は「患者さんが無意識に身体を動かしている」「患者さんが意識して身体を動かしている」があります。前者は、身体が自然に動いてしまう不随意運動と考えられ、施術は行わない方が安全なのか?無理の無い耐久力範囲内で施術を行うのか?を判断する必要があると思います。

ここでは後者について述べたいと思います。

意識的に足の長さの診断を拒む場合は「大人&子供」」で異なります。

大人の場合は、診断&施術の同意を得て行う事になりますが、拒否されると体力があり足の長さの診断による施術が無理となります。

子供の場合は、診断&施術の同意を得られない事が問題となり「何とか施術出来る場合」を加えて3つに分けてみました

a       施術者を第一印象で受け入れられない。特に乳幼児にみられます

目を合わせる事&握手する事も出来ません。少し成長すると受け入れてくれる様になり半年~1年程待つ事になります

b       絶対にする拒否する意志があり施術を行えない

c        我慢し様と思えば我慢出来る状態

・保護者と一緒に我慢している(逃げたくて保護者に救いを求めているが保護者に我慢しようねと促されている状態)

・保護者がいなくても「幼児施術体位(後述)」を受け入れる場合

そこの見極めが重要です

押さえ付ける事無く施術圧力を柔軟に行う事により「患者さんは身体を自由に動かせる施術=患者さんの意志に基づく施術(我慢出来る範囲の判断)」となり、多動等を持ったお子さんの施術も可能となります

―幼児施術体位&足の長さの診断―

幼児施術の特徴は「大人と違い身体が小さい」「じっとしていない」が挙げられます

幼児施術体位:「抑制出来る余分な動きを制限する施術体位」となります

幼児施術体位:「幼 児は、両足を開いた伏臥位」

幼児施術体位:「施術者は、両足間に両足先を置き両膝を外側に出します」

幼児施術体位:「施術者は、踵を上げ両足に空間を作り、押さえ付けずに両足の動きを制限し施術を行います」

幼児施術体位:「上記姿勢で行える施術に限られ、動かなければ、この体位を行う必要も無くなります」

幼児施術体位:「この体位の問題点は、足を足で押さえている為に上半身だけの施術となります」

幼児の足の長さの診断は、動かない場合は普通に行えばよいのですが、動く場合は「診断準備体制(後述)→矯正操作→視診」という経過を辿り、この「全体的流れは0.5秒(1秒掛かっては無理)」で行います。何故、0.5秒で行えるか?というと幼児は身体が小さいので「骨盤部→足先の距離が少ない為、移動が大人より速く出来る」為です

診断準備体制:幼児施術体位の施術後、幼児の腰に片手を横に置き上半身を斜に構え、動きを落ち着かせます

診断準備体制:上記例、右手を腰に置いた場合は、指先は左側を向き&上半身を左側に開きます

診断準備体制:そして一気に足先迄移動。移動中に両手で両膝を挟み揃わせ、足首を持ち視診します

診断準備体制:問題点は「腰に手を置いても動きが止まらない&視診の瞬間どうしても動いて診断が出来ない」

診断準備体性:対処法→足の長さの診断を行わず施術を行えばよいのですが、診断したい場合があります

診断準備体位:対処法→視診が無理でも「施術→施術準備体制→矯正操作→視診(0.5秒)」を繰返します

診断準備体位:対処法→慣れてくるのか?反応が鈍くなるのか?身体の動きが一瞬遅くなってきます

診断準備体位:対処法→その一瞬に移動&診断します(臨床例は少ないですが診断出来ない事もありました)

ハイハイが出来る程度の乳幼児の場合は、身体がとても小さい為、施術者は足先位置で診断&施術全て行う事が出来るので移動は無くなります。その為「施術→両膝を合わせ→視診は手裁きだけ」となり幼児よりもっと素早く行えます。また伏臥位でハイハイ動作が止まらない場合は、施術者が膝下を持ちハイハイ動作3回~4回繰返してから片側施術1回行い両足を伸ばすと診断出来ます

5.      診断技術の確認作業

     伏臥位患者さんの顔の向きの変化で、足の長さの変化が判断出来る事

・患者さんの顔の左右移動時に足の長さが徐々に変化する過程を確認出来るか?

・上記は、親指で踵を左右対称性に維持する事で判断出来ます

・しかし、判断出来ない場合は膝下矯正操作再確認or踵部を左右に動かします

     毛糸の分厚い靴下をはいた状態でも診断が楽に出来る事

毛糸の分厚い靴下の左右厚みは同じです「正確な目線方向+踵位置の違い」を現わしていれば問題はありません

・上記が出来れば、①+②で行ってみます

6.      診断内容の確認作業

診断内容の確認作業は、結果に対する確認だけではありません

前述の「予想+予測+視診=3者は一致する?(施術者感覚)」に加え「しかし本当に正しいのか?という疑問」を持って「技術的4つの確認作業」を行う必要があり、診断が難しい場合に応用出来ます。

     施術的確認

施術的確認は「片側施術毎に足の長さを確認し続ける事(足の長さの診断による施術の特徴)」です

その為、一定の施術時間内に数十回確認を繰返す事になり「変化⇔同一結果の継続的確認」を繰返す事になります。特に片側の足が短くなる現象では「間違った結果を確認し続ける事に繋がる可能性」もあり、その確認が「大きな差⇔中等度の差⇔小さな差という現象を把握出来ているか?」「その他の人体変化(視診&触診&問診等(下記参照)」の総合的判断となります。

・左右上下の施術は「必ず足の長さの大小の違いが出現(施術同一部位⇔異なる部位の違い)」

・施術中の人体変化「視診=伏臥位全体像、触診=施術時&矯正操作時、問診=自覚症状」

・上記は、施術開始時→施術中→施術終了時点の比較があります

     矯正操作確認

矯正操作確認は、施術により人体が緩み歪んでくる伏臥位姿勢を診断の度に正確に整わせ確認します

それは、伏臥位姿勢は施術により動き歪む可能性が高く「常に歪んでいるかも?」という疑問を診断の度に持ちます。再確認として「膝関節の開き状態を確認」し全体的問題個所を整わせます。この毎回の下半身矯正操作が「施術経過に現れる矯正操作時の下肢抵抗消失確認」となります

     思考的確認

思考的確認は、自分の診断を実行し「その影響がどの様に現れるか?」確認します

a       仮定を持って判断してみる

例えば、右足が短いと仮定し、診断時の手の動きを僅かに右足が短い様に操作すると「右足が短ければ大きく&右足が短くなければ揃っているor小さい差」となりますので、今度は左足が短いと仮定実行し比較してみます。「理屈道理、現実として現れるかどうか?」です

b       矯正操作特性を考えてみる

「下半身矯正操作は、左右交互に行う特性」があります(大人の場合です。乳幼児は左右同時)

「左足矯正操作(左足牽引)」を行うと「右足は引き上がる事」になります。この前提を基礎に

「左足矯正操作(左足牽引)」を行うと「右足短の場合、更に強く右足を引き上げ&足が揃わず」

「中心軸が崩れると思います」

「実際は右足短と感じた場合は右足を引き下げる矯正操作から始めます(中心軸形成)」

「もし右足短であれば?もし左足短であればどうなる?という現象」を考えながら

「理屈道理、足の長さの変化が現れるかどうか?中心軸が形成されているかどうか?」です

     動的確認

顔の向きの施術原則(後述)→右足短は顔左向きで足の長さが揃う&左足短は顔右向きで足の長さが揃う

上記、踵部診断中に顔の向きを変えて頂き「理屈道理、足の長さの変化が現れるか?」確認します

―まとめ:足の長さの確認作業―

診断技術の 確認作業:分厚い毛糸の靴下&顔の向きを変える

感覚的意識的確認作業:否定⇔肯定の繰返し。予想+予測+視診→確認作業→確定診断

技術的   確認作業:理屈道理の変化確認(施術的&矯正操作的&思考的&動的)

第Ⅴ章 足の長さの診断:臨床学的見解「理論」「技術」

第Ⅴ章 足の長さの診断:臨床学的見解「理論」

―目次―

施術原則

施術効果&姿勢反射 

1.      施術原則

施術原則 :足の長さの診断による臨床結果から判断しました

施術原則 :足の長さが揃う様に施術します→「足の長さの出現」を繰返します。

施術原則 :足の長さが揃う様に施術します→「バランスを整わせる規則性」がある様です

施術原則 :施術原則⇔反施術原則の繰返し→「施術原則に安定」します

施術原則 :『左足短は左半身施術で揃う/右足短は右半身施術で揃う』 

反施術原則:『左足短が右半身施術で揃う/右足短が左半身施術で揃う』

施術原則 :施術原則⇔反施術原則の繰返し→「片足短の場合は施術側が左右移動」します

施術原則 :施術原則⇔反施術原則の繰返し→「左足短⇔右足短を繰返す」場合もあります

施術原則 :運動療法(下記は脱力状態での伸展です)

施術原則①:「前後の股割り(左足短は左足前右足後&右足短は右足前左足後)」

施術原則①:「前後の股割り(屈曲筋伸展刺激が優先されているのでしょうか?)」

施術原則①:「前後の股割り(ハムストリングス伸展刺激優先?人体反弓優先?)」

施術原則②:「身体の横捩り(側臥位横捩り→左足短は右下側臥位横捩りで揃う)」

施術原則②:「身体の横捩り(側臥位横捩り→施術者は2カ所を手で支持します)」

施術原則②:「身体の横捩り(側臥位横捩り→それは右腕肩部支持&左殿部支持の圧力刺激)」

施術原則②:「身体の横捩り(側臥位横捩り→優先刺激は左臀筋圧?左足短は左半身刺激の原則?)」

施術原則②:「身体の横捩り(側臥位横捩り→優先刺激は下半身圧?足の長さの違いは下半身作用)」

施術原則②:「身体の横捩り(起立位横捩り→左足短は左足振上げ?左足短は左半身刺激の原則?」

施術原則③:「伏臥位顔方向(左足短は顔右向きで揃う/右足短は顔左向きで揃う)」

(余談)運動療法も「左右交互の繰返し⇔上下の繰り返しでバランス改善促進」

(余談)運動療法も強弱組合せ「ハードトレーニング」「サーキットトレーニング」「インターバルトレーニング」

(余談)運動療法の健康改善は「身体が柔らかくなる様に」「運動後、心身が軽くなり次何か行いたくなる感覚」

(余談)競技スポーツも「施術⇔運動療法⇔強化運動⇔競技スポーツの繰返し」

―施術原則の説明―

a       人体は「バランス変化⇔生理活動」の関係がある様です

人体は、理想的状態を継続する事は難しく、無理して適応している状態等も含め、その障害により「アンバランス⇔不完全な生理機能」となり「体調不良⇔辛い生活活動」が「アンバランス全身的悪化⇔組織劣化蓄積」となる様です。

b       施術原則は「バランス改善の規則性」と考えられます。

施術原則は「施術改善過程の規則性」と考えられます。

通常は左右を良く施術する事でバランス改善されますが、硬くて動かない場合も生じ、それが生理的活動だけでは改善し続ける事が出来ない部分であり、バランス変化に良好な指向性を持たせる必要性と考えられます(施術原則の必要性→足の長さを診る事により様々な矛盾が生じ、人体解釈⇔施術解釈という改善する為の思考が生まれます)。

人体全体像である「個体バランス改善」は、その中心を成す「神経系⇔骨格系/神経系⇔皮膚骨格筋」を改善する事により「内骨格の構造&機能&物質代謝の改善(人体外側に軟組織がある為施術が可能という合理性&必然性)」となり「内部環境改善(血管内⇔血管外の体液環境)による生物環境改善(個体改善が及ぼす各系統器官組織細胞への良好な影響)」を促します。辛い症状を改善し日常生活を楽に過ごせる事は、様々な行動範囲拡大が円滑に行われ、自然治癒力向上&体力向上となる「機能的改善」に繋がります。

2.      施術効果&姿勢反射

施術効果は「全体像改善(内骨格バランスから改善する個体恒常性→骨格系+皮膚骨格筋+神経系の改善)」

施術効果は「個体の改善(内骨格バランスから改善する各種構成段階別の構造&機能&物質代謝の統一性)」

施術効果は「個体の改善(内骨格バランスから改善する細胞&組織&器官&系統のホメオスターシス改善)」

施術効果は「生体恒常性(内骨格バランスから改善するホメオスターシス→良好な生理的活動は健康向上)」

施術効果は「全機性応用(内骨格バランスから改善する良好な生理的活動は部分⇔全体の良好な指向性!)」

姿勢反射は「全機性応用(神経系バランス⇔骨格筋バランスの調和により部分⇔全体のバランスが変化!)」

@全機性→部分は部分に作用し全体に作用する&全体は部分に作用し全体に作用する。

姿勢反射を応用した施術は「人体全体同時刺激(左右対称性改善により人体は良好な指向性を持った全機性状態→起立)」

姿勢反射を応用した施術は「歪みの調和で起立している人体バランス」を「重力方向変化で積極改善する施術法」です

     「脱力臥位の施術で行われる抗重力筋改善」(一過性歪み改善→新しいバランス調和出現)」

     「脊柱起立で生じる神経系⇔末梢器官の抗重力筋緊張」(新しいバランス緊張→新しいバランス出現)

     「上記繰り返し(潜在的アンバランス積極改善→良好な指向性を持った抗重力バランス変化→生理的改善状態)」

     「その為、施術は人体背面が中心となります(膝下L字構造+下半身L字構造+人体L字構造)」

     「上記、生理的改善状態にある人体は、無理のない日常生活活動が健康向上となります」

     「上記、その変化を止めない事(動的平衡状態の良好変化維持→施術の継続意義)」

姿勢反射を応用した施術効果は「施術後1回起立の度に内骨格バランス改善」

姿勢反射を応用した施術効果は「起立平均3回目でスッキリ感が出現する神経系⇔循環器系の改善」

姿勢反射を応用した施術注意点「足腰の弱い方の転倒。起立性貧血。稀に頭痛悪化」

姿勢反射を応用した施術注意点対処法「ゆっくり注意しながら行う/座位or起立の使い分け/行わない」

―姿勢反射&動的診断―

(動的診断)臥位施術⇔姿勢反射を繰返す過程で、身体の使い方&背中の筋肉の動きが変化します

(動的診断)上記、歩行を加えれば「臥位⇔起立⇔歩行の段階的動的姿勢変化」の診断となります

(動的診断)上記、特に背後から観察すると背筋の動きが分かります

(動的診断)上記、部分的全体的動的姿勢変化により「施術ポイント&施術効果」を判断出来ます

第Ⅴ章 足の長さの診断:臨床学的見解「技術」

足の長さの診断技術は、施術者感覚が重要となります。私の場合、足の長さの診断は「その現象確認」から始まり、人体解釈&施術解釈を進めて来ましたので「何故?私は技術を先行させていったのか?」という事から当時を思い出し簡単ですが記載してみました。元々伏臥位の骨盤背面診断+伏臥位施術から始まった為、自分を判断する時も骨盤背面が中心となったと思われます。手作業による骨盤背面自己診断は、腕を動かし身体に力が入る事もあり判断出来ませんでしたが、踵部判断の方が身体脱力状態なので踵部位置の特定&変化過程の判断良否を繰返す事となり、その結果、自分の踵部位置を感覚的に判断する練習を繰返す事になりました。その方法は「伏臥位顔の向きor身体横捩りor前後の股割or目に懐中電灯の光を当てる(目を痛めない様に布等で被う事が良いと思いますが肩が凝るかもしれません)」等から「足の長さの変化は存在する」と判断し現在に至りました。