2001年しし座流星群 (2001年11月18日)


今回のしし座流星群は、「日本で流星雨が見られるのでは?」という予報が出され、その予報通りに大出現となりました。かつて、しし座流星群の母彗星であるテンベル・タットル彗星は33年周期で、1998年に回帰したので、1998年や1999年に流星の大出現があるのではと予想されました。しかし、彗星がばらまく流星のもとは、彗星の軌道と微妙に異なり、今年も大出現が起こると、アッシャやマックノート、ライチネンといった天文学者が理論的に予想しました。マックノート・アッシャー理論では、日本時間の19日2時31分と3時19分に大出現が、ライチネンは2時42分と3時22分に大出現が日本で見られると予報をたてました。そして、その予報はみごとに当たり、流星雨として見ることができました。

私は栃木県粟野町の粕尾峠で、埼玉県庁天文同好会の仲間たちと観望しました。カメラ4台を使い、フィルム4本、計99コマ撮影したうち、382個もの流星を撮影することができました。その中から、いくつかの写真をアップすることにします。


撮影方向 ふたご座
27時20分撮影 (9分30秒露出)


撮影方向 しし座
26時11分30秒撮影 (8分露出)


撮影方向
おおぐま座

27時00分撮影
(9分30秒露出)


撮影方向 ふたご座
28時50分撮影 (9分30秒露出)

以下に、2つの流星をそれぞれ拡大してみました。
左は、先端で増光しています。 右は、流星痕をともなっています。


共通データ: 50mm F1.4レンズ絞りF2.8, NJPによる自動ガイド, フジフィルムSGA800



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