Astronomie Magazine 2000年11月号 に載りました。



9月のある日、フランスの月刊天文雑誌 Astronomie Magazine からE-MAILが届きました。

「 NGC 457, 654, 659, 663 の写真を捜していたところ、貴方のHPに載っていたので、使用の承諾をいただけるのであれば、300 dpiの高画質ファイルを送っていただけませんか。また、住所を教えていただければ、掲載した雑誌をお送りします。」

という内容のメールでした。早速、フィルムスキャナで取り込んだオリジナルの画像をCD-Rから引っぱり出しました。35mmフィルムをトリミングしてスキャナで取り込んだのですが、画像の大きさは、1枚が2000×1500画素程度あります。TIFFファイルにしていましたが、JPEGで高圧縮をかけて、1ファイルを500kバイト程度にして、E-MAILの添付ファイルで送りました。

10月末日、外国郵便が届きました。フランスからの物で、大きな封筒には雑誌のような物が入っているようです。早速、封を開けてみると、Astronomie Magazine の2000年11月号でした(右図が、その表紙)。そういえば、1ヶ月前に写真を送ったことを思い出し、どこに掲載されているのだろうかと、ペラペラとめくっていきました。フランスの雑誌なので、中身は全部フランス語で全然読めません。でも、星座名や天文関係の単語は、何となく雰囲気で解ります。雑誌の後ろの方に、星座特集のページがありました。毎月連載されているようで、この号は、カシオペア座の第2回でした(左図が、その最初のページ)。カシオペア座のWの左側半分近辺の狭い領域にある、重星や星雲星団が、全部で5ページに渡って書かれています。そして、2ページ目と3ページ目に、私の写真が載せられていました。

このページに掲載された写真は、
私の撮影した NGC457。
こちらのページに掲載された写真は、
私の撮影した NGC654, 659, 663。

2ページ目(上図の左側のもの)に掲載された写真は、私の撮影した NGC457で、3ページ目(上図の右側のもの)は、NGC654, NGC659, NGC663の写真です。共に、ページの1/3以上を私の写真が占めており、詳しい説明も書かれているようですが、フランス語なのでまったく読めませんでした。ただ、あまりメジャーではない星団に、長々と説明を付けているところは、素晴らしいと思いました。

最後に、送られてきた封筒も載せておきます(右図)
私の宛名の国名が、Japanと知らせたのにも関わらず、フランス語のJaponになっているところが、フランスから来たんだと、思わせる部分でした。


2000/11/18

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